スレート屋根のメンテナンス時に注意したい「縁切り」の重要性と調査結果

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スレート屋根のメンテナンス時に注意したい「縁切り」の重要性と調査結果

更新日:2025年06月30日

はじめに:スレート屋根のメンテナンスが必要な理由

スレート屋根は軽量かつ施工性の高い屋根材で、多くの住宅で採用されています。

しかし、経年劣化によって防水性能が低下し、定期的なメンテナンスが欠かせません。

今回、私たち「街の屋根やさん」は、横浜市青葉区の住宅にてスレート屋根の調査を実施しました。

10年前に塗装された屋根で、さまざまな不具合が見つかりました。

この調査を通じて、屋根塗装と縁切りの重要性をご紹介いたします。


調査の様子と劣化の実例

広範囲にチョーキング現象が確認された屋根

まずは屋根全体を確認したところ、塗装の色あせや白っぽい汚れ(チョーキング現象)が見られました。

これは塗膜が劣化し、防水性能が落ちているサインです。

メンテナンスを考えている屋根

屋根表面には細かな傷や汚れも多数あり、塗装時期としては適正と判断しました。


棟板金の釘抜け・浮きの確認

次に棟板金の点検です。

調査では釘の抜けや板金の浮きが確認されました。

この程度であれば今すぐ工事しなければならないという状況ではありませんが、必要に応じて固定の強化や棟板金交換工事なども検討していく必要があります。

少し抜けた釘

少しだけ浮いた棟板金

棟板金の固定力が低下している兆候として、しっかりと留め直す必要があります。


10年前に塗装された屋根の現状と課題

今回の屋根は10年前に一度塗装を行っており、その際の施工内容にも着目しました。

10年前に塗装した屋根

塗膜の劣化は見られるものの、問題はそれだけではありません。


縁切り不足がもたらす深刻なトラブル

屋根材の重なり部分を確認したところ、前回の塗装時に「縁切り」が行われていなかった形跡が見つかりました。

縁切りとは、屋根材の重なり部に適切な隙間を設け、雨水の排出経路を確保する作業のことです。

これを怠ると、屋根内部に水が滞留し、雨漏りや野地板の腐食といった深刻な被害につながります。

前回の塗装で縁切りしていませんでした

塗装時にこの部分が塗料で密着してしまうことで、毛細管現象によって水が逆流するケースも多くあります。


屋根塗装で縁切りを行う2つの方法

屋根塗装の際に縁切りを行う方法は主に以下の2つです。

1. カッターなどで手作業による縁切り

スレート同士の隙間をカッターなどで切って開ける方法です。

手間はかかりますが、しっかりとした施工で効果が長持ちします。

2. タスペーサーの挿入

近年では、タスペーサーという専用部材を使う方法が主流です。

スレートとスレートの間に設置することで、隙間を均等かつ確実に確保できます。

いずれの方法も、「縁切り」は屋根塗装において極めて重要な工程です。


街の屋根やさんの無料調査で安心の屋根メンテナンスを

今回のように、過去に塗装した屋根でも適切な施工がされていないことで再劣化が早まることがあります。

街の屋根やさんでは、無料の屋根点検を行っています。

屋根工事の正しい知識をもとに、建物の寿命を延ばすご提案をいたします。


まとめ

スレート屋根のメンテナンスでは、単なる塗装だけではなく「縁切り」の有無を確認することが非常に重要です。

今回の調査でも、縁切り不足による排水不良の兆候や棟板金の不具合が確認されました。

放置してしまうと雨漏りなど深刻なダメージに繋がるため、定期的な点検と適切な施工が欠かせません。

屋根工事を検討中の方は、ぜひ「街の屋根やさん」にご相談ください。


ご相談・点検は無料です。

安心・丁寧な屋根リフォームは「街の屋根やさん」にお任せください。

 記事内に記載されている金額は2025年06月30日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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