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横浜市金沢区で天窓からの雨漏りをスレート屋根葺き替え(天窓撤去)で改善
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根葺き替え、雨漏り修理




【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
今回雨漏りに関するご相談を頂いたのは、横浜市金沢区のお客様邸です。以前より天窓からの雨染みはあったようですが、確実に認識したのはお問い合わせより2週間ほど前の様です。仕事で忙しくなかなか補修が出来なかったようですが、雨漏りはお住まいの寿命を短くしてしまう原因です。機会があるうちにしっかりと原因を改善し、心配事をなくしていきましょう。
担当:富田
【天窓からの雨漏り】
2週間ほど前から天窓からの雨水が入り込んでいたことに気づいていたようですが、実際には更に前から雨染みは見られたようです。お住まいを建てられたのは20年前、その間メンテナンス等はされておらず、今回が初めての雨漏りのようです。
【天窓のメンテナンス方法】
近年、狭小地住宅も多くなりプライバシーを守りながら光を取り入れる方法として、天窓(トップライト)を取り入れているお住まいが多くなりました。通常の窓よりも3倍の採光が取り入れられ、お洒落にも感じられるため非常に人気がありますね。
新築時から屋根のメンテナンスを行うまで補修したことがないという方が多いのですが、実は10年毎の点検と簡易補修、20年程度で天窓自体の交換を行う必要があります。簡易補修とは、天窓枠の腐食点検や窓と枠間のパッキン交換等です。ガラスやアルミ枠自体は高寿命ですが、木枠やシーリング、ゴムパッキン等は徐々に経年劣化を起こしてしまいます。メンテナンスを怠ると今回のように雨漏りを起こしてしまいますので、定期的な補修工事は欠かせません。
天窓から雨染みの残っていたクロスと下地を剥がしてみると、天窓周辺の野地板や小屋束に雨が伝った跡が残っていました。その雨水がクロス下地まで濡らし窓上まで被害を広げていました。
屋根を上から点検してみましょう。スレートには全体的な色褪せ・チョーキングは見られましたが、特に破損もなく雨漏りを起こすような状態ではありませんでした。スレート屋根材は、メンテナンスを行えば25~30年程度は使用できるようですが、破損の補修や塗装を行わなければ15年程度で雨漏りを起こすことも充分にありますので、どちらにしても補修を行うべき時期でした。
天窓の枠、ガラスと枠間のシールはどちらも劣化し、雨水が入り込むような隙間を作っていると考えられます。また窓枠も傷み錆が発生していました。簡易補修だけでは天窓本体の不具合を解決することは出来ませんので、交換が必要です。天窓の交換と聞くだけでは、それほど大変そうには聞こえませんが、設置時には下地→天窓→防水紙→屋根材と取り付けています。その為、交換の場合は屋根材と防水紙を剥がしてから交換、そして同様の工程で屋根を葺き直さなければなりません。傷んだスレート屋根材は再利用できないため、葺き替え工事が必要となります。
今回は切妻ではなく棟違いの屋根になっておりますので、棟板金を境に工事が必要な場所を区切ることが出来ます。棟違いは雨漏りを起こすリスクを抱えますが、工事が必要なときには施工面積の限定ができ、施工費用を抑えることが可能です。屋根葺き替えは屋根材を変更することが出来ますが、棟板金部分に隙間を作ってしまうため他面と同じ厚みの屋根材にする必要がありますので、スレート屋根材を使用していきます。
今回、点検中に軒天換気口が外れかかっていました。軒天の補修には足場が必要ですので、葺き替えと同時に交換補修を行っていきましょう。
【屋根葺き替え工事】
足場を仮設し、まずは既存の屋根材の撤去から行いましょう。棟板金は交換しますが、換気棟は特殊な形状をしており費用が高い為、再利用していきたいと思います。スレートは釘で固定されていますので、1本ずつ丁寧に抜いてスレートを取り外していきます。この段階から釘穴からの雨漏りを起こす可能性がある為、天気を確認しながら工事を進めていきます。
6㎜程度の薄い厚さのスレートが、屋根を守るほどの耐久性を持っていることに驚きますね!スレート屋根材はセメントと繊維質を薄い形状に凝縮して固めた屋根材です。新築時から塗膜保護されていますが、塗膜は徐々に劣化してしまうため塗り替えが必要になります。塗り替えを怠ると、屋根材が吸水し浮きや反りを起こし割れやすくなってしまいます。スレートが割れれば防水紙が守れなくなってしまうため、雨漏りも起こしかねませんのでご注意ください。
スレートを剥がし天窓の周辺がどうなっているのかを見ていきましょう。屋根に屋根材以外の物を取り付けるのは、雨漏りの原因となりますので本来は非常に危険な事です。そのリスクを最小限に抑えるのは正しい施工方法なんです。天窓を取り付けてから防水紙を葺いていきますが、天窓の立ち上がり部分までしっかりと防水紙を張りつけていきます。捲れないように注意しながら板金で覆う事で雨漏りを防いでいます。
天窓の取付金具も防水紙の下にありますので、防水紙を切って天窓を取り外していきます。すると天窓の枠部分に黒いカビが発生しています。防水紙の劣化や天窓のシール劣化が考えられますが、おそらく長期間に渡って雨水が入り続けていたのでしょう。この枠部分が腐食すると釘の固定も甘くなり、隙間を発生させやすくなってしまいます。
天窓を取り外した後は?
天窓撤去後の屋根です。窓を取り外せばもちろん穴が出来ます。天窓の交換であれば、新規の天窓に合わせてサイズを加工し取り付け直すだけですが、撤去し屋根を葺く場合には下地が必要です。ここに野地板で下地を作成して屋根を復旧していきます。
天窓を取り外してからは埃が室内に落ちてしまいますので、部屋を汚さないように必要に応じて養生をさせて頂きます。。
野地板で下地を作った後に、雨漏りを防ぐ為の防水紙を葺いていきます。必ず軒先から棟に向かって張り重ねていきます。逆から葺いてしまうと、雨水が重なり部分から入り込み雨漏りを起こしてしまいますので、必ず軒先から葺きます。
防水紙は棟を超えて逆面まで葺いて雨水の入る隙間を与えません。屋根材も軒から葺き直し、防水紙を保護します。屋根材でほとんどの雨水を流し、防水紙で残りの雨水を防ぐ二重構造にしてこそ、屋根の性能を発揮することが出来ます。
先ほども紹介しましたが、スレートは定期的な塗り替えが必要です。他面は葺き替え工事はしていないため、次回の塗り替えのタイミングがずれてしまいます。次回にまとめて塗装メンテナンスを行うか、メンテナンスサイクルを考えながら補修を行っていきましょう。
工事を終えて
天窓を撤去し屋根葺き替え工事を行う事で、雨漏りの原因を全て解消することが出来ました。天窓は採光性・デザイン性が高く、開閉式であれば熱の排出にも非常に有効的で、様々なメリットがあります。しかしメンテナンスが必ず必要になりますので、定期的なメンテナンスを行うか撤去してしまうかをしっかりと検討して、雨漏りを防いでいきましょう。
屋根からの雨漏りや天窓のメンテナンス・屋根材に関するご相談、施工方法や費用についてのご質問等は、お気軽に街の屋根やさん横浜店へご連絡ください。ご質問・点検はもちろん無料ですので、お住まいの状態に合わせて適切な補修工事をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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