ひさし(庇)修理を行う前に知っておきたい5つのポイント

HOME > ブログ > ひさし(庇)修理を行う前に知っておきたい5つのポイント

ひさし(庇)修理を行う前に知っておきたい5つのポイント

更新日:2021年04月09日

庇(ひさし)は窓から入る光量を調整したり、雨が降っている時でも窓を開閉しやすいといった理由で取り付けられていますが、ひさしも屋根同様に風雨にさらされ続ける環境なため定期的なメンテナンスをしなければ剥がれたり雨漏りなどを引き起こします。
このページではひさしの機能やメンテナンス方法についてご紹介いたします。

ひさしの修理

ひさしの役割とは

ひさしは窓や玄関の上に取り付けられた屋根で、雨が降っている時に窓を開けても吹き込んでこないこや、光の調整などのメリットがあります。しかし、最近のお住まいにはひさしがないお住まいも存在します。実際にひさしがなくても家としての機能は果たせますが、以下のような問題があります。

・日光が入り込みやすいため、夏場は暑い
・雨水が窓に直接当たるため、雨降りに開けにくく汚れやすい

また、ひさしがないことによる利点もあります

・ひさし設置にかかる費用がやすくなる
・設計がシンプルなので家を建てる工期が短い
・ひさしがないため、すっきりとシンプルモダンな雰囲気になる

以上のことから、特別な理由がなければひさしはあったほうがいいですが、お住いのデザインを妨げる場合は必要な箇所だけつけるといった選択もあります。
昼間はだれも家にいないご家庭の場合は、雨が降るとひさしがないことで濡れてしまうため、部屋干しと割り切っていたり、ひさしは後から設置することもできますので必要を感じて後から取り付ける方もいらっしゃいます。

 

ひさしの材について

一言でひさしといっても使われる材は様々です。ひさしは建物としてデザインが大きく変わるポイントですので、材による機能やデザイン性で選ぶ必要があります。
基本的にひさしは木材で下地をつくり、その上から銅板やステンレス、最近ではサビに強いガルバリウム鋼鈑などを設置します。他にもポリカーボネート(ポリカ)やガラスなどが使われています。
また、ひさしの天井部分は木部がむき出しの場合もありますが、化粧板を貼っている場合もあります。

ポリカーボネートの庇 金属の庇

ひさしの修理が必要な時期

経年劣化によって傷んでくると様々な問題がでてきます。特に台風などの強風が吹くと、ひさしにつかっていた板金が外れてしまったり、雨漏りするといった被害が多くなります。ひさしは年数が経ってくると固定していた釘が緩んできたり、表面の塗膜が劣化して色あせしているといったサインが見られます。これを事前に確認できていれば、修理をしておくことで強風時でも被害を受けずに済むのですが、多くの場合は20年以上メンテナンスどころかチェックもしていないというケースがほとんどです。
釘の緩みや色あせ以外に、苔やカビ、またひさしの周りの外壁などの汚れなどもメンテナンス時期を知らせるサインです。
多くの場合が外壁や屋根のメンテナンスに合わせて一緒にひさしの修理も行うので、ひさしに傷みが見られてきた場合は屋根や外壁もメンテナンス時期の可能性も考慮しお住まい全体の点検をするようにしましょう。

強風で破損した庇 庇が錆びている

 

ひさしの修理、メンテナンス方法

・塗装

ひさしが金属などの塗装が必要な材の場合は定期的に塗装をして保護する必要があります。工程としてはまず表面の汚れやサビ、古い塗膜を剥がすケレンを行い、その後錆止めを塗布します。その上から塗装を数回重ね塗りをして仕上げますが、外壁塗装と合わせて行う場合は高圧洗浄を事前に行います。

庇の塗装 ケレン 庇の塗装 数回の重ね塗り

・ひさしの交換

ひさしの材自体が傷んでしまっている場合は交換になります。木材や板金などを現地で加工しながら設置します。塗装もそうですが、2階部のひさしの交換など高所作業になるため足場の仮設も必要になります。

庇の交換 庇の交換 完了

 

・釘の緩みなどの軽微なもの

固定していた釘やビスがあった場合は打ち込んでおきます。しっかり固定されれば問題ありませんが、下地がすでに傷んでしまっているケースですと釘やビスが効きません。その場合は傷んだ部分の交換、もしくはひさし自体を新しいものに交換する場合もあります。

 

ひさしが原因の雨漏り

 先ほどご紹介した通り、ひさしはお住まいにとって色々な役割を果たしています。しかし、定期的にメンテナンスを行わないと雨漏りの原因になってしまいますので注意しましょう。
 ひさしは屋根と比べると勾配(角度)が少ないため、排水性が高いとは言えません。ひさしの周りのコーキングやひさし自体、ひさしの下に張られている防水シートの劣化が原因で雨漏りが発生します。防水シートは外壁まで立ち上げて張ることが、雨水を侵入させないためには重要です。また、ひさしと外壁の取り合い部はクラック(ひび割れ)が発生しやすいので注意が必要です。ひさしが原因で雨漏りしてしまった場合には、ひさしや防水シートの交換、コーキング補修といった補修が必要になります。
 また、ひさしは後付けすることができます。一般的なひさし以外にもガルバリウム鋼板やアルミ製の軽量で高耐久のものや、透明なガラス製のものもあります。近年増えているひさしのないお住まいでも、ガラス製であればスタイリッシュな印象を残したままひさしを取り付けることができます。

 

ひさし修理の工期

ひさしだけの補修は、交換であれば一日で終わります。しかし、それは足場が不要な一階などの場合でケースによって工期は変わってきます。また、塗装をする場合は下塗り後、数回重ね塗りを行いますが、塗装を乾かす時間がありますので数日を要することもあります。
理想的なメンテナンスとしてはやはり外壁塗装や屋根塗装などの周期に合わせて一緒にひさしの修理も行うことです。外壁塗装をする場合は足場を設置しますので、その足場を使ってひさしも塗装したり補修を行うことができます。
私達街の屋根やさんではお住いをトータルで調査し、最適な工事をご提案させていただきます。もちろんひさしだけの工事も可能ですので、お気軽にご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2021年04月09日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2025年最新情報!補助金でお得にリフォーム!
街の屋根やさんの対応可能な工事一覧
×

関連動画をチェック!

屋根塗装・外壁塗装だけで雨漏り修理はできません!【プロが解説!街の外壁塗装やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


このページに関連するコンテンツをご紹介

お家の意外と大事な部分、庇(霧除け)の役割とメンテナンス方法
 ちょっと前のお家だと必ずといっていいほど取り付けられている庇、屋根や外壁のようにお手入れの重要性がよく指摘される場所ではないのですが、雨漏りや庇の崩落などの不具合を見てきた経験からやはりメンテナンスは重要です。  最近のお家では固定資産税の影響やデザイン性や狭小地等の立地もあって庇を取り付けて…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      外壁塗装を行った現場ブログ

      2025/02/18 シーラーとフィラーの違いは?塗装の質を上げる下塗り材の役割・特徴と正しい使い分け

       塗装を考える際に重要なのが「下塗り材」の選定です。 その中でも「シーラー」と「フィラー」はよく耳にする用語ですが、それぞれの違いや役割を正しく理解されている方も少ないのではないでしょうか。 どちらも塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要なものですが、じつは用途や特性が異なります。 今回は、この2つの...続きを読む

      2025/01/21 外壁塗装が必要となるタイミングはいつ?経過年数・劣化症状がポイントです!

       外壁に定期的な塗装メンテナンスが必要だと分かっていても、そのタイミングが分からない...とお困りの方も多いのではないでしょうか。 そこで、今回は外壁塗装が必要となる経過年数・劣化症状の目安について詳しく解説いたします!外壁塗装が必要となる年数の目安 まず、外壁塗装が必要となる年数の目安としては、約...続きを読む

      2024/11/20 雨どい塗装の必要性とは?屋根工事との同時施工をおすすめする理由を横浜市瀬谷区の事例と共に解説!

      雨樋塗装の必要性 雨樋は屋根に降った雨水を効率よく地上へ排水する設備ですが、長年の使用による劣化や外部環境の影響を受けることで、見た目の悪化や機能不全が起こることがあります😖💦   このような問題を防ぐためには、定期的なメンテナンスとともに塗装を施...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      外壁塗装を行った施工事例

      施工内容
      外壁塗装
      築年数
      築34年
      使用材料
      カチコテSP,ケンエースG-Ⅱ,ダイノックシート

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム

      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!