ケレンって何語?塗装で必須なケレンを徹底解明

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ケレンって何語?塗装で必須なケレンを徹底解明

更新日:2023年11月16日

ケレンとはリフォームなどの建築用語で塗装を行う前の下地処理をいいます。

 

一般的になじみのない言葉で、文字からもどのような意味があるのかわかりにくいため、リフォームなどで業者と打ち合わせを行った際、「ケレン」と言われても理解できなかったといった方も多いのではないでしょうか?

 

このページではケレンの作業内容や必要性などをご紹介いたします(^_^)/

ケレンって何語

ケレンって何語?

ケレンとはずばり建築用語で塗装前の下地処理をいいます。

 

おそらくインターネット検索で「ケレンとは?」「ケレン 何語」といったキーワードで検索されたと思いますが、多くは業者の方との話からそのような言葉を聞いたことで意味を調べるためにこのページにたどりついたのではないでしょうか。

 

建築用語以外でケレンというと、歌舞伎の演出をいったり、アフリカの町の名前などでもでてきますが、建築用語におけるケレンはなにかこういった語源があるわけではなく、英語のclean(クリーン)から来ていると言われています。

下地調整後にシーラーを塗布している屋根塗装の様子 シーラー塗布後の中塗り(屋根塗装)

ケレンの重要性

ケレンは塗装の前に下地を整える処理をいいますが、その目的は塗装を下地と密着させるために異物を取り除いたり、表面を清掃、場合によってはあえて表面を荒らして塗料がのりやすくするために行います。

逆にケレンをせずに塗装を行うと、下地と塗料が密着せず短い期間で塗料が剥がれてしまうといったことになります。

 

例えば鉄部を塗装する場合には、汚れをを除去したりサビを落としたり、またすでに古い塗料が残っている場合はそれらを剥がす必要もあります。

 

塗料には塗料そのものの耐用年数がありますが、ケレンをせずに塗装を行っても、商品仕様通りの効果は発揮することができないのです。

屋根の塗膜が剥がれている ケレンが十分でないと塗膜が剥がれやすい

 

外壁塗装や屋根塗装でケレンを行うタイミング

塗装を行う場合、まずは高圧洗浄にて塗装面に付着した汚れを除去します(^_^)/

 

外壁や屋根には長い年月によってホコリや、排気ガスなどの油分などが付着しています。

 

また、湿気が多く日当たりの悪い北側には苔も生えるので、これらを高圧洗浄の水圧で洗い流しますが、この時に古くなって浮いた塗膜なども一緒に取ることができます。

 

しかし、高圧洗浄だけでは取り切れなかった汚れや古い塗膜、鉄部のサビなどはケレンを行って除去し、塗装面を塗装ができる状態にしておきます。

外壁の高圧洗浄 屋根の高圧洗浄

 

外装リフォームにおけるケレンの作業内容

古くなった塗料が浮いている場合は、やすりやスクレーパーと言われるケレン用のヘラを使って塗料を剥がします。

 

鉄部のサビなどはマジックロンなどの研磨用たわしでこすったり、サビの浮きがひどく広範囲にわたっている時は電動のサンダーを使って表面を整えます。

 

ここまでは、塗装面の汚れなどの異物を除去する作業になりますが、表面がつるつるの鉄部や木部などに塗料ののりを良くする「目荒らし」と言われるケレン作業もあります。

 

この作業は表面をザラザラにすることで、その凹凸に塗料を馴染ませ剥がれにくくします

研磨用たわしを使ったケレン スクレーパーによる壁面の古い塗膜のケレン

 

屋根塗装におけるケレンの様子

屋根に金属屋根材を使っている屋根の塗装です。

 

年数が経ち表面にサビなどが浮いてきたことから屋根塗装を行うことになりましたが、塗装前にケレンを行っております。

 

波板部分と瓦棒部分があるため、塗装部によってケレンの方法にも違いがあるので見ていきましょう(^_^)/

屋根の研磨用たわしによるケレン 屋根の電動ブラシでケレン

左写真は波板部分のケレンです。

 

トタンが屋根材に使われており、表面に塗装がされていましたがかなり年数が立っていることから塗膜による保護機能は失われ、下地のトタンからサビが浮いている状態です。

 

こちらは波板で凹凸があることから研磨用のたわしを使ってサビや汚れなどをこそぎ落とします。

 

右写真は瓦棒屋根の部分のケレンです。

 

波板と違い表面はフラットですので、電動のブラシを使いケレンを行っております。

 

波板部分よりも古い塗料が浮いているため、サビだけでなく浮いた塗料の処理も行っております。

屋根の下塗り(錆止め)

ケレンが終わった後、錆止めを下塗りに塗布します(左写真)。

 

錆止めの色は赤ですが、これは上塗りに使う塗料(屋根が何色になるか)によって使う下塗り塗料の色が変わります。

 

今回は上塗りは青い塗料になるため赤い錆止めを使っていますが、他にも白やグレーなどの錆止めを使い分けるのです(^_^)/

 

下塗り後は仕上げに数回重ね塗りを行って屋根塗装は完了です(*^^)v

 

このように屋根や外壁など、お住いの状況によってケレンのやり方は微妙に変わってきますが、基本的には塗装をしっかりと下地に密着させ、長持ちするように塗装を行うという目的に変わりはありません。

 

汚れやサビ、浮いた塗料などの状況を見てケレンに使用する道具などにも違いがあるため、十分に事前の調査を行いどのような作業が必要であるか把握しておくことが大事です。

 

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