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湘南茅ヶ崎市築24年経過した塗装されたスレート屋根調査
湘南地区茅ヶ崎市のお宅でスレート屋根調査を行いました。
築24年の建物で、過去に2回塗装でメンテナンスを行っているスレート屋根です。それでは調査に入ります。
スレートの縁が黒くなっているのは染みです。スレートは裏側に雨水がまわるようにできております。スレートとスレートが重なる部分の隙間から雨水が出るようになっているのです。元々はスレートの表面は雨水や風に対応できるよう加工されておりますが、年数が経つにつれ効果は低下します。そこで塗装を行うことにより延命をはかります。しかし塗装も次第に劣化していきます。この状態は劣化してしまい、塗膜剥がれが発生している状態です。塗膜の撥水効果が低下するとスレート自体が水を吸ってしまいますので劣化に拍車がかかります。染みも出来やすくなります。染みは数カ所ではなく、ほぼ全体に発生しております。
棟板金の釘が短い間隔で打たれております。塗料が塗られていない釘もあるので、補修として打たれたようです。追加で打つということは、そこに何らかの現象があったと推測できます。板金が浮いていたのでしょう。浮くということは板金内部の板が腐食している可能性が高いです。
新しく釘が抜けだしている箇所や追加で打ったところからの錆びも見受けられます。錆びに関しては、打ったときに塗膜が剥がれしまい板金が露出してしまっていたのでしょう。塗装されたスレートは、割れや亀裂は殆どありませんでしたが、塗膜も剥がれて古いので、この上にもう一度塗装しても剥がれるのはかなり早いでしょう。10年の耐用年数を持つ塗料塗ったとしても5年持てば良い方かと思います。棟板金や内部の板も交換が必要な状態ですので、メンテナンスの周期としては既存を活かすのではなく屋根材自体を新しくする時期です。野地板もしっかりしていることから、葺き替え工事よりもコストがかからない屋根カバー工事が最適です。屋根カバー工事では、棟板金の交換も行う事になりますので、まさに一石二鳥です。
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