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寒川町岡田にてケラバ板金が飛散した化粧スレート屋根へスーパーガルテクト(Sシェイドブルー)を使用し屋根カバー工事
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根補修工事、屋根カバー工法、雨漏り修理
築年数22年
平米数248㎡
施工期間16日間
使用材料スーパーガルテクト(Sシェイドブルー)
費用詳しくはお問い合わせ下さい
保証10年
ハウスメーカーハウスメーカー不明




【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
寒川町岡田にお住まいのO様邸では、化粧スレートが使用されていた屋根のケラバ部分が破損しておりました。気づかれたのが相当月日が経過した後だったそうで、どれくらい屋根が傷んでいるかわからないとの事がきっかけで街の屋根やさんへご相談がありました。
O様邸は築20年以上は経過している建物で、今まで屋根のリフォームは一度もされていないとの事でした。築年数から考えますと屋根に使われている化粧スレートには「アスベスト」が入っております。もし傷みがひどく下地から新しくするような屋根葺き替え工事ですと、そのアスベスト入りの化粧スレートも処分しなくてはならなく、予算が大きくとられてしまいます。
その後屋根調査を行い傷み具合を確認した所、破損していたケラバの下地部分は腐食してしまっておりましたので下地を新しくする必要がございましたが、その他の部分は下地に問題が見つかりませんでした。その事をご説明した後O様のご要望等をお伺いし、腐食部分のみ新しくすればアスベストを処分する屋根全体の葺き替え工事は現時点では必須ではなくなったため、軽量な金属屋根被せる屋根カバー工事を行う事となりました。
屋根カバー工事は既存の屋根材の上にルーフィング(防水紙)を敷設した後に軽量な屋根材を被せる工法です。今回O様邸に使用する屋根材は、アイジー工業さんのガルバリウム鋼板製の金属屋根「スーパーガルテクト」を使用致します。ちぢみ塗装で意匠性の高い屋根面に加え、裏側には断熱材が敷き詰められており断熱効果が期待できますし、遮音性能も優れています。
また、手厚いメーカー保証もついており、塗膜や赤錆から穴あきまで長期保証がついておりますので長く安心してお使いできる屋根材となります。
O様邸は切妻屋根に段違いがついている招き屋根となっており、珍しい形状の屋根でした。それでは化粧スレートへスーパーガルテクトが葺かれていく流れをご覧ください。
O様邸は築20年以上は経過している建物で、今まで屋根のリフォームは一度もされていないとの事でした。築年数から考えますと屋根に使われている化粧スレートには「アスベスト」が入っております。もし傷みがひどく下地から新しくするような屋根葺き替え工事ですと、そのアスベスト入りの化粧スレートも処分しなくてはならなく、予算が大きくとられてしまいます。
その後屋根調査を行い傷み具合を確認した所、破損していたケラバの下地部分は腐食してしまっておりましたので下地を新しくする必要がございましたが、その他の部分は下地に問題が見つかりませんでした。その事をご説明した後O様のご要望等をお伺いし、腐食部分のみ新しくすればアスベストを処分する屋根全体の葺き替え工事は現時点では必須ではなくなったため、軽量な金属屋根被せる屋根カバー工事を行う事となりました。
屋根カバー工事は既存の屋根材の上にルーフィング(防水紙)を敷設した後に軽量な屋根材を被せる工法です。今回O様邸に使用する屋根材は、アイジー工業さんのガルバリウム鋼板製の金属屋根「スーパーガルテクト」を使用致します。ちぢみ塗装で意匠性の高い屋根面に加え、裏側には断熱材が敷き詰められており断熱効果が期待できますし、遮音性能も優れています。
また、手厚いメーカー保証もついており、塗膜や赤錆から穴あきまで長期保証がついておりますので長く安心してお使いできる屋根材となります。
O様邸は切妻屋根に段違いがついている招き屋根となっており、珍しい形状の屋根でした。それでは化粧スレートへスーパーガルテクトが葺かれていく流れをご覧ください。
担当:新海
【調査時の様子】
切妻屋根で、片方が段違いになっている招き屋根と呼ばれる屋根形状のO様邸。上がるとすぐにわかったのは塗装でのメンテナンスをしていない影響で、屋根全体がはっ水効果を失ってしまっいて苔やカビが繁殖しすぎてズルズルと滑りやすい状態という事です。雨水を弾けなくなり防水性能が失われているままですと、そのうちに屋根材の直下に敷いてあります防水紙も傷んでしまい雨漏りに繋がります。
その中でお問い合わせを頂くきっかけとなった「ケラバ」板金が飛散している所を見つけました。
破風板側からよく確認してみるとかなりの長期間板金で守られていなかった影響が強く出ており、野地板が腐食しボロボロの状態です。
まだ室内への雨漏りはないとの事でしたが、このままではいずれ雨漏りに繋がってしまいます。
気になり全てのケラバ部分を調べてみましたが、写真のようにどこのケラバ部分もかろうじて屋根にとどまっているような状態で捲れてしまっています。
中の下地を触ってみますとこちらも板金が飛散した箇所同様にボロボロで雨水を吸い込んでしまっております。
念のために屋根裏を見させて頂いた所が写真左です。鉄骨造のO様邸の屋根裏から屋根材を打ち込む野地板を確認してみました。赤い丸の所をご覧ください。雨水を吸って黒ずんでしまっている箇所があります。雨漏りの跡です。
屋根以外にも原因があるかもしれないと外壁と屋根がぶつかる取合いの雨押え部分を確認したところが写真右です。一部モルタル仕上げになっている段違い部分の外壁に多くクラックや欠けてしまっているところが散見されます。このままでは仮に屋根工事をしたとしてもここから雨水が入り近い将来雨漏りしてしまうでしょう。
今回は屋根はケラバの下地以外腐食は見られなかった事から、屋根はガルバリウム鋼板製の金属屋根「スーパーガルテクト」でカバー工事をし、クラックが多く出て雨漏りの心配がある箇所はコーキングやモルタルで塞ぎ部分塗装で保護することとなりました。
【施工の様子、まずは腐食部の交換作業】
まずはケラバ板金が飛散し腐食している野地板を部分的にカットし、新しい野地板を設置するところから今回の屋根工事が始まります。
サンダーでカットし新しい野地板に交換致しました。O様邸は鉄骨造ですので普段見慣れない光景です。木造であれば棟から軒まで流れている垂木に野地板を張りますが、こちらは鉄骨に打ち込んでありますので新しくスーパーガルテクトを被せる時にも鉄骨用ビスを持ちいて固定致します。
撤去時に割れてしまった物は再利用できませんので、その部分には事前に用意しておいた新しい化粧スレートを設置致します。
同時に腐食していたケラバの下地として、「胴縁」も設置しておきます。これで新しいケラバや役物も設置可能です。
破風板は経年での汚れはあるもののまだしっかりとしていた為に交換しなくとも問題ありませんでした。
【雪止め金具や板金役物の撤去作業】
下準備が終わりいよいよ屋根カバー工事に入ります。まずは棟板金やケラバ、雪止め金具などを撤去しておきます。
写真はサンダーと呼ばれる電動工具にて雪止め金具を切断作業をした所です。固定する為に釘を打ち込んでいる所は化粧スレートをめくりませんと不可能な為、カバー工事の際は全て切断しておきます。
こちらはケラバを撤去している様子です。見立て通り、板金が飛散していなかったケラバ部分も下地が雨水を吸いすぎて腐食が進んでしまっておりました。
こちらは想定の範囲内でしたので、役物を撤去し終わった後に同じように新しい下地として胴縁を設置しておきます。
このケラバは、水切りの役目を果たしておりますので外壁や窓への雨水の侵入を防ぎます。
新しく胴縁を設置したところです。築年数がそれなりに経過しており一部が雨漏りに繋がるほどの腐食が確認できている場合は、他も同様に傷んでいるのではないかと考え段取り致します。
幸い野地板を部分的に張り替えたケラバ部以外は胴縁を新しくするだけで納まりましたので、一安心です。
この後は役物の設置となります。
【役物設置、防水紙敷設】
まずは水をはじく防水紙、ルーフィングを敷設する前に軒先水切りと呼ばれる役物を設置致します(写真左)。
この軒先水切りは屋根面に流れ落ちる雨水を正常に樋に流してくれる役目と同時にスーパーガルテクトを設置するのにも必要な役物です。
防水紙はこの軒先水切りに被さる様に設置致します。
田島ルーフィングさんのタディスセルフを使用致しました。こちらの特徴は遅粘着性タイプ防水紙という事です。
固定に釘やタッカーなどを使用しなくても既存の化粧スレートに時間が経過すると密着してくれる優れものです。遅粘着ですので張り直しも容易に行えます。
既存屋根に極力釘穴を開かない為雨漏りのリスクも軽減する事が可能です。弱点としては夏場に使用すると想定外に早く粘着してしまったり冬場静電気で張りにくくなることでしょうか。
ただし、防水紙本来の水を弾く性能と釘穴シール性に優れているために、既存の屋根の上に新しい屋根材を被せるカバー工事には相性が良いのです。
軒先から屋根の頂点、棟まで防水紙の敷設が完了しました。招き屋根の段違いになっている側も外壁と屋根のぶつかる取合いである雨押えの板金部分まで多めに立ち上げて敷設してあります。
雨漏りは屋根からではなく、外壁からも起こりえます。外壁と屋根にぶつかる部分の取合いは特に慎重に施工しませんと雨漏りに繋がってしまいます。
【スーパーガルテクト葺き開始】
スーパーガルテクト(Sシェイドブルー)にて本葺き開始です。まずは先に設置しました軒先水切りに引っ掛ける形で一列目を葺き始めます。
横幅約3mほどのスーパーガルテクトは、軽量屋根材に分類され1平米での重さは約5kgです。既存屋根である化粧スレートは同じ1平米で約20kgですので、四分の一となります。
カバー工事には軽量な屋根材しか使えない理由は、既存の屋根材を残すためにどんな屋根材をカバー工事に使用したとしても屋根総重量は増します。ですので、なるべく軽量な屋根材を使う事がお住まいへの負担も軽減できますので、カバー工事にはガルバリウム鋼板を用いた軽量な金属屋根が使われる事が多いのです。
スーパーガルテクトを切断する際、多くの部分では写真左の様な電動カッターを使用致しました。加工する箇所によっては板金ハサミや、つかみといった職人さんの腕が光る道具を使用し加工し設置致します。ハサミやつかみを使用するのは主に役物と呼ばれる箇所となります。屋根の大部分を占める平場は電動カッターで効率よく屋根を葺きます。
下地への固定には電動釘打ち機を使用致します。スーパーガルテクトは屋根材同士が引っかかるようになっておりますが、写真右のように釘打ち機で固定する上端に下端がくるように引っ掛けて、また上端で釘で固定する為に強風や揺れに強い屋根でもあります。軒先から棟と呼ばれる屋根の頂上まで設置するとあとは雨仕舞となる棟板金を設置して屋根葺きは完了となります。
屋根葺き完了です。招き屋根というあまり見かけない屋根形状のO様邸の屋根を、スーパーガルテクトにて葺き上げました。
今回は200平米以上の広い屋根でしたが、スーパーガルテクトを葺き始めてから3日程で完了しました。勾配もそこまできつくなく、寄棟や方形屋根のような四面や多面体の屋根ではないことも関係あったかもしれません。ただし、今回の工事はここでは終わりません。雨漏りの心配がある招き屋根にある段違い部分の外壁補修を最後に行いました。
【外壁の補修】
屋根カバー工事は終わりましたがO様邸の工事はまだ終わっていません。最後に養生をした後に外壁部分保証を行いました。
段違いになっていた外壁モルタル仕上げ部にあった多くのクラックをコーキングで補修致します。その後に日本ペイントさんのパーフェクトフィラーを使って下塗りをしておきます。
O様のご要望でこの部分のみアクセントで色を変えてほしいとの事でしたので、現地にて調色を行いました。
調色したパーフェクトトップを使用し仕上げの二回塗りです。パーフェクトトップは対候性、透湿性に優れておりますのでモルタル外壁との相性も良いのです。
また破風板に関しても塗装し直しましたが、こちらはケラバ部分の破風板も含め全て塗装し直しました。
O様邸は鉄骨造にALCパネル、その上にタイルが張られている外壁部分がメインとなっておりました。
モルタル部分の経年での汚れが目立っておりましたので、綺麗になって良かったとO様にもお喜び頂けました。
元々は白に近い外壁でしたが、ご要望もあり段違い部分のこちらのモルタル部分は、現地にて調色し少し明るく、強めの色にて仕上げました。
屋根や外壁も明るくなると、元々経年で黒ずんでいた破風板も気になるところですがこちらも綺麗に塗り直し、雨水からお住まいを守れる屋根と外壁に生まれ変わりました。
【屋根カバー工事、外壁補修工事完了】
寒川町岡田O様邸の屋根カバー工事が無事竣工となりました。
きっかけはケラバの板金が飛散した事からでしたが、過去に雨漏りもしており、また築年数も20年以上と屋根工事を行うタイミングとしては良かったのではないでしょうか。
O様にも思い切って工事をお願いしてよかったと大変満足いただけました。
今回使用しました屋根材はアイジー工業さんのスーパーガルテクト。お色はSシェイドブルーとなります。スーパーガルテクトはこのほかにもSシェイドブラック・Sシェイドブラウン・Sシェイドグリーン・Sシェイドチャコールと5色からお選びいただけます。表面は意匠性の高い「ちぢみ塗装」を採用した上質な質感を誇ります。
今後も長い間、O様邸のお住まいを守ってくれることでしょう。
この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
【一か月点検、ドローンにて撮影】
屋根カバー工事が竣工してから約1か月が経過致しましたので、一か月点検でお伺いさせて頂きました。
施工した後に梯子を架けることなく屋根全体を見渡せます。街の屋根やさんではドローンを用いた現地調査、定期点検を行っております。
施工後に雨が降っても問題なく、不具合もございませんでしたのでO様も安心された様子でした。
次回は一年点検でお伺いさせて頂きますので、宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2020年03月09日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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