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瓦屋根の漆喰は、定期的な「詰め直し補修」が必要です!重要な理由と費用について解説!
粘土瓦を使った瓦屋根は塗り替えの必要もなく、割れやずれなどが起こらなければその美しさを保つことができる…まさに「半永久的」な長寿の屋根材と言えます。そのため、「メンテナンスがいらない」というイメージがあるかもしれません。
しかし、瓦屋根を構成する下地や銅線、釘などの建材はメンテナンスが必要なのです!その中でも、特に劣化しやすく適度なタイミングでメンテナンスを行わなければならないのが「漆喰」です。屋根から白い塊が落ちてきた!とご不安になったこともあるのでないでしょうか?本記事では、そんな漆喰のメンテナンスの重要性や大体の費用についてご紹介します!
瓦屋根に使われている漆喰
漆喰は主に、瓦屋根の山になる部分やてっぺんにある「棟瓦」の施工に使われているものです。面戸と呼ばれる、棟瓦と平部の瓦の隙間を埋めているものが漆喰です。石灰石と水を混ぜてできた消石灰に、自然素材の「すさ」や「のり」などを加えたものが主成分で、最近では合成樹脂を使用しているものもあります。漆喰は、瓦屋根はもちろんのこと、外壁にもよく使われているのです!
漆喰の役割
漆喰の主な役割は、以下の二つです。
- –雨水の侵入を防ぎ、葺き土を保護すること
- –見た目を美しく保つこと
棟の内部に、冠瓦やのし瓦を支えるためにあるのが葺き土です。この葺き土に雨水が浸入してしまうと瓦の固定力が弱まり、ずれや歪みのきっかけとなってしまいます。これを防いでくれているのが漆喰なのです。漆喰には接着の目的もあり、しっかりと施工されていることで台風や地震などの刺激に強くなって瓦屋根が落ちる可能性も低くなります。さらに、漆喰で隙間を埋めることで、鳥やネズミなどといた小動物を侵入させないという役割も果たしています。
漆喰に詰め直し補修が必要なのはどうして?
それは、漆喰の寿命が短いからです。粘土瓦そのものの耐用年数は約50年以上で塗装も必要なく長寿命ですが、漆喰の耐用年数は約20年程度です。環境によっては20年も持たず寿命を迎えてしまうこともあるため、ダメージに合わせて補修が必要になってくるのです。劣化の原因としては、雨風・紫外線・厳しい寒さなど、気象が深く関係しています。漆喰に下の写真のような状態が見られたら、メンテナンスのサインです。
では、漆喰の傷みを放置するとどうなるのでしょうか?やがて漆喰は剥離し、できた穴から雨水が内部に侵入することで棟内部の土の固定力が弱まって、棟瓦の歪みや他の瓦への影響、また、雨漏りに繋がることもあります。歪んだ棟瓦は地震などの影響で倒壊する可能性もあり、大変危険です。このような事態を防ぐためにも、詰め直しの補修が必要なのです!
漆喰工事の料金の目安は、税込4,400円/m~からとなります。
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記事内に記載されている金額は2023年09月20日時点での費用となります。
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