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相模原市緑区太井にて令和元年東日本台風の被害で損壊した瓦屋根に棟瓦取り直し工事を施工
【施工前】
【施工後】
施工内容棟瓦取り直し
築年数34年
平米数11.4m
使用材料シルガード(黒)
費用30.3万円



【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
令和元年東日本台風は、神奈川県に大きな爪痕を残しました。
特に建物の外部は多くの箇所で被害を受け、屋根も例外ではなく、大きな損傷を受けたお宅も少なくありませんでした。
瓦屋根は屋根材の中でも重量がある部類に入りますが、強風により瓦がずれたり飛散したりする被害が多数報告されました。
特に築年数の経過した瓦屋根では、瓦同士の間に隙間が生じており、その隙間に強風が入り込むことで被害が拡大しているケースが見受けられました。
相模原市緑区太井にお住まいのA様のお宅は、築34年の和風建築ですが、以前にリノベーションが行われたお宅です。
その際にA様がご入居されたとのことです。
室内は美しく改修され、外壁もきれいに塗り替えられていましたが、リノベーション時に屋根は手が入れられないことが少なくありません。
A様のお宅の瓦屋根も、リノベーション時には十分なメンテナンスが行われていなかったようです。
瓦屋根は定期的なメンテナンスが必要ですが、実際にはメンテナンスが行われずに使用されることも多くあります。
その結果、強風や台風による破損、大雨による雨漏りといったトラブルにつながることがあります。
瓦屋根の棟部分は複数種類の瓦で構成され、非常に複雑な造りとなっています。
A様のお宅も同様の状態でした。
令和元年東日本台風の影響により、棟瓦に使用されている巴瓦(ともえがわら)がずれてしまっていました。
鬼瓦(おにがわら)の下に入り込んでいる巴瓦を正しい位置に戻すためには、棟瓦の取り直し工事を行う必要がありました。
特に建物の外部は多くの箇所で被害を受け、屋根も例外ではなく、大きな損傷を受けたお宅も少なくありませんでした。
瓦屋根は屋根材の中でも重量がある部類に入りますが、強風により瓦がずれたり飛散したりする被害が多数報告されました。
特に築年数の経過した瓦屋根では、瓦同士の間に隙間が生じており、その隙間に強風が入り込むことで被害が拡大しているケースが見受けられました。
相模原市緑区太井にお住まいのA様のお宅は、築34年の和風建築ですが、以前にリノベーションが行われたお宅です。
その際にA様がご入居されたとのことです。
室内は美しく改修され、外壁もきれいに塗り替えられていましたが、リノベーション時に屋根は手が入れられないことが少なくありません。
A様のお宅の瓦屋根も、リノベーション時には十分なメンテナンスが行われていなかったようです。
瓦屋根は定期的なメンテナンスが必要ですが、実際にはメンテナンスが行われずに使用されることも多くあります。
その結果、強風や台風による破損、大雨による雨漏りといったトラブルにつながることがあります。
瓦屋根の棟部分は複数種類の瓦で構成され、非常に複雑な造りとなっています。
A様のお宅も同様の状態でした。
令和元年東日本台風の影響により、棟瓦に使用されている巴瓦(ともえがわら)がずれてしまっていました。
鬼瓦(おにがわら)の下に入り込んでいる巴瓦を正しい位置に戻すためには、棟瓦の取り直し工事を行う必要がありました。
担当:高田
瓦屋根の点検調査
相模原市緑区太井A様のお宅の瓦屋根では、令和元年東日本台風の影響により、棟瓦に損傷が生じておりました。
具体的には、棟瓦の先端にあたる巴瓦(ともえかわら)がずれてしまい、逆側の先端部分が崩れている状態でした。
本来、これらの瓦はしっかりと固定されているため、通常であればずれたり崩れたりすることはありません。
なお、過去に棟瓦の取り直し工事を施工させていただいたお宅からは、令和元年東日本台風や、それ以前に通過した令和元年房総半島台風による被害のご連絡は一件もございませんでした。
今回の被害は、定期的なメンテナンスが行われていなかったことも一因であると考えられます。
瓦屋根の棟瓦取り直し工事
棟瓦の取り直し工事にあたっては、まず束ねられている銅線を切断した後、最上段に積まれている冠瓦(かんむりかわら)から順に取り外していきます。
冠瓦は接着されているというよりも積まれている状態のため、比較的容易に取り外すことが可能です。
続いて、3段分積まれている熨斗瓦(のしかわら)を上から順番に取り外します。
熨斗瓦には土や泥などが付着しているため、取り外しながら丁寧に落としていきます。
最終的には、棟の上に瓦が全くない状態にして、取り直し作業の準備を整えます。
まず、巴瓦(ともえかわら)を元の位置に固定し直した後、鬼瓦(おにかわら)を新しい銅線でしっかりと吊り直します。
その後、桟瓦(さんかわら)の上に詰め物を載せていきます。
相模原市緑区太井A様のお宅の棟瓦取り直し工事で使用した詰め物は、「シルガード」と呼ばれる現代版の漆喰に相当する材料です。
シルガードは南蛮漆喰の一種で、漆喰に防水性や強度を高めるためのシリコンなどを加えて製造されています。
通常の漆喰を使用する場合は、外部に面する部分のみを漆喰で仕上げ、内部は土や泥で補填することが多くあります。
しかし、シルガードを使用する際は、内部の部分も含めてすべて外部に面する部分と同様にシルガードで施工し、耐久性を高めながら工事を進めます。
桟瓦の上に載せたシルガードは、鏝(こて)を用いて形を整えながら丁寧に形成します。
その後、熨斗瓦(のしかわら)を並べていきます。
シルガードを形成する際も、熨斗瓦を並べる際も、あらかじめ糸を張っておき、均一で美しい形に仕上がるように作業を進めます。
ご覧の通り、瓦屋根の棟は非常に複雑な構造をしています。
伝統的な瓦屋根は現代にも受け継がれており、材料自体の性能は時代とともに向上しているものの、瓦を使用した屋根の美しさや耐久性を好む方は今も多くいらっしゃいます。
熨斗瓦(のしかわら)の段数は屋根によって異なります。
かつては、熨斗瓦の段数が多いほど施工に費用をかけているとされ、段数の多さが一種のステータスとして用いられていたそうです。
漁師町などでは、今でも何段も積まれた熨斗瓦の屋根を見かけることがあります。
しかし、熨斗瓦の段数が多いことが、必ずしも雨漏りのしにくさや屋根の頑丈さに直結するわけではありません。
段数が多い分、屋根の重量は増すという点は確かですが、屋根の耐久性や防水性能とは必ずしも比例しないことに注意が必要です。
熨斗瓦(のしかわら)を並べ、シルガードを詰める作業を繰り返し、さらにその上に熨斗瓦を重ねてシルガードを詰める工程を進めていきます。
A様のお宅では、熨斗瓦は3段でしたので、同様の作業を3段分繰り返す形で施工を行いました。
作業の途中で、新しい銅線を仕込み、最後に冠瓦(かんむりかわら)を被せてから銅線を結び固定します。
また、巴瓦(ともえかわら)の下にもシルガードを詰めており、逆側の端部は断面になっているため、断面全体にシルガードを均して仕上げることで、棟瓦全体の安定性を確保しています。
完工
新しくなった棟瓦を横から確認すると、真っすぐに整えられていることが分かります。
これをもって、A様邸の棟瓦取り直し工事は無事に完了いたしました。
工事終了後は、瓦の表面に解体時に落ちた土やシルガードなどが付着していますので、最後に丁寧に拭き取り、清掃して作業を終えます。
瓦屋根の棟部分は、普段から定期的なメンテナンスが必要な箇所です。
棟瓦取り直し工事は、既存の瓦を再利用しつつ、瓦よりも先に劣化しやすい銅線や詰め物を新しく交換できる工事です。
これから台風シーズンが到来しますので、台風被害に会う前に棟瓦取り直し工事を行い、屋根の安全性を高めることは非常に有効です。
この度は、当社をご利用いただき誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
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