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横浜市緑区|瓦からジンカリウム鋼板エコグラーニへ葺き替え工事で屋根軽量化!
【施工前】
【施工後】
施工内容瓦屋根から金属屋根へ屋根葺き替え
築年数築50年
平米数屋根約130㎡
施工期間14日間
使用材料ディーズルーフィング エコグラーニ(ONIX)
保証10年


【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
築50年の瓦屋根、2階建て木造アパートになります。今回、瓦から軽量屋根材に葺き替えを検討しているとご相談を頂きました。瓦屋根の住宅は新築時に重量を考え、全体の構造は頑丈に作られています。つまり瓦屋根の住宅には瓦を乗せても何ら問題ありません。しかし、屋根が重いことで地震の際には建物全体が大きく揺れる、瓦が落下するという危険性もあります。
そこで今回はメンテナンスとして軽量な金属屋根材を使用して葺き替え工事を行います。今の状態と葺き替えをするメリットを紹介していきます。
そこで今回はメンテナンスとして軽量な金属屋根材を使用して葺き替え工事を行います。今の状態と葺き替えをするメリットを紹介していきます。
担当:富田
【点検の様子】
築50年のアパートには見えませんね。大変綺麗にメンテナンスを行っているかと思います。今回、屋根の瓦から軽量屋根材へのお問い合わせを頂いておりますので、屋根はもちろん全体の無料点検を行っていきます。 早速屋根から調査です!
瓦の重さはご存知でしょうか?日本瓦は1枚が2.7㎏、一坪で56枚程使用しています。そしてアパートの屋根面積はおよそ130㎡。40坪弱になりますので2200枚程度は使用しています。と考えるとこの屋根に乗っている瓦の重量だけで5940kgです。更に土や漆喰分がありますので重さはそれ以上にかかっていることが分かりますね。 瓦という素材は頑丈で割れにくく、経年劣化という言葉が当てはまらないため大変重宝されてきました。しかし、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災と各所で地震が発生する日本。小さな地震を数え始めるとキリが無くなってしまいます。そしてこの地震は建物を揺らし、瓦の落下・変形にも繋がってしまう事から、少しずつ屋根材自体の軽量化に進み始めました。 屋根の軽量化については建物全体への負荷を減らし、揺れの軽減、構造への負担軽減にもつながりますのでメリットは耐震化だけではありません。
少しずつ補修を加えていたのでしょう。中には全く違う色の瓦が差し替えられていたり、並びも綺麗な状態でした。今の所雨漏りも起きていないようであれば、防水紙の張り替えもされていたのでしょう。入居者様もこのようなオーナー様ですと嬉しく思いますよね。 防水紙はおよそ15~20年程度での葺き直しをお勧めしています。築50年で一度の葺き直しであれば、そろそろメンテナンスは必要でしょう。
瓦の重なり部分がフラットです。これが瓦の浮きやズレや、最終的には落下に繋がります。通常噛み合わせるような凹凸があるのですが、風等で何度か揺れているうちになくなってしまったんでしょうか? 引っ掛け桟工法であっても、瓦自体で固定できなくなるとシーリングでのラバーロック工法も行いますが、瓦の寿命もさしていますので、浮きが目立つようになった際には葺き替え等もご検討いただく必要があります。 こう下から見上げると雨樋が壊れていないものの、大きく撓んでしまっています。金具の固定が強いのか、強風で押されたのか、これほどに雨樋に負担がかかっていると割れやすくもなってしまいます。こちらも交換をお勧めします。
アパートで大変多くお問い合わせを頂くのが、鉄骨階段です。大変頑丈ですが、弱点は錆です。経年劣化によって塗膜がはげたりするとそこから錆が発生し拡大します。鉄としての耐久性は著しく低下し、腐食・落下に繋がってしまいます。この事故を防ぐには錆が進行する前の定期的な塗装です。腐食で穴あきまでしている場合は溶接補修も必要となります。入居者全員が使う階段、見栄えも良く安全に利用したいですよね。
屋外で日々紫外線や雨水に当たっているとどうしても劣化は早いです。注意して頂きたいのは柱脚です。水も溜まりやすく、基礎の劣化も早く、錆も進行するとボロボロになり、支えが無くなってしまうと大変です。特に土間にヒビが入っている状態ですと、地面の下から劣化が始まることも考えられますので、今回は柱脚をモルタルで補修し支柱の保護に当たります。
【施工の様子】
屋根葺き替え工事は瓦を全て下ろす作業があります。その為はしごなどでは足らず、足場の仮設が必要となります。足場の仮設の際に入居者様が怪我をしないように通路付近の単管には養生を取り付けていきます。
瓦屋根は独特な棟ですよね。瓦屋根には棟だけで鬼瓦・のし瓦・冠瓦が使用されています。段が多いほど高級だと言われていますが、段が多いほど使用枚数も増え必然的に重くなります。また瓦の下ろしにも苦労します。瓦の施工には2種類存在します。 瓦をそろえるのが難しく、熟練の職人しか施工できないとも言われる土葺き工法、今ではまず使いません。近年の工法は土ではなく、防水紙で屋根からの雨漏りを防ぎます。土葺きは大量の土を使って雨水の侵入防止と断熱効果の役割を持ちますが、重量が格段に重たくなる、瓦の固定がネックです。近年は瓦桟を取付けそこに瓦を引っ掛けていく工法で軽量化も図っています。
平瓦の剥がし撤去作業です。横に伸びている木が瓦桟、下に防水紙が張られています。剥がし作業の際に出来たのか、元からなのか防水紙が破れてしまっています。防水紙の下は野地板です。つまり防水は防水紙の役割で、防水紙が劣化すると雨漏りが起きます。雨漏りが起きると木材に染み込みたちまち腐食してしまいます。
防水紙が捲れ隙間から見えているのが野地板です。この野地板も経年によって劣化します。傷みがひどい場合、作業中に抜けることも考えられるんです。作業中にフカフカした印象があれば、野地板の張替をお勧めします。屋根を支える下地が弱ってしまっていては元も子もありません。実際に屋根材を剥がしてからでしか確認が出来ませんのでご了承ください。 瓦の下ろしと聞くと放り投げるのでは?という心配がありますよね。昔はそんな業者も多かったかもしれませんが、今は瓦自体大変貴重です。少しの差し替え用にと在庫を抱えるケースもありますし、作業面でも重ねて下ろす方が静かで安全です。当然近隣の方にご迷惑の無いように作業を行いますのでご安心ください。
瓦桟を撤去し清掃後に、野地板増し張りで下地の補強を行います。既存の野地板に問題はないが、今後の事を考えると下地を補強した方がいいと判断しました。7~12㎜厚の合板を張っていきます。
続いて防水紙です。新規のルーフィングを軒先から棟にかけて張り重ねていきます。タッカーで止めながら捲れや破れが無いように、しっかり重ねて雨漏り防止に備えます。この作業がおわると雨の心配はひとまずありません。しかし、風によって捲れたり、紫外線に当たったりすると劣化も早くなりますので、次の工程に移っていきましょう。
ようやく屋根材の葺き替え工事です。使用材料はディーズルーフィングのエコグラーニ、色が一番人気のONIX(オニキス)です。 注目されているガルバリウム鋼板と同じ組成ですが、米国会社と生産改良をし、更に耐久性をあげたジンカリウム鋼板を使用しています。ガルバリウム鋼板と同じく錆びにくく亜鉛鉄板の3~6倍の耐久性を持つ屋根材ですが、石粒仕上げにすることで夏の暑さや雨音の軽減にも繋がります。 1㎡あたりの重量は5.8㎏と、ディーズルーフィングの屋根材の中でも一番軽く、シンプルなデザインは住宅に合わせやすいと思います。基材にはメーカーの自信が伝わる30年保証です。
葺き替えることで瓦の時よりも室内が暑くなるのでは?とご心配をされていました。瓦は土を使っていることで湿気の調整等を勝手にしています。それをふまえると確かに金属屋根材は少なからず暑さを感じるのかもしれません。そこで今回は棟に換気機能を取り付けます。 軒天等の通気口から風を流し、棟から熱気を流し、小屋裏を快適な状態にします。頂点に付けているにも関わらず、雨水は入らない構造です。この棟換気は空気の出口です。籠っている空気を逃がすだけでも十分効果的ですが、軒天やガラリを取り付けて空気を流すと更に通気性は向上します。2階が暑い、湿気が籠るといった問題でお悩みの方は是非ご検討してみてください。
棟換気はエコグラーニと同色のガルバリウム鋼板です。機能を付けたにも関わらずそれ程目立つわけでもありませんので、施工の仕上がりは気にしなくてもいいかもしれません。 今回、木材の破風板はガルバリウム鋼板でカバーしました。経年劣化によって木材は徐々に腐食していきます。という事を考えるとガルバリウム鋼板でカバー工事をした方が後々の補修を考えた時にトータルコストは抑えられます。
撓んでいた雨樋は撤去、水糸を張りながら受け金具の勾配を考えて取り付けていきます。また竪樋も掴み金具を取り替えて設置していきます。金具にはつる首や打ち込み、正面打ちなど、状況に合わせ取り付ける金具が変わりますので一概にどの金具を使用するかというのは決められません。金具交換後、新規の雨樋を取付け、雨樋交換工事は終了です。
アパート基礎の剥がれです。このままでも今の所は問題ありませんが、耐久性の劣化、水の侵食、見栄えの悪さもありますのでモルタル補修を行います。一度既存を剥がし、プライマーを塗布してモルタルと基礎の密着力を高めます。その後、左官工事でモルタルを均していきます。
基礎モルタル補修完了です。
バルコニー柱脚に傷みが見られるため、こちらもモルタル補修を行います。型となる下地木材を取付け、モルタルを流し込んでいきます。
成型、固めてから型を外し終了となります。壁などに厚くモルタルを重ねる場合はラス網で液垂を防止する等の下ごしらえをしていきますが、型であれば、流し込んで固めるだけで大丈夫です。冬季はモルタルが凍ってしまったりと問題が出てしまいますので施工の段階で如何に管理するかが重要になります。硬化するまでしっかりと確認していきます。
鉄骨階段の錆補修です。塗膜が剥がれ鉄部に錆びが進行しています。このまま放置すれば錆が穴あきを起こさせますので、錆の進行を止める対策が必要です。まずは塗膜をケレンで剥がし表面を綺麗にしてから錆止め塗料を塗っていきます。錆止め塗料は赤いイメージが強いですが、今では様々な色の錆止めがあります。いずれにしても塗装の際には下塗りと仕上げの色に差をつけることが大事です。塗り残し等が無いように作業を進めていきます。
乾燥後、鉄骨の色に合わせ2回塗りをしていきます。塗ってすぐは色に差があり新派になりますが、乾燥すると艶が無くなりますので問題ありません。この際にも下地の透けが無いように塗装施工をしていきます。錆は発生した時点で、塗装を行ったとしても回復することはまずありません。錆が出た時点での対処法は錆の進行を抑える事です。錆止めは錆の進行を抑えますので鉄部塗装の際には錆びていなかったとしてもしっかり施工をしていきましょう。
これでアパート全体の補修施工は終了となります。
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
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