古い漆喰の「重ね塗り(詰め増し)」による補修がおすすめ出来ない理由!漆喰の役割や「詰め直し工事」との違いとは?

HOME > ブログ > 古い漆喰の「重ね塗り(詰め増し)」による補修がおすすめ出来な.....

古い漆喰の「重ね塗り(詰め増し)」による補修がおすすめ出来ない理由!漆喰の役割や「詰め直し工事」との違いとは?

更新日:2024年09月17日

 瓦屋根は非常に耐久性に優れる屋根材であり、粘土瓦などの種類は塗装による定期的なメンテナンスも必要ありません(#^^#)

 ですが、その一方で棟瓦に使用される「漆喰」は瓦程の耐久性を備えておらず、定期的なメンテナンスが必要となります!
 また、漆喰の補修方法は「詰め増し(重ね塗り)」「詰め直し」などの種類がありますので施工方法の選定には注意が必要です(>_<)

 この記事では漆喰の役割をはじめ、漆喰の工事方法である「重ね塗り(詰め増し)工事」「詰め直し工事」の違いまで詳しい情報を解説いたします😊

古い漆喰の「重ね塗り(詰め増し)」による補修がおすすめ出来ない理由!漆喰の役割や「詰め直し工事」との違いとは?

瓦屋根のおける漆喰の役割とは?

漆喰

 瓦屋根において漆喰は主に「棟瓦」の施工に使用され、非常に重要な役割を担っています!
 その主な役割は、「防水性の向上」「瓦の固定」です(^^♪

 漆喰は棟瓦と熨斗瓦(のしがわら)の間の隙間を埋め、雨水の侵入を防ぎます。
 これにより、棟の土台となるの葺き土(ふきつち)を雨風から守っています。

 また、漆喰は棟瓦同士を接着させる役割も果たし、強風や地震による瓦のズレや落下を防止します。これは屋根の安全性を確保する上で重要な機能です!

 さらに、漆喰は棟瓦の美観を整える役割も担っています。
 白い漆喰が瓦の並びを引き立てる事で、まさに「日本の伝統的な家屋の外観」を特徴づけています。

漆喰の割れ 漆喰の剥離

 ただし、屋根材である「瓦」が高耐久である一方、漆喰の寿命は約10〜20年程度とされ経年劣化が進行する事でひび割れ・剥離症状を生じさせてしまいます(>_<)

 漆喰の劣化は雨漏り被害や葺き土の流出による棟の倒壊を招くリスクに繋がりますので、定期的なメンテナンスが必要不可欠です!

漆喰のメンテナンス方法|「重ね塗り(詰め増し)」と「詰め直し工事」

 漆喰のメンテナンス方法としては大きく分けて2種類あり、「重ね塗り(詰め増し)」「詰め直し工事」方法があります。

漆喰のメンテナンス

 まず、「重ね塗り(詰め増し)」は既存の劣化した漆喰の上に新しい漆喰を重ね塗りする施工です。
 既存の漆喰を撤去する必要が無い事から、施工費用を抑えられるメリットがあります。

 しかし、その一方で既存の劣化した漆喰と一緒に新たに施した漆喰が剥がれてしまうリスクがあり、耐久性・寿命の回復はあまり期待する事が出来ません。
 「将来的に取り壊す予定なので、数年持てばよい…」という場合など採用されるケースは限定的であり、一般的にはおすすめ出来ない施工方法です(>_<)

 一方、「詰め直し工事」は既存の劣化した漆喰を撤去した上で新たな漆喰を詰め直す施工方法です!
 劣化した漆喰を全て交換する事から、「重ね塗り(詰め増し)」と比較して耐久性・寿命を大きく回復する事が出来ます😊

 

 上記の様に、漆喰のメンテナンス方法はその種類によって特性が大きく変わります!
 「将来的に長く住み続けるかどうか?」などによって最適な施工方法は変わってきますので注意しましょうね(^^♪

瓦屋根は「メンテナンスフリー」ではありません!

 頑丈そうな見た目や瓦の耐久性から勘違いされている方も多いのですが、瓦屋根はけっして「メンテナンスフリー」ではありません!
 今回ご紹介させていただいた「漆喰」をはじめ瓦の下地材である「防水紙(ルーフィング)」は、瓦程の耐久性を備えておらず瓦の寿命が尽きる前にメンテンナンスを必要とします(>_<)

 瓦屋根にお住まいだからこそ、特に定期的な点検・メンテナンスをしっかりと行っていきましょう!

 街の屋根やさんでは、瓦屋根の点検・メンテナンスの実績も豊富です(^^)/
 瓦屋根のお困り・ご不安事がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 点検・お見積りの作成まで無料にて承っております😊

 記事内に記載されている金額は2024年09月17日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2024年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

関連動画をチェック!

和瓦?セメント瓦?漆喰補修や塗装などのメンテナンス【街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


このページに関連するコンテンツをご紹介

瓦屋根の方へ、漆喰詰め直し・漆喰取直しで長寿命な屋根を目指しましょう
 漆喰の歴史は古く、約5000年前から世界中で使われています。瓦や石材の接着、目地の充填、壁の上塗りなど漆喰は様々な場面に用いられてきました。日本が世界に誇る世界遺産「姫路城」、その白鷺と形容される美しい白壁にも漆喰が用いられています。 瓦屋根では瓦の固定や接着に漆喰が用いられています。この漆喰も…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      漆喰工事を行った現場ブログ

      2024/04/16 棟瓦の読み方・役割とは?|棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材を併せてご紹介!

      棟瓦は、一般的に瓦屋根の頂点など面と面の合わさり部に設置されます! それでは、棟瓦はどの様な役割があるのでしょうか(・・? 今回は棟瓦の読み方・役割をはじめ、棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材の位置やそれぞれの役割をご紹介いたします!棟瓦の読み方・役割 棟瓦は「むねがわら」と読み、冒頭でもお伝え致し...続きを読む

      2024/03/5 棟瓦の場所や役割|取り直し工事が必要なのはどの様な時?

       屋根材同士の合わさり部分である「棟」には必ず隙間が発生してしまい、そのままの状態では雨水が浸水してしまいます(>_<) そこで、瓦屋根の場合には棟に沿って造られる「棟瓦」によってその隙間を保護しています! 今回は、棟瓦の場所や役割、取り直し工事の工事方法や必要なタイミングまで詳しくご紹...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      漆喰工事を行った施工事例

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!