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相模原市でシンダーコンクリート屋上の防水点検が必要な理由と対処法
はじめに
「屋上から雨漏りしているかもしれない」「防水層がどれくらい傷んでいるのか分からない」
そんな不安をお持ちの方は、少なくありません。
特に築20年以上が経過した建物では、屋上の防水層が寿命を迎えていることが多く、早急な点検・対処が必要なケースが増えています。
今回は、シンダーコンクリート防水の屋上について、劣化のサインや点検のポイントを詳しく解説します。

シンダーコンクリートとは?防水との関係を知っておこう
「シンダーコンクリート」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれません。
シンダーコンクリートとは、かつて屋上の防水層を保護するために使われていたコークス(石炭のかす)を骨材に使ったコンクリートのことです。
1970〜1990年代に建てられたビルやマンション、学校などの陸屋根(平屋根)に広く使用されており、相模原市内でも築30〜40年の建物でよく見られます。
通常のコンクリートと比べて軽量なのが特徴ですが、吸水性が高く、内部に水分をため込みやすいという弱点があります。
シンダーコンクリートが抱える問題
シンダーコンクリートは長年にわたって雨水や紫外線にさらされると、表面にひび割れが生じます。
そのひび割れから水が浸透し、下の防水層を傷める原因になります。
また、内部に含まれた水分が凍結・膨張することで、さらに劣化が加速するケースもあります。
相模原市は内陸に位置しており、夏の猛暑と冬の冷え込みの寒暖差が大きいため、シンダーコンクリートへのダメージが特に蓄積しやすい環境です。

屋上防水の点検で見るべきポイント
屋上防水の点検では、複数の箇所を総合的に確認することが重要です。
ここでは、専門家が実際に現場で確認するポイントをご紹介します。
①防水層表面のひび割れ・膨れ・剥がれ
防水層の表面にひび割れが入っていたり、ブカブカと膨れている部分がある場合は要注意です。
膨れは内部に水分や空気が入り込んでいるサインで、放置すると破裂し、雨漏りに直結します。
また、防水シートが剥がれている箇所は、下地への雨水侵入リスクが高い状態です。
表面の変化を早期に発見することが、大きな補修工事を防ぐ第一歩です。
②立上り部分の劣化
屋上の端部、壁との境目にあたる「立上り」は最も雨漏りが起きやすい部位のひとつです。
立上りの防水層は平面部分よりも紫外線や風雨の影響を受けやすく、剥離やひび割れが起こりやすい箇所です。
写真のように立上り部分に黒ずみやひび割れがある場合、すでに水が浸入している可能性があります。
特に立上りの高さが低い箇所は、大雨のときに雨水が越えやすいため、注意が必要です。

③ドレン(排水口)の詰まりと劣化
屋上の雨水を排水するドレンは、防水点検の中でも特に重要なチェックポイントです。
ドレンには大きく分けて「縦引きドレン(床面排水)」と「横引きドレン(壁面排水)」の2種類があります。
どちらも落ち葉・苔・泥などが詰まると排水がうまくできなくなり、屋上に水が溜まって防水層を傷める原因になります。
写真のようにドレン周辺に苔が繁殖している場合は、詰まりが発生している可能性が高いです。
また、ドレン周りの防水層が劣化しているケースも多く、ここから雨漏りが始まることも珍しくありません。

こんな症状が出たら早めに点検を!劣化サインまとめ
以下のような症状が一つでも見られる場合は、専門家による点検を早めに受けることをおすすめします。
・屋上の表面にひび割れや亀裂がある
・防水層が膨れている・ブカブカしている箇所がある
・立上り部分に黒ずみや剥がれが見られる
・ドレン周辺に苔や植物が生えている
・雨天後に屋上に水たまりができている
・室内の天井にシミや雨漏りの形跡がある
・建物が築15年以上で一度も防水工事をしていない
特に築15〜20年を超えた建物は、防水層が耐用年数を超えているケースがほとんどです。
相模原市は年間降水量が比較的多く、梅雨時期や台風シーズンには集中的な雨が屋上に降り注ぎます。
劣化した防水層でこれらの雨に対応することは難しく、早めの対応が建物を守ることにつながります。
屋上防水の修繕方法:状態に応じた工事の選択肢
屋上防水の修繕方法は、劣化の程度や既存の防水仕様によって異なります。
主な工法を以下にご紹介します。
ウレタン防水(塗膜防水)
現在最もよく使われる工法のひとつです。
液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成するため、複雑な形状の屋上にも対応しやすく、継ぎ目のない均一な防水層が作れます。
シンダーコンクリートの上からでも施工でき、既存の防水層を撤去せずに重ね塗りする「かぶせ工法」も可能です。
耐用年数は工法によって異なりますが、一般的に10〜15年程度とされています。
シート防水(塩ビシート・ゴムシート)
工場で製造された防水シートを屋上に貼り付ける工法です。
施工が比較的早く、品質が均一なのが特徴です。
機械固定工法(ディスク固定)を用いれば、既存の防水層を撤去せずに施工できるため、廃材が少なく工期が短いメリットがあります。
アスファルト防水
溶融したアスファルトとルーフィングシートを組み合わせて防水層を作る工法です。
耐久性が高く、大型ビルや公共施設に採用されることが多い工法です。
ただし、施工時に熱や煙が発生するため、住宅密集地では施工に制限がある場合があります。
放置するとどうなる?屋上防水の劣化が引き起こすリスク
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と感じている方も多いですが、防水層の劣化は目に見えないところで進行しています。
放置することで以下のようなリスクが生じます。
構造体へのダメージ
防水層を突破した雨水は、建物の構造体であるコンクリートや鉄筋へと浸透していきます。
鉄筋が錆びると膨張し、コンクリートを内側から押し広げる「爆裂」が発生することがあります。
爆裂が起きると大規模な補修が必要になり、費用も大幅に増加します。
早期に対処すれば防水層の修繕だけで済んでいたものが、放置することで構造補修まで必要になることも少なくありません。
室内への影響
雨水が建物内部に侵入すると、天井や壁にシミが生じます。
カビや腐食が発生し、住環境が悪化するだけでなく、資産価値の低下にもつながります。
雨漏りが発生してから修繕するよりも、定期的な点検と予防的なメンテナンスを行う方が、長期的なコストを大幅に抑えられます。
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