シート防水の施工方法・特徴|メリット・デメリットや防水工事の方法・材質の違いまでご紹介!

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シート防水の施工方法・特徴|メリット・デメリットや防水工事の方法・材質の違いまでご紹介!

更新日:2024年11月08日

 防水工事の種類は「FRP防水」「ウレタン防水」「アスファルト防水」など様々ですが、特に広い面積を持つ陸屋根(屋上)に適しているとされているのが「シート防水」です😊

 この記事では、シート防水の施工方法や特徴・メリット・デメリットと併せ、劣化症状まで詳しい情報を解説致します(^^)/

シート防水の施工方法・特徴|メリット・デメリットや防水工事の方法・材質の違いまでご紹介!

シート防水とは?

 シート防水は、工場で製造された高品質な防水シートを建物の表面に貼り付けて防水層を形成する工法です!

シート防水

 主に塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを使用し、密着工法や機械固定工法で施工します。

 この工法の最も特徴的なポイントは、広範囲の施工箇所において比較的短時間に施工できることです(#^^#)

 例えば、ウレタン防水はウレタン樹脂を施工面に塗布する事によって防水層を形成しますので、塗布作業・乾燥作業に比較的時間を要する事がデメリットとされています。

 シート防水はシートの設置工程のみで防水層を形成できるため、施工期間を削減する事が可能です(#^^#)

シート防水のメリット

 前述の通り、シート防水のメリットとしてまず挙げられるのが施工が比較的短期間で完了する事です!

 特に、シートを敷設して防水層を形成する関係上、広い面積を持つ施工箇所を短期間で施工したい時に適しています😊

 また、防水シートは既製品を使用する為、施工品質にバラつきが生じにくい事もメリットです(#^^#)

 さらに、下地の状態に関わらず施工できる点も特徴で、特に機械固定工法を採用すれば雨漏りが発生してしまっている下地にも採用する事が出来ます!

シート防水のデメリット

 一方、シート防水にもデメリット・注意点が存在しますので以下にご紹介いたします。

 まず、シート防水は、他の防水工事の種類と比較して施工の難易度が高いとされています(>_<)

 施工には専門的な技術と経験が必要なため、施工をご依頼される場合には適切に施工できる業者選定が特に重要となります!

 また、シートを敷設して防水層を形成することから、複雑な形状凹凸のある施工箇所への施工は困難です。

 そうした施工箇所ではシートの加工が必要となり、シート防水の強みを活かす事が出来ません!

 シート防水は、平坦で広い面積を持つ屋上(陸屋根)などの施工に適しています。

シート防水に使用される材料の違い

防水シートの材質による違いとは?

 シート防水に使用されるシートは、大きく分けて「合成ゴムシート」「塩化ビニールシート」の2つがあります!

 次に、それぞれの違いについてご紹介いたします。

合成ゴムシート

 合成ゴムは厚み1.2~2.0mmのゴム製の防水シートであり、耐用年数は10~15年程度です。

 高い伸縮性を持つことから建物の揺れや温度変化による下地の動きに柔軟に対応できます(#^^#)

 また、後述する塩化ビニールと比較して安価な点が大きな魅力であり、以前はシート防水の主流素材として広く活用されていました。

 しかし、その厚みの薄さを理由に飛来物の落下や鳥獣被害によって破れ・穴あきを生じさせやすい特徴から、現在では使用される機会も減ってきています(>_<)

塩化ビニールシート(塩ビ)

 塩化ビニールシートはその名の通り塩化ビニールを原料として製造される防水シートであり、耐用年数は10~20年程度です。

 1.5~2.5mm程度と合成ゴムと比較して厚みがある事から耐久性に優れ、現在では合成ゴムシートに代わりシート防水の主流素材となっています。

 合成ゴムシートと比較して導入コストは塩化ビニールシートの方が大きくなりますが、耐久性・対候性に優れる塩化ビニールシートの方が将来的に掛かるメンテナンスコストを抑えられます。

 住宅のリフォームにおいて材質を比較する場合には、導入コストだけでは無く、将来的に掛かるメンテナンスコストも比較する事が大切です!

シート防水の施工方法の違い

機械固定式 密着工法

 シート防水の施工方法は、「密着工法」「機械的固定工法」に分かれます。

 次に、それぞれの施工方法の違いについて解説いたします(^^)/

密着工法

 密着工法は、防水シートを接着剤を用いて下地に直接貼り付ける方法です!

 シートが下地に全面的に接着されるため優れた耐風圧性を持ち、強風による剥がれのリスクが低減されます(#^^#)

 また、後述する機械的固定工法よりも工期が比較的短く抑えられる利点があります。

 一方、密着工法の採用には下地の状態が重要となります!

 例えば、雨漏りなどによって下地が湿気を含んでいる場合、施工後に膨れを生じさせてしまうリスクがあります😥

 さらに、下地面がひび割れてしまった場合に一緒に避けてしまうなど、下地の影響を強く受けてしまう事もデメリットです!

機械的固定工法

 機械的固定工法は防水シートを専用の固定具やアンカーを用いて下地に固定する方法です。

 この工法では下地面と防水シートの間に絶縁シート(通気シート)を挟む事から、「絶縁工法」「通気工法」などとも呼ばれます(#^^#)

 絶縁工法の大きなメリットと言えるのが、シートと下地の間に空間ができるため下地からの湿気を逃がすことが出来る事です。
 防水シートが下地面の影響を受ける事がありませんので、 前述の密着工法と違い下地の状態に左右されずに採用する事が出来ます😊

 一方、固定具による貫通部分が弱点となるリスクがあるため、施工には高度な技術が必要な点に注意が必要です(>_<)

劣化が進行したシート防水の現地調査の様子

 使用する材料によっても変動しますが、シート防水の耐用年数は約10~20年程度と言われています。
 シート防水は寿命が近づくにつれ、膨れ・剥がれなどを生じさせてしまいますのでそうした症状を発見した場合には注意しましょう(>_<)

 以下の記事では、海老名市のお客様よりご依頼をいただいた劣化が進行したシート防水の現地調査の様子をご紹介しております!
 陸屋根(屋上)における防水層の劣化についてもご紹介しておりますので、是非ご覧くださいね(^^♪

劣化いた陸屋根

 ⇒海老名市のお客様よりご依頼を頂いた劣化したシート防水の現地調査

最適な防水工事の方法は施工箇所によって変わります!

 今回は、シート防水の特徴やメリット・デメリットから、施工方法・使用する防水シートの材質まで詳しくご紹介させて頂きました!

 シート防水は平らな広面積の施工箇所に適している一方、複雑・凹凸のある施工箇所に適していません。
 防水工事の種類は様々ですが、最適な施工方法は施工箇所によっても変動いたしますので注意しましょうね😊

 私達、街の屋根やさんは屋根工事はもちろん、屋上(陸屋根)・ベランダ・バルコニーの防水工事の施工実績も豊富に持っております(^^)/
 専門スタッフによる無料点検・お客様のご要望をお聞きした上、最適な施工方法をご提案させて頂きますので是非お気軽にご相談下さい!

 また、街の屋根やさん横浜では、今回ご紹介をさせていただいた「海老名市」においても多くのお客様よりご相談を頂いております!

 ⇒海老名市のお客様よりご依頼を頂いた屋根工事・屋根リフォーム

 上記も併せてご覧くださいね(^^♪

 記事内に記載されている金額は2024年11月08日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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