横須賀市逸見が丘にて棟土の流出により浮き上がった棟瓦の調査

HOME > ブログ > 横須賀市逸見が丘にて棟土の流出により浮き上がった棟瓦の調査

横須賀市逸見が丘にて棟土の流出により浮き上がった棟瓦の調査

更新日:2022年09月06日

 横須賀市逸見が丘にお住いのお客様より『屋根の一番上の棟がズレている』とのご連絡をいただき現地調査へ伺いました。この時期、本格的に台風が来る前に・・ということでご連絡いただくお客様も多くなっています。私たち街の屋根やさんでは、まず現地調査を行わせていただき、現状で最適なご提案をしております。状態により、工事着工まで状態が悪化しないよう養生をさせていただくこともあります。

S形の瓦屋根

S形スパニッシュ 瓦の種類

 使用されていた瓦の種類は、S形の洋瓦でした。表面に艶がある「陶器瓦」で、成形した粘土を乾燥させた後、釉薬(ゆうやく:ガラス質の粉末)をかけて焼き上げます。釉薬によって瓦にさまざまな色とツヤを出すことが可能です。耐用年数:50~60年以上。耐水性・耐久性にすぐれており、多少の色褪せはあるかもしれませんが、割れない限り陶器瓦自体のメンテナンスは不要です。

棟瓦の浮き

棟瓦浮き

 大棟部分の棟瓦/冠瓦(丸瓦)が部分的に浮き上がっている状態を確認しました。瓦は、一枚一枚に重さがあります。一枚ズレるだけで徐々に全体のバランスが崩れ始めてしまいます。一枚浮き上がったことで、重なり合う隣の棟瓦が一緒に持ち上がって連鎖したようです。

棟土の劣化

棟土劣化 棟瓦の浮き上がり

 浮き上がった棟瓦から内部の状態が確認できました。屋根と棟瓦部分から棟土に直接雨水が当たらないよう、内部に雨水が浸入するのを防ぐために漆喰を施しています。棟の土台となる棟土(台土)が流れ出てしまったり、経年により痩せてきていました。そのため、せっかく固定していた番線(針金)も緩くなってしまったようです。棟部分は、雨水浸入や、地震などの影響で少しずつズレが発生し、棟土(台土)が崩れやすくなります。

 棟瓦の修繕方法は、棟瓦の状態により2通りあります。今回は、棟瓦の取り直しをご提案しました。
●漆喰の詰め直し工事・・漆喰の剥がれや崩れやなどの劣化が比較的軽微な場合
●棟瓦取り直し工事・・瓦がズレてしまった、漆喰が殆どなくなってしまったなど重症な場合。

 私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの予防対策として、点検等でお伺いする際は、マスクの着用・ソーシャルディスタンスを取り、安全に配慮しております。

参考価格

●漆喰工事 税込み4,400円/m~

 記事内に記載されている金額は2022年09月06日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2024年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

関連動画をチェック!

棟瓦からの雨漏りは取り直し工事で解決【アメピタ!】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


このページに関連するコンテンツをご紹介

瓦屋根を更に軽く!棟瓦の乾式工法で住宅の耐震性を向上
 瓦屋根の住人の皆様へ、耐震性について疑問や不安はありませんか?  近年、スレートや金属の軽量な屋根材に切り替える方も増えていますが、実は瓦屋根でも軽量化が可能です。  地震と瓦屋根の関係を解説し、棟瓦の湿式工法・乾式工法、そして瓦屋根での軽量化についてご紹介いたします。ご自宅の瓦屋根がどのような…続きを読む
早めの棟瓦の修理で自然災害・悪徳業者による不安を完全払拭!
 瓦屋根にお住いの方へ。  飛び込み業者から「棟がずれている」「漆喰が剥がれている」という指摘を受けた経験はありませんか?  街の屋根やさんにも、このようなご相談いただくことが多くあります。  悪質業者からお住いを守るためにも、棟瓦の修理は早めに行いましょう!  瓦屋根にお住いの方々へ、棟周辺が劣…続きを読む
重くて固い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要
 最近では台風や地震が頻繁に発生し、瓦屋根に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?  重くて堅固な瓦が地に落ちると、まず間違いなくその着地点の物を傷つけ、破壊してしまいます。 自分の敷地内であればまだしも、お隣に被害を及ぼしてしまった場合、問題が複雑化します。  頑丈で重い屋根材故に、適切…続きを読む
瓦の種類はたくさん!粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦など瓦の種類や見分け方、メンテナンス方法について詳しく解説!
 日本の伝統的な屋根材と言えば「瓦」。昔から馴染みがある屋根材で、瓦と聞いただけでイメージが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。 しかし、ひとくちに「瓦」と言っても、神社などの建築で使われる和風な瓦から、外国を彷彿させるような洋風な瓦までさまざまあります。色や形状などの見た目はもちろん、材質や…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      棟瓦取り直しを行った現場ブログ

      2024/04/16 棟瓦の読み方・役割とは?|棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材を併せてご紹介!

      棟瓦は、一般的に瓦屋根の頂点など面と面の合わさり部に設置されます! それでは、棟瓦はどの様な役割があるのでしょうか(・・? 今回は棟瓦の読み方・役割をはじめ、棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材の位置やそれぞれの役割をご紹介いたします!棟瓦の読み方・役割 棟瓦は「むねがわら」と読み、冒頭でもお伝え致し...続きを読む

      2024/03/7 コーキングとシーリングの違いとは?施工を必要とする工事事例をご紹介!

       コーキング・シーリングと聞きますと、何となく「浸水を防ぐ役割を持っている」と分かるもののその違いについて分からないと言う方も多いのではないでしょうか(・・? この記事では、コーキングとシーリングの違いや役割と併せて必要とする施工箇所の一例をご紹介致します!コーキングとシーリングの違い 結論からお話...続きを読む

      2024/03/5 棟瓦の場所や役割|取り直し工事が必要なのはどの様な時?

       屋根材同士の合わさり部分である「棟」には必ず隙間が発生してしまい、そのままの状態では雨水が浸水してしまいます(>_<) そこで、瓦屋根の場合には棟に沿って造られる「棟瓦」によってその隙間を保護しています! 今回は、棟瓦の場所や役割、取り直し工事の工事方法や必要なタイミングまで詳しくご紹...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      棟瓦取り直しを行った施工事例

      施工内容
      棟瓦取り直し
      築年数
      11年
      使用材料
      南蛮漆喰 シルガード(黒)
      施工内容
      棟瓦取り直し
      築年数
      30年以上
      使用材料
      馬場商店 ハイロール

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!