瓦屋根の漆喰は、定期的な「詰め直し補修」が必要です!重要な理由と費用について解説!

HOME > ブログ > 瓦屋根の漆喰は、定期的な「詰め直し補修」が必要です!重要な理.....

瓦屋根の漆喰は、定期的な「詰め直し補修」が必要です!重要な理由と費用について解説!

更新日:2023年09月20日

 粘土瓦を使った瓦屋根は塗り替えの必要もなく、割れやずれなどが起こらなければその美しさを保つことができる…まさに「半永久的」な長寿の屋根材と言えます。そのため、「メンテナンスがいらない」というイメージがあるかもしれません。

 しかし、瓦屋根を構成する下地や銅線、釘などの建材はメンテナンスが必要なのです!その中でも、特に劣化しやすく適度なタイミングでメンテナンスを行わなければならないのが「漆喰」です。屋根から白い塊が落ちてきた!とご不安になったこともあるのでないでしょうか?本記事では、そんな漆喰のメンテナンスの重要性や大体の費用についてご紹介します!

瓦屋根に使われている漆喰

漆喰はメンテナンスが必要です!

 漆喰は主に、瓦屋根の山になる部分やてっぺんにある「棟瓦」の施工に使われているものです。面戸と呼ばれる、棟瓦と平部の瓦の隙間を埋めているものが漆喰です。石灰石と水を混ぜてできた消石灰に、自然素材の「すさ」や「のり」などを加えたものが主成分で、最近では合成樹脂を使用しているものもあります。漆喰は、瓦屋根はもちろんのこと、外壁にもよく使われているのです!

漆喰の役割

 漆喰の主な役割は、以下の二つです。

  • 雨水の侵入を防ぎ、葺き土を保護すること
  • 見た目を美しく保つこと

漆喰詰め直し工事 漆喰を詰める

 棟の内部に、冠瓦やのし瓦を支えるためにあるのが葺き土です。この葺き土に雨水が浸入してしまうと瓦の固定力が弱まり、ずれや歪みのきっかけとなってしまいます。これを防いでくれているのが漆喰なのです。漆喰には接着の目的もあり、しっかりと施工されていることで台風や地震などの刺激に強くなって瓦屋根が落ちる可能性も低くなります。さらに、漆喰で隙間を埋めることで、鳥やネズミなどといた小動物を侵入させないという役割も果たしています。

漆喰に詰め直し補修が必要なのはどうして?

 それは、漆喰の寿命が短いからです。粘土瓦そのものの耐用年数は約50年以上で塗装も必要なく長寿命ですが、漆喰の耐用年数は約20年程度です。環境によっては20年も持たず寿命を迎えてしまうこともあるため、ダメージに合わせて補修が必要になってくるのです。劣化の原因としては、雨風・紫外線・厳しい寒さなど、気象が深く関係しています。漆喰に下の写真のような状態が見られたら、メンテナンスのサインです。

漆喰が剥がれて流れ出した土 棟瓦の漆喰が剥がれた様子

 では、漆喰の傷みを放置するとどうなるのでしょうか?やがて漆喰は剥離し、できた穴から雨水が内部に侵入することで棟内部の土の固定力が弱まって、棟瓦の歪みや他の瓦への影響、また、雨漏りに繋がることもあります。歪んだ棟瓦は地震などの影響で倒壊する可能性もあり、大変危険です。このような事態を防ぐためにも、詰め直しの補修が必要なのです!

 漆喰工事の料金の目安は、税込4,400円/m~からとなります。

 街の屋根やさんでは、点検から見積もりの作成まで無料で行っております。瓦屋根のことなら、街の屋根やさんにお任せください!

 記事内に記載されている金額は2023年09月20日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2024年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

関連動画をチェック!

和瓦?セメント瓦?漆喰補修や塗装などのメンテナンス【街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


このページに関連するコンテンツをご紹介

瓦屋根の方へ、漆喰詰め直し・漆喰取直しで長寿命な屋根を目指しましょう
 漆喰の歴史は古く、約5000年前から世界中で使われています。瓦や石材の接着、目地の充填、壁の上塗りなど漆喰は様々な場面に用いられてきました。日本が世界に誇る世界遺産「姫路城」、その白鷺と形容される美しい白壁にも漆喰が用いられています。 瓦屋根では瓦の固定や接着に漆喰が用いられています。この漆喰も…続きを読む
瓦・スレート・金属 あなたの屋根はどのタイプ?
 和風と洋風のテイスト、現代的と伝統的の時代感、現在はそれらの枠を飛び越えた様々なデザインの建築が増えました。一般的なお住まいも実に多彩です。 また、それに合わせて屋根の形状も多様になってきました。オーソドックスな三角屋根、地球環境に配慮し太陽光発電を数多く載せられるように南斜面を広く取った屋根、…続きを読む
あなたの屋根はどの形?18種類の屋根と名称をご紹介
 普段、生活する上で屋根の形を気にすることはあまりないと思います。ちょっと街を歩いてみましょう。ご近所を散歩するだけで、様々な形、様々な材料の屋根があることが分かります。  カッコイイ屋根、素敵な屋根、オシャレな屋根、かわいらしい屋根、ユニークな屋根、実に様々です。神社・仏閣ともなれば荘厳なものが多…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      漆喰詰め直しを行った現場ブログ

      2024/04/16 棟瓦の読み方・役割とは?|棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材を併せてご紹介!

      棟瓦は、一般的に瓦屋根の頂点など面と面の合わさり部に設置されます! それでは、棟瓦はどの様な役割があるのでしょうか(・・? 今回は棟瓦の読み方・役割をはじめ、棟瓦を構成する「のし瓦」などの部材の位置やそれぞれの役割をご紹介いたします!棟瓦の読み方・役割 棟瓦は「むねがわら」と読み、冒頭でもお伝え致し...続きを読む

      2024/03/14 瓦屋根の漆喰剥がれに注意!補修方法である漆喰詰め直し工事とは?

       瓦屋根の中でも棟瓦を造る上で重要なのが「漆喰」です😊 しかし、瓦が優れた耐久性を誇る一方で漆喰の耐用年数は15~20年と比較的短く、気付かない内に劣化が進行していたと言うケースも少なくありません(>_<) 瓦屋根にお住まいの方は、特に漆喰の点検・メンテナンスにも気を配る...続きを読む

      2024/03/5 棟瓦の場所や役割|取り直し工事が必要なのはどの様な時?

       屋根材同士の合わさり部分である「棟」には必ず隙間が発生してしまい、そのままの状態では雨水が浸水してしまいます(>_<) そこで、瓦屋根の場合には棟に沿って造られる「棟瓦」によってその隙間を保護しています! 今回は、棟瓦の場所や役割、取り直し工事の工事方法や必要なタイミングまで詳しくご紹...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      漆喰詰め直しを行った施工事例

      施工内容
      漆喰詰め直し
      築年数
      使用材料
      南蛮漆喰(黒)
      施工内容
      棟瓦取り直し
      築年数
      築42年
      使用材料
      南蛮漆喰

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!