瓦屋根の漆喰とは?役割・劣化サイン・補修方法を徹底解説!

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瓦屋根の漆喰とは?役割・劣化サイン・補修方法を徹底解説!

更新日:2025年06月08日

瓦屋根に使用されている「漆喰(しっくい)」、実は見た目以上に重要な役割を担っています!
劣化が進んでしまうと、雨漏りや瓦のズレといったトラブルの原因にもなりかねません(>_<)

今回は、漆喰の基本的な役割から、見逃せない劣化のサイン、そして実際の補修方法までを詳しく解説いたします!

役割・劣化サイン・補修方法を徹底解説!

瓦屋根に欠かせない「漆喰」の役割とは?

 

漆喰

瓦屋根と聞くと、立派な日本家屋の風格を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

そんな、瓦屋根をしっかりと支えている存在が「漆喰(しっくい)」です(^^♪

漆喰は特に棟瓦に使用され、土台部分を覆うことで雨風や湿気から守る大切な役割を担っています。

また、瓦同士の隙間を埋めることで瓦のズレや落下を防ぐ役割も果たしています!

漆喰があることで、

・雨水の侵入を防止
・瓦の固定をサポート
・美観の維持にも貢献

といった効果があり、瓦屋根の機能性・耐久性を支える上で欠かせない存在です(#^^#)

とはいえ、漆喰は瓦程の耐久性をそなえておらず風雨や紫外線によるダメージを受けることで年月とともに劣化が進んでいきます。

「瓦は丈夫だから大丈夫!」と油断していると、漆喰の劣化に気づかず雨漏りを招くこともあります…(>_<)

漆喰にも寿命があります!劣化のサインと放置リスク

 

ボロボロになった漆喰

こちらは、横浜市青葉区荏子田のお住まいで調査をさせていただいた、棟瓦の漆喰です。
劣化が進行したことで、全体的にボロボロと剥離している状態でした(>_<)

漆喰の寿命は、おおよそ20年程度と言われています。

瓦はその種類によっては50年以上もつこともありますが、漆喰はもっと早くに劣化が始まるため定期的な点検が非常に大切です!

劣化のサインとしては、次のような症状があります。

・漆喰が剥がれている、崩れている
・黒ずみやひび割れが見える
・瓦の隙間から草が生えている

これらの症状を放置してしまうと雨水が浸入し、屋根内部の構造材が腐食してしまう恐れもあります(>_<)

また、漆喰が剥がれて瓦が不安定になると、台風や地震で瓦が落下するリスクも…!

つまり、漆喰の劣化をそのままにしておくと、

・雨漏り
・瓦のズレや落下
・建物内部の腐食

といった深刻な被害につながる可能性があります。

漆喰補修の方法について

 

漆喰補修の様子

漆喰の補修には、「詰め直し」と「重ね塗り(増し塗り)」という2つの主な方法があります。
それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう(^^♪

🔨詰め直し(古い漆喰の撤去+新たに塗り直し)
「詰め直し」は、古くなって劣化した漆喰を一度すべて取り除いたうえで、新しい漆喰を塗り直す方法です。
劣化が広範囲に及んでいたり、内部の葺き土まで傷んでいる可能性がある場合に選ばれます。

この方法は、古い漆喰をしっかりと撤去してから施工するため、耐久性が高く長持ちしやすいのが特徴です。
築年数が経過している住宅や、過去に補修歴がある場合には、こちらの方法が推奨されることが多いですね(^^)/

施工にはある程度の工期と費用がかかりますが、そのぶん安心感も大きい補修方法です。

🛠 重ね塗り(増し塗り)
一方、「重ね塗り」は既存の漆喰の上から新しい漆喰をそのまま塗り足す補修方法です。
軽微な剥がれやヒビなど、表面だけが劣化している場合に適しています。

施工時間が短く、費用も比較的抑えられるため、「とりあえず応急的に補修したい」というときに使われることが多いですね(#^^#)

ただし、内部の漆喰や葺き土に劣化が進んでいる場合に重ね塗りだけを行うと、再劣化が早まる可能性があるので注意が必要です。

まとめ

今回は、瓦屋根に使われる「漆喰」の役割や、劣化のサイン、補修方法についてご紹介しました。
一見地味な存在に見える漆喰ですが、屋根全体を守る大切な部分。

放置してしまうと雨漏りや構造部分への悪影響にもつながるため、注意が必要です。

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