フルベスト20の劣化事例と点検の重要性|横浜市港北区の現場から

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フルベスト20の劣化事例と点検の重要性|横浜市港北区の現場から

更新日:2025年06月03日

フルベスト20とは?劣化の主な特徴

 

 

フルベスト20とは、繊維強化セメント板をベースにしたスレート系屋根材です。

 

 

かつては軽量で加工性に優れ、住宅用屋根材として広く普及しました。

 

 

健康被害が懸念されるアスベストを含み、現在では撤去・処分に制限があるケースもあります。

 

 

劣化症状としては、以下のようなものが見られます。

  • 塗膜の劣化による防水性能の低下

  • 水の吸収による膨張・収縮によるひび割れ

  • 表面のコケ・カビ汚れ

  • クラックや欠けによる雨漏りリスク

 


 

スレート全体の汚れと塗膜の劣化

苔

 

広い範囲で、スレート表面が黒ずみ、斑点状に汚れているのがわかります。

 

 

これは塗膜が経年劣化し、防水性が失われたことでコケやカビが繁殖した状態です。

 

 

このまま放置すれば、雨水を吸収しやすくなり、内部構造の脆弱化が進行します。

 


 

全体的な塗膜の退色と摩耗

塗膜の劣化

 

屋根全体が白っぽく変色しており、艶が消えている様子が確認できます。

 

 

これは塗装の役割である紫外線保護・防水性が失われているサインです。

 


 

アスベスト入りスレートにも発生するクラック

クラック

 

かつてアスベストが含まれていたスレートは耐久性があるとされていましたが、写真のように経年とともにひび割れは発生します。

 

 

特に谷板金まわりは、水の通り道になっているため劣化しやすいポイントです。

 

谷周り

 


目に見える水の通った跡

水跡

 

スレート表面に縦方向に流れたような水跡が見られます。

 

 

これは雨水が吸収され、排出されるまでに時間がかかっている証拠であり、防水性が著しく低下している状態です。

 


 

アスベスト含有のスレートを補修・交換する注意点

 

 

2004年以前に製造されたスレート材には、アスベストが含まれている可能性があります。

 

 

この場合、リフォーム時にはアスベストの飛散防止措置が法律で義務づけられており、処分費用が高額になります。

 

 

また、破砕・カットなどの作業にも制限があり、専門業者による対応が必須です。

 

 

そのため、「塗装で延命するか」「葺き替え・カバー工法にするか」の判断がとても重要になります。

 


 

フルベスト20に見られる劣化の兆候と点検のタイミング

 

以下のような症状が見られる場合は、早急な点検をおすすめします。

  • 雨染み・雨跡がある

  • 屋根表面に黒ずみやコケがある

  • 表面に細かいひびがある

  • 塗装が剥がれて素地が見えている

  • 屋根に踏むとフカフカしている感触がある

 

これらはいずれも早期メンテナンスを行うことで大規模修繕を防げる症状です。

 


 

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まとめ

 

アスベストを含むスレート屋根「フルベスト20」は、築年数が経つにつれ、塗膜の劣化・ひび割れ・汚れの蓄積など複数の不具合が発生しやすくなります。

 

 

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