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横浜市鶴見区下野谷町にて瓦棒葺き屋根の棟板金交換の様子
本日は横浜市鶴見区下野谷町W様宅にて、瓦棒葺き屋根の棟板金交換工事の様子をお伝えいたします。W様宅は築４０年は経っている建物で、屋根は昔ながらの瓦棒葺きです。
「瓦棒葺き屋根」
大分昔に一度、塗装のメンテナンスは行ったとの事ですが、それ以来殆ど手をかけてきていないそうです。近い将来に建て替えや建て壊しも検討する中、先月の強風時に棟板金の一部が飛散する被害がございました。さすがに外れたままでは心配とのこともあり、今回、棟板金の交換を行う事になりました。調査時では屋根全体の老朽化から、葺き替えを行うのが妥当とのご提案はいたしましたが、建て替えや建て壊しの予定もあることから、板金交換のみの工事です。
「既存棟板金・貫板の撤去」
瓦棒葺き屋根の棟板金交換もスレート屋根に設置してある棟板金同様、初めに既存棟板金と下地の貫板の撤去を行います。飛散箇所以外の下地（貫板）を見ても大分傷んでいるのが見受けられます。下地が腐食していると、板金を止めてる釘やビスが抜けやすくなり、板金の飛散につながります。今回の様に築年数が経っている建物では、一部の棟板金が被害を受けた場合でも棟板金全体の交換をお勧めいたします。被害を受けた部分意外も同じく老朽化が進んでいますので、改めて被害を受けたのでは二度手間になってしまいます。
「新規貫板の設置・板金施工」
新規貫板には既存同様杉の板（木材）を使用します。貫板にも種類があり、防腐処理が施されている板や、強度を保つ樹脂製の板などがございます。ご予算や用途によって使い分けを行います。今回は簡易的な交換工事のご要望とのこともありますので、一般的な木の貫板を使用いたします。上に被せる板金はガルバリウム鋼板製の板金です。こちらは棟板金交換では多く使用される素材です。軽くて錆びにくく、耐久性も抜群です。W様宅の屋根（瓦棒葺き屋根）ではこちらのガルバリウム鋼板を使用して屋根全体の葺き替えを行うのが理想です。幸い雨漏りは起きていない様なので、このまま次のプランまで保ってくれることを願いつつ、今後も見守らせていただきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年02月18日時点での費用となります。
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