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藤沢市湘南台にて台風19号被害、棟板金と化粧スレートが破損してしまった為屋根葺き替え工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根葺き替え
築年数10年
平米数71㎡
施工期間17日
使用材料コロニアルクァッド
費用157万
保証8年
ハウスメーカー地元工務店
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
藤沢市湘南台にお住まいのH様より「台風の影響で屋根材が飛散してしまったので至急対応してほしい」と屋根工事のご依頼を頂きました。
調査当日、屋根に上がる前に色々と現状をお伺いしていると、築10年との事でまだ屋根も外壁もメンテナンスは一度もされていないとのお話でした。今回も台風がこなければまだリフォーム自体頭になかったとの事で、予算もそこまで見ていなく、先々を含めどのような工事をしたらいいのか教えて欲しいと大変お困りになられておりました。
それを踏まえ屋根に上がらせて頂き調査をしたところ、棟板金が飛散しテレビ用アンテナが倒れ、その影響で既存屋根材の化粧スレートが破損しているといった状況でした。
また棟板金が飛散した箇所を詳しく見てみようと近づこうとしたところ、踏んでいる屋根が沈むような感覚になっていき、危険を感じ離れた場所から近辺を調査してゆくと、下地が完全に雨水や湿気などの影響で腐食しており新しく下地を作るしかない状態でした。
屋根から下り現状を伝えると、大切な建物でこれからも長く住む予定との事でした。部分的に補修するのが難しい事もお伝えし、予算と今後の外壁のメンテナンスも考えケイミューさんのコロニアルクァッドを使っての屋根葺き替え工事を行う事となりました。
予算に関してはH様が「風災」の項目がある火災保険に加入されていらっしゃいましたので、申請のお手伝いをし工事費用の一部を賄えるように段取りをしました。屋根に関しては今後外壁塗装もする必要があり、その時に屋根材も色を好みに塗り替えられる事と予算の関係でケイミューさんのコロニアルクァッド(ココナッツ・ブラウン)を使用する事となりました。
一番の問題はすぐに着工ができないことです。今回はご用命頂いた翌日に養生を実施し、屋根葺き替え工事着工までにこれ以上傷みがでないように、また雨漏りしないようにした所H様に安心頂けました。それでは養生の様子から無事に屋根葺き替え工事が竣工する流れをご覧ください。
調査当日、屋根に上がる前に色々と現状をお伺いしていると、築10年との事でまだ屋根も外壁もメンテナンスは一度もされていないとのお話でした。今回も台風がこなければまだリフォーム自体頭になかったとの事で、予算もそこまで見ていなく、先々を含めどのような工事をしたらいいのか教えて欲しいと大変お困りになられておりました。
それを踏まえ屋根に上がらせて頂き調査をしたところ、棟板金が飛散しテレビ用アンテナが倒れ、その影響で既存屋根材の化粧スレートが破損しているといった状況でした。
また棟板金が飛散した箇所を詳しく見てみようと近づこうとしたところ、踏んでいる屋根が沈むような感覚になっていき、危険を感じ離れた場所から近辺を調査してゆくと、下地が完全に雨水や湿気などの影響で腐食しており新しく下地を作るしかない状態でした。
屋根から下り現状を伝えると、大切な建物でこれからも長く住む予定との事でした。部分的に補修するのが難しい事もお伝えし、予算と今後の外壁のメンテナンスも考えケイミューさんのコロニアルクァッドを使っての屋根葺き替え工事を行う事となりました。
予算に関してはH様が「風災」の項目がある火災保険に加入されていらっしゃいましたので、申請のお手伝いをし工事費用の一部を賄えるように段取りをしました。屋根に関しては今後外壁塗装もする必要があり、その時に屋根材も色を好みに塗り替えられる事と予算の関係でケイミューさんのコロニアルクァッド(ココナッツ・ブラウン)を使用する事となりました。
一番の問題はすぐに着工ができないことです。今回はご用命頂いた翌日に養生を実施し、屋根葺き替え工事着工までにこれ以上傷みがでないように、また雨漏りしないようにした所H様に安心頂けました。それでは養生の様子から無事に屋根葺き替え工事が竣工する流れをご覧ください。
担当:新海
【調査時の様子】
藤沢市湘南台H様邸の屋根に上がった時に最初に収めた一枚です。高台に建っているH様邸のアンテナが倒壊してしまっており、また写真手前の方では棟板金が浮いてしまっております。よく見ると内部にあるはずの貫板と呼ばれる木材もなくなってしまっていました。
また化粧スレートも数枚飛散し、庭先に落ちてしまっていました。また、調査時にまだ屋根の上に残っている化粧スレートもあった為にアンテナ同様そのままにしておいては二次被害につながる恐れもある為に、調査を始める前にH様の了解を得て屋根から降ろしておくことにしました。
こちらがアンテナを屋根から下したところです。ブルーシートを引いて破損した化粧スレートと一緒に近隣に迷惑がかからないようにしておきます。
再度屋根に上がり本格的に屋根全体を見渡してみた所、目立つのが化粧スレートの重なり部分である端部の変色です。どこを見ても黒く変色してしまっています。
台風が直撃する以前からの傷みもあると推測できます。
棟板金が浮いてしまっているところを真横から撮影したものです(写真左)。担当が立っているところは南側にあたりますが、反対の北側が見えてしまっています。
実は近くへ行き詳しく見ようとした所、下地が傷んでおり負荷をかけると屋根材ごと室内へ落ちそうなほどの感触でした。こちらは後程の施工中の様子でどうだったか写真でご覧いただけますが、元々台風が直関する以前から傷みが酷かった可能性があります。今回行います屋根葺き替え工事は、野地板と呼ばれる厚さ12mmの下地板を重ね張りしその上にルーフィング、屋根材と設置していきますが、下地の補強から始める必要がありそうです。このままでは着工までに大雨が降れば建物内部へ全て雨水が入り込んでしまう可能性がありました。
この時点で着工まで2週間以上かかる事がわかっていた事と、H様の不安を少しでも解するべく着工前に養生をしておくことに致しました。
【養生をしておき着工に備えます】
実はご用命頂いた翌日以降しばらく雨予報が続いていたため、早朝に職人と伺わせて頂き養生を実施致しました。
まだ足場もなく時間がかかりましたが、重い土嚢を屋根に上げてブルーシートが飛散しないように作業致しました。
棟を挟んで両側に土嚢袋を置いてそれぞれを紐でくくりつけておき養生完了です。隙間がどうしても出来てしまうためにブチルテープも使って工夫をしました。
この様子も写真で確認頂きH様には大変安心していただけました。それでは施工の様子です。
【施工中の様子】
葺き替え工事は野地板と呼ばれる厚さ12mmの下地から新しくする工事となります。ですのでまずは棟板金や雪止め金具、化粧スレート自体を撤去して屋根から下す作業から始まります。
屋根を葺く時は軒先と呼ばれる雨樋が設置されているほうからですが、撤去する時は逆に棟と呼ばれる屋根の高い方から軒先へと撤去作業をしてゆきます。緑色のルーフィングが徐々に見えてきました。一枚で見てみると大した重さではありませんが、屋根全体の化粧スレートを手作業で下すことは現実的ではありません。撤去した屋根材は昇降機を使用し全て地上に下ろします。
こちらがすべて化粧スレートを撤去し終えて職人さんが一休みしているときに撮影したものです。写真右は撤去した化粧スレートを積み上げた所になります。役物の板金やらと合わせるとかなりの重さになります。
化粧スレート自体は軽量屋根材の中に分類されますが、それでも一平米で約20キロの重さがあります。
こちらが調査時に危惧していた踏むと落ちそうな感触だった所の化粧スレートを撤去した所です。ご覧のように雨水を吸いすぎて野地板が腐食してしまっていました。
手で押すと簡単に穴が開いてしまうほどです。その野地板は垂木の上にのせてありますが、その垂木も腐食しまっていますので、新しく垂木の代わりになるものを持ってきて補強しないと新しく野地板をこの上に重ね張りする事ができません。
【野地板重ね張り・垂木補強】
こちらの補強に関しては職人さんの素早い判断で長い垂木を用意し、既存の垂木に抱き合わせるようにビスで打ち込み固定致しました。これで新しい野地板を重ね張りすることができるようになります。
葺き替え工事は大体の現場は初日で既存屋根材を撤去し、野地板を重ね張りしルーフィング(防水紙)を敷くところまで一気に行います。ただし、平米が広いと部分的に決めてここからここまでとし、養生をして置き二日目以降続けて行ったり、また一階の屋根である下屋根がある場合も、別日に行ったり致します。
また、野地板重ね張りは軒先から順番に張り始めます。この日は職人さんが三人ほど現場に入れましたので分担して作業できていたこともあり、垂木の補強をしているうちに野地板がどんどん張られてきました(写真右)。
このように補強をしつつ野地板を無事張り終えることができました。
屋根葺き替え工事を行う場合、ほとんどは雨漏りしてしまった屋根や自然災害に遭われてしまいやらざるを得ない時が多いと思いますが、調査の時に見えない箇所に想定以上の傷みがあり、工事内容も変更になる事があります。そのような事になっても工事が滞らないように事前に職人さんとは段取りしておきます。
【下葺き・ルーフィング】
下葺き、ルーフィングは野地板を張り終えた後、軒先に水切りの板金を設置してから敷設致します。屋根の端から端へ転がすようにして行います。最後にタッカーと呼ばれるホッチキスのようなもので野地板に固定していきます。
また、重ねる部分を十分に確保し棟や谷と呼ばれる所は雨仕舞として二重三重に重ねておきます。
一次防水と呼ばれるのが屋根材で二次防水と呼ばれるのがこちらのルーフィングです。
屋根が傷んだり、飛散するなどしたとしてもルーフィングがしっかりとしていると雨漏りしません。それだけ重要な位置づけになります。
こちらのルーフィングも様々な種類があり、街の屋根やさんで屋根工事をする際に使うルーフィングは最低でも20年程は問題ないものを使用しております。
【役物の設置】
ルーフィングの敷設が終わりますと、屋根の形状によって変わってきますが、「役物」を設置していきます。屋根がへこんだ、窪んでいるような所に設置する谷や、切妻屋根によくある妻側にケラバ水切りの板金を設置しておきます。これらは屋根材を敷設する前に固定しておくものですが、形状によって順番が前後することもございます。
写真右はちょうど谷を設置している所ですが谷やケラバ、また外壁と屋根がぶつかる所に設置します捨て谷があるなど収めがなかなか大変な屋根の形状をしていた為に、少し軒先を設置してから谷を設置している所です。これら役物が設置しおえたらいよいよ本葺き、コロニアルクァッドを葺いてゆきます。
【コロニアルクァッド葺き開始】
いよいよ本葺き、コロニアルクァッドを葺いてゆきます。軒先から釘で固定してゆきます。途中、後付け設置が不可能な雪止め金具を取り付けも必要です。
H様邸は切妻屋根ですので多くはありませんでしたが、寄棟などの形状の屋根では屋根材同士がぶつかる所が多く、軒先から棟に葺き始めた時に斜めにカットしながら設置致します。
コロニアルをカットするのは専用の工具を使用致します。
現在、コロニアルクァッドを販売しているケイミューはクボタと松下電工からなるメーカーです。まだケイミューと統合する前から職人さんが愛用しているのが写真左のシングルカッターと呼ばれる、簡単に言いますとコロニアルをカットする道具です。切妻屋根でも寄棟屋根でも必ず屋根を切断しなければ収まらい場所がある為に必要な工具です。
徐々に棟に近づき、屋根葺きも終わりが見えてきました。
役物も残すところ雨仕舞である棟板金を設置するところまで終わりました。こちらの写真はちょうど切妻の両端の軒先から棟まで葺きあがった様子です。
真ん中の隙間から見えるのはルーフィングです。棟で折り返しをしてありますので万が一棟が無くなったとしても雨が建物内に侵入できないように敷いてあります。
【棟を収めて葺き替え工事完了】
最後に貫板と呼ばれる木材を棟を頂点とし、コロニアルクァッドの両側に置いおいて野地板に向け釘で打ち込み固定致します。最後に「棟板金」を被せSUSビスで固定して棟の納めが完了、屋根葺きは終わりとなります。棟板金も役物と呼ばれる中の一つですが棟だけは最後の雨仕舞として屋根葺きの最後に行います。
谷と棟が絡む少し複雑な屋根でしたが、うまく納まりました。谷付近は雨水を集め樋へ流す所ですので納まりもきちんと確認しておきます。
藤沢市湘南台H様邸の屋根葺き替え工事が無事に竣工となりました。
台風被害に遭われ、また下地が部分的にではありますが腐食しきっていたH様邸の屋根が生まれ変わり竣工後の写真を確認頂いたH様にはこれで安心しましたとお喜びいただけました。
天候に恵まれず、なかなか思うように工事が進まない日もありましたが、無事竣工となり担当も一安心です。
今回使用した屋根材はケイミューさんのコロニアルクァッド、お色はココナッツ・ブラウンとなります。落ち着いたいい色です。他にもコロニアルクァッドは12色からお選び頂けますので、屋根だけの工事になったとしても現在の外壁の雰囲気に合わせやすい屋根材といえるのではないでしょうか。
この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
【2021年12月9日追記】
こちらは施工後約1年が近づいてまいりましたので、H様に事前連絡しドローンにて施工1年後の定期点検を行わせて頂いた様子です。
約1年経過致しましたが、コロニアルクァッドのココナッツ・ブラウンが輝いてますね。
撮影したその場でH様にも写真をご確認頂き飛散していた棟板金部分も問題ないようで、安心とのお声を頂きました。
街の屋根やさんでは施工後のアフターメンテナンスも行っております。
次回からは隔年での点検となりますので引き続き宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2021年12月09日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行ったH様のご感想をご紹介いたします
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