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川崎市中原区上小田中にて劣化が進んだ漆喰の調査に伺いました
川崎市中原区上小田中で築45年になる瓦屋根の漆喰についてメンテナンスをご検討中とのことで、現地調査へ伺いました。日本瓦・和瓦・いぶし瓦・陶器瓦などの「粘土瓦」の耐用年数は50年前後もあります。今回は、漆喰の点検結果と棟瓦の取り直し工事についてご報告します。
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現地調査へ
大棟部分の漆喰がほとんど剥がれ、内部の「台土(だいつち)/葺き土」が見えている状態でした。この状態で台風や強風を伴う雨が吹きつけた場合、台土が流れ出て雨漏りに繋がる恐れもあります。瓦は長寿命なため、割れたりしない限り交換する必要はありませんが、漆喰の寿命は(環境などにより)約20年ほどです。そのため、漆喰や瓦の下地材の防水紙は定期的なメンテナンスが必要になります。
棟瓦の取り直し
瓦がズレている部分を確認しました。強風や地震など、外的要因によりズレが発生することもあります。状態が悪化した場合、下地の防水紙の状態により雨漏りに繋がる恐れもありますので、できるだけ早めの対処をおすすめします。今回は、棟瓦の取り直しによるメンテナンスを行うこととなりました。棟瓦を一旦撤去し清掃後、改めて土台から作ります。この土台部分を近年主流となっている南蛮漆喰シルガードの白を使用します。
耐久性のある南蛮漆喰シルガード
棟に積む「熨斗(のし)瓦」の高さを揃えることが重要で、水糸を張り細心の注意を払って熨斗瓦を設置していきます。最後に棟瓦(冠瓦)を載せて番線でしっかり固定し完了です。漆喰の劣化状況、築年数や前回メンテナンスの有無・経過年数などにより最適なメンテナンス方法は異なります。私たち街の屋根やさんでは、点検結果を写真と一緒に詳しくご説明し、現状で最適なメンテナンス方法をご提案いたします。ご心配な点など何でもご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年10月16日時点での費用となります。
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