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三角屋根(切妻屋根)の優秀すぎる特徴とメンテナンスで注意したい2つのポイントをご紹介
【シンプルな家】としてまず頭に浮かぶのは皆さん三角屋根のお住まいではないでしょうか?昔から非常に多く建っており、今でこそ洋風な住宅も多いですが新たに建築されている住宅でも三角屋根が多い印象を持ちます。非常にシンプルな形状ですので、「コスト削減か」といった裏をかくような心理も働くと思いますが、お住まいを守る屋根として非常に優秀だからこそ、ハウスメーカーや工務店もオススメしているのです。
そこで今回は三角屋根の特徴やメリット、メンテナンス方法についてご紹介できればと思います。
三角屋根の特徴
新築でも4割を占めるというシンプルな三角屋根。これは建築用語では「切妻屋根」と呼ばれています。通常は中心に1本の棟があり、両端に屋根面が延びていく形状で、本を真ん中で広げ被せたような形状になっています。住宅の形状、隅棟の設置次第で屋根は何分割にもできますが、2面の切妻屋根は1面の方流れ屋根に次いで非常にシンプル且つオーソドックスな形状になっています。片流れは片面の外壁を高く施工しなくてはならないため、低く安定した住宅を建てる際には三角屋根の方がよかったのでしょう。
ちなみになぜ三角屋根が切妻と呼ばれるかというと、軒と平行にある面を「平(ひら)」と呼ぶのに対し、直角方向にある面を「妻(つま)」と呼ばれます。その妻と呼ばれる外壁上部の両端を切るように屋根を乗せることから【切妻】と呼ばれるようになったようです。建築用語は見た目があるものに似ていることからその名で呼ばれることもあり、意味が分かれば成程!と感じるものも非常に多いのが特徴です。
シンプルだからこそ優秀な三角屋根の魅力
屋根と言ったら三角でしょう!というように特に気にされていない方も少なくないかと思いますが、三角屋根には魅力がいっぱいです。
まず先ほどご紹介した通り、三角屋根を作るには棟1本と屋根2面ですので細かな施工を繰り返しながら作っていくわけでもありません。そのため部材も手間も少なく、屋根形状の中でも比較的ローコストでの施工が可能です。ですがそのためだけの為にハウスメーカー等がオススメしているわけではありません。
三角屋根はシンプルだからこそ納まりも非常によく、雨漏りリスクが低くなります。これは複雑な屋根形状のお住まいよりも遥かに良いメリットです。また片流れとは違い雪が降った時も2面に分散されます。ある程度まで積もれば勝手に落ちるため、負荷のバランスが良いのです。世界遺産にも認定されている白川郷の合掌造りも綺麗な三角屋根ですよね?雪の重みで潰れてしまうこともなく、一定の積雪量で両側に落雪するために危険回避にもつながるため、非常に理にかなった屋根形状なのです。
三角屋根のメンテナンス方法
何度も申し上げている通り、三角屋根はシンプルな形状ですので施工自体も難しくありません。また昔は8割程度のお住まいが三角屋根だったことから、切妻屋根の施工方法を知らないという職人・工務店はまずいません。ほかの屋根と較べると比較的施工会社も探しやすく、安価に補修・メンテナンスを行うことができるでしょう。
メンテナンス部位は主に2点、棟と2面にある屋根面です。棟は大棟と呼ばれる1本のみですので、化粧スレート・金属屋根であれば棟板金が飛散しないよう釘浮きや貫板の腐食を確認し適宜補修・交換を行います。瓦であれば数段積まれている大棟の漆喰が剥がれていないか、棟が歪んでいないか・ずれていないかの確認が必要となります。
屋根面は塗装やずれ補修が必要ですが、多くのお住まいが南面と北面に屋根が向いているケースがあります。これは軒の活用にも関係していますが、現状もしくは将来的にでも太陽光(ソーラー)パネルを設置することが予想されるからです。すると2面である三角屋根は顕著に見られますが、2面の劣化症状はまるで違います。
例えば南面であれば日当たりが非常に良い分、塗膜が劣化し色褪せや褪色が早い傾向にあります。北面は日当たりが悪い傾向にあり、屋根材が吸水しコケや藻が付着している傾向にあります。どちらの劣化を目安にメンテナンスを行うべきかで悩まれる方も多いのですが、極論は劣化が著しい面になります。劣化が見られる限りは全面補修が望ましいですが、棟で区切り片面ずつでも補修・メンテナンスを行えるのが三角屋根のメリットでもあります。雨漏り等で室内にまで悪影響を及ぼさないよう適切なメンテナンスを心がけていきましょう。
まとめ
現在の新築物件の中でも多く採用されている三角屋根。これはコストパフォーマンスに優れているという理由だけではなく、シンプルな形状だからこそ雨漏りリスクも低く積雪に対しても強くバランスが良い屋根形状だからです。
メンテナンスの際に注視すべきは大棟と屋根面のみです。屋根面は面によって劣化症状も異なりますが、劣化が著しい面を参考にメンテナンスを検討しましょう。
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