屋根瓦の漆喰剥がれの補修方法とは?補修費用や漆喰の役割と併せて徹底解説!

HOME > ブログ > 屋根瓦の漆喰剥がれの補修方法とは?補修費用や漆喰の役割と併せ.....

屋根瓦の漆喰剥がれの補修方法とは?補修費用や漆喰の役割と併せて徹底解説!

更新日:2024年12月12日

 住宅の瓦屋根において漆喰は非常に重要な部材であり、特に棟瓦の施工には欠かす事が出来ない存在です。
 しかしそうした中、漆喰の耐用年数は約20年程度と言われ劣化が進行する事でボロボロと剥がれてきてしまいます(>_<)

 この記事では、屋根瓦の漆喰剥がれの補修・修理方法やその費用、漆喰の役割について詳しく解説いたします!

屋根瓦の漆喰剥がれの補修方法とは?補修費用や漆喰の役割と併せて徹底解説!

瓦屋根における「漆喰」の特徴・役割とは?

漆喰(しっくい)

 瓦屋根における棟の施工には、スレート・ガルバリウム鋼板屋根と違い「漆喰」使用されます!
 主に棟瓦に使用され、瓦と瓦の隙間を埋める様に施工されることで棟瓦全体の構造を強化する非常に重要な役割を果たしています(#^^#)

 漆喰の最も重要な機能は、雨漏りを防ぐことです。
 雨水が屋根内部に侵入するのを防ぎ、土台となる葺き土を保護しています。

 また、漆喰は瓦を固定する役割も果たし、強風や地震による瓦のずれや落下を防ぎます。

 さらに、漆喰の白い色彩は日本の伝統的な瓦屋根の美観を引き立たせる上でも非常に重要な役割を担っています。

漆喰の劣化症状

剥がれ落ちた漆喰 漆喰の剥離

 漆喰の耐用年数は約20年程度とされており、劣化が進行する事で様々な症状が発生してしまいます。

 まず、劣化の初期症状として発生するのがひび割れ亀裂です(>_<)
 小さな隙間から始まり見た目でも分かりにくいですが、放置することで大きなトラブルの原因につながるリスクとなります。

 また、劣化が進行する事で漆喰は剥がれ、ボロボロと崩れてきてしまいます。
 この様な症状は瓦の固定力・防水機能も低下している状態であり、土台となる葺き土の流出も招いていてしまいます。

 台風や地震などの影響で瓦のズレ・抜け落ちに繋がるリスクも大きくなり、最悪の場合には雨漏り被害や棟の歪み・倒壊リスクにも繋がります😰

 一般的に使用される粘土瓦の耐用年数は約50年を超えるとも言われますが、漆喰はそれ程の耐久性を備えていません!
 上記の様な被害を未然に防止する為にも、漆喰の定期的な補修・メンテナンスを行っていくことが大切です。

 まずは、信頼できる専門のリフォーム業者・会社へ相談・点検を依頼してみましょう!

漆喰の劣化症状を確認した現地調査の事例

 下記は、横浜市瀬谷区のお客様よりご依頼をいただいた現地調査の流れです。
 漆喰の剥がれをご近所様より指摘されたことでご不安になり、ご相談を頂きました。

漆喰の剥がれを調査させて頂いた瓦屋根

 ⇒横浜市瀬谷区のお住まいで劣化・剥離した漆喰の現地調査

漆喰の補修方法「漆喰詰め直し工事」

漆喰詰め直し工事

 

 〇漆喰詰め直し工事の費用相場 税込 4,400円/m~

 

 「漆喰詰め直し工事」は、瓦屋根の漆喰を補修する最も効果的な方法として広く施工されています!
 この工法は劣化した既存の漆喰を完全に撤去し、新しい漆喰を塗り直す作業です(#^^#)

 足場を設置して安全に屋根で作業できる環境を整えた上、古い漆喰を丁寧に取り除きます。
 その後、必要に応じて瓦のズレを修正し、新しい漆喰を適切な厚さで詰め直していきます。

 劣化した漆喰の放置は瓦屋根だけでは無くお住まい全体に悪影響を及ぼしますので、しっかりと行いましょう!

 また、漆喰の補修方法には「漆喰詰め増し工事」という方法もありますが、こちらはあまり採用される事はありません。
 既存の漆喰の上から新しい漆喰を充填する工法ですが、ひび割れなどで隙間ができている漆喰の上に漆喰を塗ると古い漆喰と補充した漆喰が一緒に剥がれてしまう可能性があります。

 応急処置的な対応となりますので、ご提案させていただく場面は限定的となります。

漆喰のメンテナンスを怠る事は工事規模の拡大を招きます

 上記の様に、劣化した漆喰は詰め直し工事によって補修する事が可能です。
 しかし、その一方で漆喰のメンテナンスを行ってしまう事は、工事規模の拡大やそれに掛かる費用負担の増大に繋がります(>_<)

棟瓦取り直し工事 屋根葺き替え工事

 漆喰は瓦を固定・防水性を高める役割を担っていますが、劣化の進行によりその機能は低下してしまいます。
 瓦のズレや葺き土の流出はやがて棟の歪みを生み、最悪の場合には棟が倒壊してしまう事態にも繋がります。

 その様な場合には漆喰の補修だけで復旧する事が出来ず、棟瓦を土台から造りなおす「棟瓦取り直し工事」が必要です。

 また、漆喰が剥離した箇所から雨水が浸水してしまう事も大きなリスクです😰
 屋根材内部に浸水した雨水は防水紙(ルーフィング)によって防がれますが、劣化が促進してしまうことは避けられません。

 防水紙(ルーフィング)の劣化により浸水被害発生すれば室内への雨漏り被害はもちろん、野地板の著しい腐食にも繋がります。
 部分的な雨漏りの修繕で解決できない場合には、屋根全体を改修する「屋根葺き替え工事」が必要となる場合があります。

 上記の様に、漆喰のメンテナンスを怠る事は被害・工事規模の拡大に繋がってしまいます。
 そうした事態を未然に防ぐ為にも、しっかりとメンテナンスを行っていきましょうね(^^♪

屋根瓦の漆喰剥がれの補修方法とは?まとめ

 今回は、漆喰の役割や劣化症状をはじめ、その補修方法について詳しくご紹介をさせて頂きました!

 漆喰は瓦屋根の施工に無くてはならない存在である一方、耐用年数である約20年を目安にひび割れ・剥離症状が目立つようになります。
 それらの放置は雨漏り・棟の倒壊リスクにもなりますので、「漆喰詰め直し工事」などのメンテナンスをしっかりと行っていきましょう!

 私達、街の屋根やさんは瓦屋根の補修・メンテナンス工事の施工実績も豊富です!
 漆喰の補修・メンテナンス工事はもちろん、屋根葺き替えや棟瓦取り直し工事などの工事規模の大きな屋根リフォームまで、瓦屋根のお困り・お悩み事はなんでもお任せください(^^)/

 また、街の屋根やさん横浜では神奈川県全域を対応可能で、今回ご紹介をさせていただいた横浜市瀬谷区におきましてもたくさんのお客様よりご依頼をいただいております。
 横浜市瀬谷区の屋根工事・屋根リフォームも、お電話・メールにてぜひ街の屋根やさんにご相談下さい😊

 記事内に記載されている金額は2024年12月12日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2025年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

横浜市瀬谷区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!

  • 工事種類

    防水工事

  • 工事種類

    その他塗装

関連動画をチェック!

和瓦?セメント瓦?漆喰補修や塗装などのメンテナンス【街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


このページに関連するコンテンツをご紹介

瓦屋根の方へ、漆喰詰め直し・漆喰取直しで長寿命な屋根を目指しましょう
 漆喰の歴史は古く、約5000年前から世界中で使われています。瓦や石材の接着、目地の充填、壁の上塗りなど漆喰は様々な場面に用いられてきました。日本が世界に誇る世界遺産「姫路城」、その白鷺と形容される美しい白壁にも漆喰が用いられています。 瓦屋根では瓦の固定や接着に漆喰が用いられています。この漆喰も…続きを読む
重くて固い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要
 最近では台風や地震が頻繁に発生し、瓦屋根に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?  重くて堅固な瓦が地に落ちると、まず間違いなくその着地点の物を傷つけ、破壊してしまいます。 自分の敷地内であればまだしも、お隣に被害を及ぼしてしまった場合、問題が複雑化します。  頑丈で重い屋根材故に、適切…続きを読む
瓦の種類はたくさん!粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦など瓦の種類や見分け方、メンテナンス方法について詳しく解説!
 日本の伝統的な屋根材と言えば「瓦」。昔から馴染みがある屋根材で、瓦と聞いただけでイメージが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。 しかし、ひとくちに「瓦」と言っても、神社などの建築で使われる和風な瓦から、外国を彷彿させるような洋風な瓦までさまざまあります。色や形状などの見た目はもちろん、材質や…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      横浜市瀬谷区のその他のブログ

      2025/01/8 「軒天」とは?読み方や「軒裏」の違いと併せて素材や劣化症状・よくあるトラブルまで徹底解説!

       屋根は様々な部材によって構成されており、その場所・部分・種類によって名称が変わります。 そうした中、「軒天」の読み方や「軒裏」との違いについてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、この記事では軒天の読み方や軒裏の違いをはじめ、材質や劣化症状について詳しい情報を解説させていただきま...続きを読む

      2025/01/7 防水工事における「トップコート」の役割とは?劣化症状や塗り替え頻度の目安と併せてご紹介!

       防水工事によって形成される「防水層」は、ベランダ・バルコニー・陸屋根(屋上)からの浸水を防ぐ役割を担っています。 そうした中、「トップコート」は防水層の寿命を延ばす上で欠かせない存在です! 防水層が持つ本来の耐久性を活かす為にも、定期的なトップコートの塗り替え工事は欠かす事が出来ません! そこで、...続きを読む

      2025/01/6 ガルバリウム屋根にも必要!?落雪のリスクや雪止めのメリットを併せて解説

       「雪」はふわふわで軽いイメージが強いですが、降り積もる事でその重量・落雪によるリスクは大きくなります。 そうした中、屋根の上からの落雪を防ぐ上で非常に重要な役割を担うのが「雪止め」です! また、落雪はどの様な屋根材でも起こり得ますが、特にガルバリウム屋根などの金属屋根はそのリスクが大きいとも言われ...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      横浜市瀬谷区のその他の施工事例

      施工内容
      棟板金交換
      築年数
      約30年
      使用材料
      ガルバリウム鋼板
      施工内容
      築年数
      20年以上
      使用材料
      ネオアルカディアAC120F

      その他の施工事例一覧→

      漆喰工事を行った現場ブログ

      2025/01/15 瓦屋根の修理・メンテナンスが必要なポイントとは?劣化症状と併せて詳しく解説!

       日本で古くから使用される屋根材と言えば、「瓦」ですよね。 多くの重要文化財にも使用され、非常に耐久性の高い屋根材として知られています(#^^#) しかし、一方で瓦屋根は修理・メンテナンスが必要ない...という訳ではありません! この記事では瓦屋根の特徴をはじめ、劣化症状と併せて修理・メンテナンスが...続きを読む

      2024/10/13 「棟」の屋根工事・メンテナンスの必要性とは!?棟瓦・棟板金の役割や劣化症状・必要な補修方法まで解説!

       長期間安心してご使用いただく為にも、定期的な屋根の補修・メンテナンスは必要不可欠です(^^)/ 屋根材のひび割れ・欠けの補修や塗装メンテナンスは、雨漏り被害の防止や屋根の寿命を延ばす為にも非常に大切です! そうした中、忘れがちなメンテナンス箇所として挙げられるのが、屋根の「棟」です(>_&l...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      漆喰工事を行った施工事例

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム

      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!