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横浜市鶴見区本町通にてコロニアル遮熱グラッサのグラッサ・クールシルバーで屋根葺き替え工事
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根葺き替え
築年数22年
平米数36.90㎡
施工期間5日間
使用材料コロニアル遮熱グラッサ
費用95万円
保証10年
ハウスメーカー敏建築設計



【お問い合わせのきっかけ】
担当:増田
横浜市鶴見区本町通にお住いのG様より、「築が22年になり屋根の傷みが気になるので塗り替えを検討しています」とのご相談をいただきました。G様宅では5年前に外壁の塗装は行ったそうですが、屋根に関しては手を付けていないとのことです。現在は特に雨漏りなどの不具合が見つかった訳ではないのですが、20年以上もメンテナンスを行っていないことに不安を感じるとのことです。G様宅は3階建てで近隣との距離が近く、屋根まで足場の設置を行うのがやや困難な場所にございます。たまたま近くで工事を行っていた業者さんより、ドローンを使用しての屋根面の撮影をしていただいたそうで、そこで屋根の傷みを確認したとのことです。屋根のメンテナンスは塗装も選択肢の一つですが、築年数や下地の状況も考慮に入れ、カバー工事や葺き替えもございます。今回はメンテナンスを行う前提で上り下り用の足場を掛けた後に屋根の状態を確認いたしました。屋根表面の傷みは顕著で、下地もやや心配です。梯子を掛けづらい場所も考慮に入れ、足場を掛けた今回で最善のメンテナンスを行うとのことに至り、葺き替え工事を行うことになりました。屋根材には屋根裏の暑さを緩和したいとのご要望もあり、スレート材のコロニアル遮熱グラッサを使用いたします。
担当:増田
施工前の屋根の様子
横浜市鶴見区本町通G様宅は3階建てで近隣との距離が近く、三方が住宅に囲まれている環境です。全体的に屋根まで足場を建てるのが困難ですので、正面スペースに上り下り用の足場の設置を行いました。3階建てや狭いスペースしかなく、調査時に梯子が掛けられない場合は、調査用に足場を建てるケースもございます。現在ではドローンを飛ばして屋根表面の確認などは行えますが、下地の状況は上って踏んだ感触を確かめるのが一番です。当初は塗装でのメンテナンスを検討されておりましたが、築年数や梯子が掛けづらい場所も考慮に入れ、今回でできる限りのメンテナンスを行う方向でお話が進んでおりました。
築22年で、雨漏りなどの不具合は見つかっておりません。既存の屋根下地が活用できると判断がつけば、屋根カバー工法でのメンテナンスも可能です。カバー工法のメリットは既存の屋根材の撤去処分費が掛からない点です。葺き替えよりコストが抑えられます。デメリットは既存の屋根材の上に新たな屋根材を載せるので、屋根が重くなる点です。屋根は軽いに越したことはないので、最善は葺き替えです。
今回は事前にカバー工法と葺き替えのプランを比べていただき、ご予算内で葺き替え工事が行えるとのこともあり、下地から改める屋根葺き替え工事を行うこととなりました。
屋根葺き替え工事開始
既存屋根材の撤去
葺き替え工事は既存の屋根材の撤去から行います。G様宅の様に既存の屋根にスレート材が葺かれている場合は、棟板金と下地の貫板の撤去を行い、棟から軒にかけて屋根材を剥がしていきます。スレート材の撤去で注意が必要なのは、既存のスレート材にアスベストが含有しているかどうかです。アスベストが含有している屋根材は廃材処理費が高額になります。2004年以前に建てられたお家でスレート材が葺かれている場合、大半はアスベストが含有されています。G様宅のスレート材もアスベストが含有している屋根材です。勿論、事前の情報をもとに、撤去処分費はアスベストを含む費用でお見積りを提示しております。カバー工法の場合は既存の屋根材の上に新たな屋根材を載せるので、廃材処理費は掛からないと言うメリットはあります。しかし、アスベストの問題を先送りにしていることにもなります。屋根工事はその場の状況と各工法のメリット、デメリットを確認した上で、最善のメンテナンスを行えるのが理想です。
野地板の増し張り
既存の屋根材を撤去した後は新たな野地板を張っていきます。築が古い屋根や雨漏りを起こしている屋根の場合、屋根材を剥がした際に下地(野地板)が腐食していることがございます。あまりにひどい場合は下地から造り直す必要もございます。勿論、その場合は費用が嵩みますので、下地の劣化が疑わしい場合の葺き替え工事では、追加に掛かる費用のことも考慮に入れておく必要がございます。不具合が確認されてからの工事では余計にコストが掛かりますので、定期的にメンテナンスを行っておくことがコストを抑え安心にもつながります。G様宅の下地は雨水や湿気を吸って傷みが見受けられる箇所もございましたが、新たに野地板を張ることで十分でしょう。葺き替えのメリットは下地の確認と野地板を新たに出来るところにもございます。
換気棟設置用の換気孔
今回屋根を葺き替えるにあたって、G様からのご要望の一つに換気棟の設置がございます。換気棟は屋根裏の湿気や熱気を排出するために、屋根の棟部に設ける部材です。既存の屋根では換気棟が設置されておりませんでしたので、新たに換気孔を設けます。屋根裏を換気することは、住いの快適さを維持する上でとても重要です。寒い冬では結露対策になり、暑い夏では室内の温度上昇を和らげます。また通気することにより屋根下地の木材の腐朽劣化を防ぐことにもつながります。カバー工事でも新たに換気棟を設置することはできますので、屋根工事を行う際は換気・通気にも気を配ることをおすすめいたします。
防水紙(改質アスファルトルーフィング)
屋根全体に野地板を張った上には新たな防水紙を敷きます。防水紙にもいくつかの種類がございまして、今回使用するのは改質アスファルトルーフィング(ゴムアス系)です。アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混入した改質アスファルトを使用し、破れにくく止水性が高い設計になっております。耐久性が高く、寿命も30年程と言われており、現在、多くの屋根材で推奨されている防水紙になります。他には60年もの耐久性があると言われる防水紙などもございます。防水紙は屋根を雨水から守る大事な役割を担います。屋根材だけではなく、防水紙にも気を配ることが大切です。
屋根下葺き完了
葺き替えを行う場合、下葺きまでの作業を一日で仕上げるのが基本です。防水紙を敷いた下葺きまで行っておけば、急な雨でも屋内に雨漏りの心配はございません。屋根の面積が広い場合などは面で区切って順番に下葺きを完成させてから本葺きへと移行します。今回G様宅では4人の職人一日で下葺きまでの作業を行いました。カバー工法の場合も同じで、棟板金の撤去を行い、屋根前面に防水紙を敷く下葺き作業までを一気に仕上げるのが理想的です。
カバー工法と葺き替えの大きな違いは、この下葺きまでの作業工程にあります。既存の屋根材を剥がさないのと、野地板張りがない分、カバー工法は手間とコストが抑えられます。葺き替えは既存の屋根材を剥がすことで下地の状態の確認ができ、下地を新たに整えられるメリットがございます。屋根は屋根材で隠れてしまう下葺きがしっかりしていることが肝心です。
新規屋根材:コロニアル遮熱グラッサ
下葺きが完成したら軒廻りにスターターの設置を行い、新規屋根材を葺いていきます。今回G様が選択した屋根材はスレート材のコロニアル遮熱グラッサです。コロニアル遮熱グラッサはケイミュー社さんから出てるカラーベストシリーズの商品の一つになります。メーカー独自のコーティング技術で30年相当の耐候試験でも色の変化が少ないことを実証したスレート材なります。それに赤外線を反射する特殊顔料を配合した、遮熱効果が環境省の環境技術実証事業でも実証された優れた商品いなります。屋根の表面温度と屋根裏温度を下げて室内の温度低下に貢献します。また、明るめの色(グラッサ・クールシルバー)を選択したことにより、さらに熱の吸収を抑え、遮熱レベルが上がります。
新規に屋根材を葺く際には、雪止めの設置もお勧めいたします。雪止めは後付けもできますが、屋根材とあわせて設置する際はしっかりと下地に固定できます。後付けの場合は既存のスレート材に引っかける容になりますので、屋根材への負担と強度に差がでます。関東地方では滅多に積らない雪ですが、事前の対策が安心感をもたらすことにもつながります。
トップライト廻りの板金施工
屋根の葺き替えやカバー工事で最も手間のかかる箇所としてトップライト廻りの板金施工があります。屋根からの雨漏りの原因で多いのはトップライト廻りです。トップライトは屋根に穴を開けて設置されているので、きちんとした雨仕舞がされてないと雨漏りの原因につながります。また、経年による劣化が原因で雨漏りにつながることもございます。屋根の点検や工事を行う際はトップライト廻りなどは特にしっかりと確認する必要がございます。場合によっては雨漏りなどの不具合がなくとも、屋根工事にあわせ、トップライト本体を撤去して穴を塞ぐこともいたします。
トップライト本体にも寿命がございます。20年から30年ほどで本体の交換をする必要があるとも言われております。活用してない場合などは先々のリスクを考慮に入れて取り外すのも一つの選択になるでしょう。G様宅では現在でも明り取りのとしての活用はあるとのことですので、今後の雨漏りのリスクを回避するために、トップライト廻りの板金施工とトップライト本体の補強をしっかりと行っておきます。
雨漏りのリスクとして、トップライトなどの屋根に穴を開けて設置する箇所の雨仕舞とあわせ、屋根に「谷」がある場合、その谷部分(谷板金)の施工にも注意が必要です。谷部分は雨水が通る箇所になりますのでしっかりとした施工が必要です。屋根工事では見えなくなる箇所の施工がしっかりとされていることが重要です。
換気孔施工・貫板(樹脂製)設置
下葺き時に開けた換気孔部分の板金施工を行い、棟板金のための下地(貫板)の設置を行います。今回貫板に使用するのは樹脂製のタフモックです。一般的には貫板として使用するのは防腐処理が成された木が多いのですが、改修工事などでは、より耐久性のある樹脂製に交換することも増えております。屋根の不具合で多いのが棟板金の飛散です。棟板金は下地の貫板の腐食や劣化で、打たれた釘が抜けやすくなることにより外れてしまいます。その浮きや外れた板金が強風に煽られて飛散してしまうのです。樹脂製の貫板は耐水、耐腐朽性に優れておりますので、棟板金の浮きや外れのリスクを十分に軽減いたします。また、板金などを固定する釘やビスにはステンレス製を使用するなどして、サビ対策も考慮に入れます。下地にも耐久性に優れた素材を活用することにより、今まで以上に安心感が得られます。
換気棟設置・トップライト補強
貫板の上に棟板金を被せ、換気孔部分には専用の換気棟を設置いたします。元々は換気棟が付いていなかった屋根ですが、改めて加工することで換気棟を後付けすることは可能です。換気棟を取り付けることで内部の空気を逃がすことができるので、夏場などで熱気が家にこもるのを防いでくれます。また、湿気も溜まりにくいのでお住まいにとっても優しいといえるでしょう。
トップライトについては交換の選択もございますが、改めて板金で雨仕舞をしっかりと行い、既存のまま活かすこととなりました。トップライトは屋根との交わり部分の加工のほか、窓まわりに嵌められたパッキンの補強も必要です。G様宅のトップライトは開閉式などではなく、ガラスが嵌められたシンプルなトップライトですので、窓まわりには直接クリアのコーキングを使用して補強をいたしました。トップライトは、採光効果の期待やデザイン重視の設計などでも人気がございますが、取付後のメンテナンスを怠ると雨漏りの原因になりやすい箇所の一つでもございます。不具合が起こる前に定期的な点検と補強は欠かせません。屋根に関してはどんなに良い屋根材を使用しても、10年に一度は点検を行うことをおすすめいたします。
屋根葺き替え工事完了
屋根葺き替え工事完了です。今回の葺き替えのポイントは、暑さを緩和するために遮熱効果のある屋根材を使用したこと、より遮熱レベルを上げる為に明るめな色(グラッサ・クールシルバー)を選択したことにございます。また新たに換気棟を設置いたしました。三階建ての屋根とのこともあり、あまり目に留まることのない屋根面ですが、家屋を守る屋根としての機能は十分と言えるでしょう。
施工完了後は写真をもとに工程と仕様の確認を行っていただきます。内部がどの様におさまっているかを把握することも大切です。G様も要望通りの仕上がりに大変満足されておりました。今後はアフターフォローの一環として定期的に点検を行っていまいります。3階建てで梯子が掛けにくい立地でもございますので、点検にはドローンを活用して行いたいと思います。時代の進歩のおかげで生活しやすく、より豊かになっているのを実感します。今後は一家に一台ドローンがあるのが当たり前の時代も来るのではないでしょうか。そうなれば見えにくい屋根の状態もご自身で気軽に確認ができることでしょう。
記事内に記載されている金額は2019年07月26日時点での費用となります。
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