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ひさし(庇)修理を行う前に知っておきたい5つのポイント
庇(ひさし)は窓から入る光量を調整したり、雨が降っている時でも窓を開閉しやすいといった理由で取り付けられていますが、ひさしも屋根同様に風雨にさらされ続ける環境なため定期的なメンテナンスをしなければ剥がれたり雨漏りなどを引き起こします。
このページではひさしの機能やメンテナンス方法についてご紹介いたします。
ひさしの役割とは
ひさしは窓や玄関の上に取り付けられた屋根で、雨が降っている時に窓を開けても吹き込んでこないこや、光の調整などのメリットがあります。しかし、最近のお住まいにはひさしがないお住まいも存在します。実際にひさしがなくても家としての機能は果たせますが、以下のような問題があります。
・日光が入り込みやすいため、夏場は暑い
・雨水が窓に直接当たるため、雨降りに開けにくく汚れやすい
また、ひさしがないことによる利点もあります
・ひさし設置にかかる費用がやすくなる
・設計がシンプルなので家を建てる工期が短い
・ひさしがないため、すっきりとシンプルモダンな雰囲気になる
以上のことから、特別な理由がなければひさしはあったほうがいいですが、お住いのデザインを妨げる場合は必要な箇所だけつけるといった選択もあります。
昼間はだれも家にいないご家庭の場合は、雨が降るとひさしがないことで濡れてしまうため、部屋干しと割り切っていたり、ひさしは後から設置することもできますので必要を感じて後から取り付ける方もいらっしゃいます。
ひさしの材について
一言でひさしといっても使われる材は様々です。ひさしは建物としてデザインが大きく変わるポイントですので、材による機能やデザイン性で選ぶ必要があります。
基本的にひさしは木材で下地をつくり、その上から銅板やステンレス、最近ではサビに強いガルバリウム鋼鈑などを設置します。他にもポリカーボネート(ポリカ)やガラスなどが使われています。
また、ひさしの天井部分は木部がむき出しの場合もありますが、化粧板を貼っている場合もあります。
ひさしの修理が必要な時期
経年劣化によって傷んでくると様々な問題がでてきます。特に台風などの強風が吹くと、ひさしにつかっていた板金が外れてしまったり、雨漏りするといった被害が多くなります。ひさしは年数が経ってくると固定していた釘が緩んできたり、表面の塗膜が劣化して色あせしているといったサインが見られます。これを事前に確認できていれば、修理をしておくことで強風時でも被害を受けずに済むのですが、多くの場合は20年以上メンテナンスどころかチェックもしていないというケースがほとんどです。
釘の緩みや色あせ以外に、苔やカビ、またひさしの周りの外壁などの汚れなどもメンテナンス時期を知らせるサインです。
多くの場合が外壁や屋根のメンテナンスに合わせて一緒にひさしの修理も行うので、ひさしに傷みが見られてきた場合は屋根や外壁もメンテナンス時期の可能性も考慮しお住まい全体の点検をするようにしましょう。
ひさしの修理、メンテナンス方法
・塗装
ひさしが金属などの塗装が必要な材の場合は定期的に塗装をして保護する必要があります。工程としてはまず表面の汚れやサビ、古い塗膜を剥がすケレンを行い、その後錆止めを塗布します。その上から塗装を数回重ね塗りをして仕上げますが、外壁塗装と合わせて行う場合は高圧洗浄を事前に行います。
・ひさしの交換
ひさしの材自体が傷んでしまっている場合は交換になります。木材や板金などを現地で加工しながら設置します。塗装もそうですが、2階部のひさしの交換など高所作業になるため足場の仮設も必要になります。
・釘の緩みなどの軽微なもの
固定していた釘やビスがあった場合は打ち込んでおきます。しっかり固定されれば問題ありませんが、下地がすでに傷んでしまっているケースですと釘やビスが効きません。その場合は傷んだ部分の交換、もしくはひさし自体を新しいものに交換する場合もあります。
ひさしが原因の雨漏り
先ほどご紹介した通り、ひさしはお住まいにとって色々な役割を果たしています。しかし、定期的にメンテナンスを行わないと雨漏りの原因になってしまいますので注意しましょう。
ひさしは屋根と比べると勾配(角度)が少ないため、排水性が高いとは言えません。ひさしの周りのコーキングやひさし自体、ひさしの下に張られている防水シートの劣化が原因で雨漏りが発生します。防水シートは外壁まで立ち上げて張ることが、雨水を侵入させないためには重要です。また、ひさしと外壁の取り合い部はクラック(ひび割れ)が発生しやすいので注意が必要です。ひさしが原因で雨漏りしてしまった場合には、ひさしや防水シートの交換、コーキング補修といった補修が必要になります。
また、ひさしは後付けすることができます。一般的なひさし以外にもガルバリウム鋼板やアルミ製の軽量で高耐久のものや、透明なガラス製のものもあります。近年増えているひさしのないお住まいでも、ガラス製であればスタイリッシュな印象を残したままひさしを取り付けることができます。
ひさし修理の工期
ひさしだけの補修は、交換であれば一日で終わります。しかし、それは足場が不要な一階などの場合でケースによって工期は変わってきます。また、塗装をする場合は下塗り後、数回重ね塗りを行いますが、塗装を乾かす時間がありますので数日を要することもあります。
理想的なメンテナンスとしてはやはり外壁塗装や屋根塗装などの周期に合わせて一緒にひさしの修理も行うことです。外壁塗装をする場合は足場を設置しますので、その足場を使ってひさしも塗装したり補修を行うことができます。
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記事内に記載されている金額は2021年04月09日時点での費用となります。
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