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川崎市麻生区で雪で傷みが出ている瓦屋根の調査

更新日:2016年02月09日

川崎市麻生区で屋根の調査をおこないました。瓦葺きの屋根で、傷みが出ているので見て欲しい、というお問い合わせでした。2年前の大雪と先月の雪によって傷みがでてしまった様です。

屋根は日本瓦が葺いてあります。パッと見ると傷みがあるようには見えませんが、近くで見ると全体的に瓦がズレているのがわかります。

ズレの原因は何なのでしょうか。瓦を上げると下には防水紙と瓦桟がみえます。防水紙には『とんとん』が葺いてありますが、劣化しているのでパリパリになっていました。瓦桟は折れたり腐ったりはしていないので、直ぐに瓦が落下することは無いでしょう。

雪や地震などの振動によって瓦がズレたりこの様にしっくいが剥がれたりしてしまうと、泥が流れ出て来て棟が崩れて雨漏りする心配もあります。幸いな事に、棟瓦にズレ等は有りませんでしたので漆喰工事で問題ないと思います。

2階からの雨水を1階の屋根の雨樋に入れるために、屋根の上を雨樋を這わせるのですが、取れてしまって地面に落下していました。この様に、雪によって傷みや不具合などが出てしまうことが有りますのが、なかなか屋根の上をご自身で見る機会は無いと思いますので、安心して任せられる業者にしっかりと点検してもらう事をお薦めします。今回の工事は、瓦のずれを直して雨樋の交換工事です。建物に悪影響が出始める前に工事をした方が良いでしょう。

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