瓦からガルバリウムの屋根材への変更する時の4つのポイント

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瓦からガルバリウムの屋根材への変更する時の4つのポイント

更新日:2021年12月12日

 瓦からガルバリウム鋼板への屋根材の変更を検討する上で、多くの方が心配されるのは施工自体が可能であるかということです。特に瓦は他の屋根材よりも重量があることから、建物の耐久性はスレートや金属屋根材などよりも荷重に耐えられるように高く設計されています。そもそも屋根の構造自体の問題で設置が難しい、費用も高くなるなど様々な疑問があると思います。このページでは瓦からガルバリウム鋼鈑への屋根葺き替えに関する疑問や施工方法などについてご紹介いたします。

ガルバリウム鋼鈑への屋根葺き替え工事

 

瓦からガルバリウム鋼鈑の屋根材への変更は可能か

 まず実際に施工を行うことが可能かどうかということですが、問題なく設置することができます。瓦屋根は重い瓦に耐えるように屋根に使われる部材は、スレートや金属屋根材といった瓦よりも軽量な屋根よりも太くて強固な材を使用しています。そのため瓦よりも軽量な屋根材への葺き替え工事であれば問題なく設置ができます。
 しかし、その逆の軽量な屋根材から瓦などの重量が大きい屋根材への変更は、場合によっては設置が厳しい場合もあるため、事前に調査を行い施工の可否を判断する必要があります。

屋根葺き替えの様子 金属屋根材への葺き替え

ガルバリウム鋼鈑の屋根材へ変更するメリットとは

 そもそも屋根材を交換する上で、今の屋根材への不満があることが一つの理由だと思います。特に瓦屋根の場合は重さがあることから、地震に弱いと言われていますので、近年においては「南海トラフ地震」や「首都直下型地震」についての予想をメディアでも目にする機会が多いことで不安を感じている方も多いのではないでしょうか?それではガルバリウム鋼板への変更のメリットは軽量なだけかというと他にもメリットはありますので、ここでご紹介いたします。

・軽量であること
 ガルバリウム鋼板は軽量で、瓦との比較すると8倍以上の差があります。屋根材が軽量になると、その重さを支える躯体への負荷が軽減するので、住宅が長持ちするといったメリットがあります。また、冒頭分でもお話下と通り地震の揺れは屋根の重さが増すほど、揺れ幅は大きくなり建物へのダメージもそれだけ酷くなります。逆に軽量な屋根は地震でも被害を受けにくいため、地震対策に軽量なガルバリウム鋼鈑の屋根が選ばれています。

・耐久性が高い
 ガルバリウム鋼鈑は金属ですが、一昔まえの金属屋根材はトタンが主流でサビに弱く長持ちしないといったネガティブなイメージを持っている方も多いです。しかし、ガルバリウム鋼鈑はとても長持ちで30年以上の耐用年数がありますので安心です。また、金属屋根材ののっぺりとした仕上がりが好みでない方もおりますが、最近では表面に天然石を施し、重厚感をもった趣に仕上げることができます。

・いざというときの補修がしやすい

 瓦は長持ちするという反面、使用されている瓦が古くなると生産自体が終了となってしまい、その場合は安易に瓦の交換ができなくなります。また、瓦は専門知識が必要になるため、施工業者選びもそれだけ考える必要があります。ガルバリウム鋼鈑の屋根材は現在多く施工されているため何かあっても施工業者を見つけることは容易いと言えます。

地震でくずれた瓦屋根 地震で瓦がずれて雨漏りしている

 

瓦からガルバリウム鋼板へ変更し断熱性能が低下するのでは?

 確かに瓦は断熱性が高い屋根材で、それに比較し金属屋根材は断熱性が低いといったイメージがあるかもしれません。しかし、近年では金属屋根材と断熱材が一体化したものがあり、高い断熱効果があります。遮音性も高いため「金属屋根は雨音がうるさい」というのはすでに昔のことで、瓦から金属に変更しても気になるようなことはないでしょう。

断熱材が一体化している屋根材 断熱材

瓦からガルバリウム鋼鈑への変更するには屋根葺き替え工事を行う

 瓦をガルバリウム鋼鈑の屋根材へ変更する工事は、屋根葺き替え工事になります。この工事は既存の屋根材を撤去し、防水紙の交換を行い新しいガルバリウム鋼鈑の屋根材を設置する施工方法です。屋根を葺き替えるタイミングは様々ですが、年数が20年以上経過していると野地板にも傷みがでているケースもあるため、その時は野地板も交換、もしくは補強のための増し張りを行います。

屋根葺き替え工事(棟瓦の施工) 屋根葺き替え工事(屋根材撤去後)

屋根カバー工法との相性

 瓦をガルバリウム鋼板などの屋根材へ変更する場合の選択肢に屋根葺き替え工事だけでなく、屋根カバー工法もあるのでは?と考える方もおります。実は屋根カバー工法は全ての屋根材に対して適しているわけではなく、屋根に凹凸がある材が使われていると施工ができないことがあります。そして、瓦も同様に屋根カバー工法には不向きですので、ガルバリウム鋼鈑への変更の場合は屋根葺き替え工事一択ということになります。
 私達街の屋根やさんではお住いにマッチし、なおかつお施主様のご要望をもとに最適な工事のご提案をさせていただきます。瓦からガルバリウム鋼鈑への交換をご検討の方はお気軽にご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2021年12月12日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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