雨漏りの原因は縁切り不足?スレート屋根のトラブルを防ぐ対策を徹底解説

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雨漏りの原因は縁切り不足?スレート屋根のトラブルを防ぐ対策を徹底解説

更新日:2024年12月09日

スレート屋根の縁切りがされていない状態だと雨漏りに繋がる可能性があります!

 スレート屋根は、多くの住宅で採用される人気の屋根材ですが、正しい施工方法が守られていない場合、雨漏りの原因になることがあります。

 

 その中でも特に重要なポイントが「縁切り」です。

 

 この作業が適切に行われていないと、雨水が屋根の中に滞留し、雨漏りや塗膜の劣化、さらには住宅全体の寿命を縮めることに繋がります。

 本記事では、縁切りの重要性やその役割、さらに未実施によるデメリットについて詳しく解説します!

 

縁切りとは何か?

 スレート屋根の「縁切り」とは、塗装後にスレート同士の隙間を確保する作業を指します。スレート屋根は複数の屋根材が重なる構造になっており、雨水がスムーズに排水されるよう、隙間が必要です。

 しかし、外壁塗装や屋根塗装で塗料が塗り重ねられると、この隙間が塞がれてしまい、雨水の排水が妨げられることがあります。これが雨漏りの原因となるのです😔💦

 

縁切りとは

 

 縁切りは、その塞がった隙間を再び開ける作業です。この作業を行うことで、雨水が滞留するのを防ぎ、屋根内部への浸水リスクを軽減します。

 縁切りは、スレート屋根にとって雨漏り対策の「命綱」ともいえる重要な作業なんですね!

 

縁切りがされていない場合のデメリット

 縁切りが適切に行われないと、以下のようなデメリットが発生します。

 

雨漏りのリスク増加

 スレート同士の隙間が塞がれると、雨水が屋根内部に滞留し、毛細管現象によって室内に浸水する可能性があります。これにより、住宅の内部が雨にさらされる状況が続き、カビ腐食などの二次被害が発生することもあります😱💦

 

塗膜の劣化

 隙間がない状態では、塗膜の内部に水分が溜まり、塗装面が膨れたり剥がれたりします。この状態が続くと、塗料の効果が失われ、スレート自体の耐久性が低下します。

 

住宅の寿命が縮む

 雨漏りが続くと屋根材や内部構造が徐々に腐食し、住宅全体の寿命が短くなります。定期的な補修や、屋根材自体を変えるような大規模なリフォームが必要となり、余計な費用がかかることになります…😭

 

屋根塗装時にタスペーサーを使うことで簡単に縁切りできます

 スレート屋根の塗装作業後に雨水が適切に排水されるよう、スレート材の重なり部分に隙間を作る「縁切り」。

 従来、この縁切り作業は手作業で行われていましたが…現在では「タスペーサー」という専用の道具を使うことで、簡単かつ確実に縁切りができるようになりました!

 

タスペーサーとは

 

タスペーサーとは?

 タスペーサーは、縁切り作業を効率化するために開発された専用の道具です。

 

タスペーサー設置の様子

 

 小さな樹脂製の部品で、スレート材の重なり部分に差し込むことで均一な隙間を確保します!

 タスペーサーの使用には以下のようなメリットがあります。

 

簡単で確実な縁切りが可能

 従来の手作業では隙間の大きさにムラが出る可能性がありましたが、タスペーサーを使うと均一で適切な隙間を簡単に作ることができます。

 

作業時間の短縮

 タスペーサーを使用すると、縁切り作業にかかる時間が大幅に短縮されます。効率的な施工が可能になるため、工期の短縮にもつながります。

 

塗膜へのダメージ防止

 手作業で隙間を作る際に屋根材や塗膜を傷つけてしまうリスクがありますが、タスペーサーを使えばそのような心配がありません。

 

 タスペーサーを使った縁切りは、スレート屋根の雨漏り対策として非常に有効な方法です。従来の手作業による縁切りに比べて効率的で確実な施工が可能であり、屋根材や塗膜の耐久性を向上させます。

 一方で、適切な施工が行われない場合は、雨漏りや塗装の劣化といったトラブルが発生する可能性があります😖

 

 屋根塗装や外壁塗装を検討する際には、信頼できる施工会社を選び、タスペーサーを用いた正しい縁切り施工を依頼することが重要です!

 

タスペーサーを用いた縁切りの様子

 

 では、「縁切りされていない」とは一体どういう状態なのか…。屋根の上の状態は、高所で危険であるということもあり、見ることは難しいですよね。

 

 そこで、街の屋根やさんが実際に行った屋根調査の様子をご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね!👍✨

 

スレート屋根調査に伺いました!

屋根全体

 

 今回は「屋根の劣化が気になるから調査とその見積もりが欲しい」とご連絡をいただき、横浜市都筑区川和町へ調査に伺いました!

 

 それでは早速調査開始です( `ー´)ノ

 

屋根裏には水跡が・・・

水跡

 

 まずは屋根裏の様子から調査していきます!

 

 屋根裏を見てみると写真の印の箇所に水跡がありましたΣ(゚Д゚)

 

 これが雨漏りによるものなのか、屋根裏内部の結露によるものなのか断言はできませんが垂れたような跡もあるので雨漏りの可能性も高いですね(-_-;)

 

縁切りされていないスレート

縁切りしていないスレート

 

 ”縁切り”とはスレートの重なり部分に隙間を作ってあげることを指します!

 

 スレートに隙間がない方が水が入らないしいいんじゃない?と考えるかと思います( `ー´)ノ

 

 しかし、このスレートの隙間はスレート内部に入った水を排出させる役割があります!

 

 排出口である隙間を埋めてしまう事でスレート内部には水が溜まってしまいます・・・。

 

 水が溜まってしまう事でスレートや内部の防水紙、下地である野地板を痛めてしまい、結果雨漏りをしてしまいます(;´∀`)

 

 縁切りをしないことで雨漏りをしてしまうリスクがグッと上がってしまいます!

 

 屋根の専門業者であれば常識ともいえる内容ですが、塗装の専門業者が屋根を塗ったりすると縁切りという工程を知らないこともあります。

 

 知識不足などで縁切りが行われていないこともあるため、屋根塗装の際には注意が必要ですね(`・ω・´)

 

 

抜けそうな棟板金固定釘

浮いた釘

 

 こちらは棟板金を固定している釘が抜けそうになってしまっていました!

 

 棟板金の釘が抜けそうになってしまう理由としてはまず、釘の腐食(錆)に起因する浮きです!

 

 屋根に使用されている棟板金の固定に鉄釘が使用されている場合、鉄は水分によって錆が発生しやすい性質を持っています(-_-;)

 

 錆びた鉄釘は膨張し、釘穴を広げてしまうことで固定力が弱まります!

 

 他には棟板金を固定している下地の”貫板”の劣化によるものです!

 

 貫板が劣化すると釘を固定する力が落ちてしまい釘が浮いてきてしまいます・・・。

 

 

 釘が浮いているという事は劣化が進んでいることが多いのでメンテナンスのタイミングとしてみてもいいですね( `ー´)ノ

 

 今回の調査の結果から工事のご提案として

 

 ・屋根葺き替え工事

  屋根葺き替え工事の価格は¥1,097,800(税込)~承っております。

 

 をご提案しました(=゚ω゚)ノ

 

まとめ

 スレート屋根の縁切りは、雨漏りを防ぐために欠かせない作業です。この作業を怠ると、住宅にさまざまな不安要素が発生し、補修やリフォームの費用がかさんでしまいます。

 縁切りは塗装時の必須工法であり、適切に行うことで雨漏りや塗膜劣化といった問題を防ぎ、住宅の寿命を延ばすことができる…ということがおわかりいただけたかと思います。

 

 「街の屋根やさん」では、スレート屋根の施工や補修、縁切り作業について無料診断・お見積り作成を行い、多くの事例を基に最適な提案をしています。お客様が安心して暮らせる住宅環境を提供するため、専門知識を活かした正確な対応を行っています。

 雨漏りや屋根に関する悩みがある場合は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?正しい情報と工事方法で、大切な住宅を守りましょう!👍✨

 

 街の屋根やさん横浜店では、横浜市瀬谷区の屋根工事をはじめ、神奈川県全体でのリフォーム工事に対応しております!まずはお気軽にお問い合わせください😄✨

 

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