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横須賀市岩戸にて既存の屋根材(下地)を活かしてガルバリウム鋼板によるカバー工法
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数30年
施工期間7日間
使用材料ガルバリウム鋼板「OZルーフ182」
保証10年

【お問い合わせのきっかけ】
担当:増田
M様宅は築30年、屋根に関しては今回が初めてのメンテナンスとの事。築年数から、葺き替えかカバーを行うかをご検討。費用面を考慮に入れ、可能であればカバー工法での対応を希望されておりました。一般的には屋根下地(放水紙)の寿命は20年程と言われております。雨漏りや下地に腐食が見受けられないと判断できれば、既存の屋根、下地を活かしてのカバー工法は可能です。事前調査の結果、今回は既存の屋根を下地として上から新たに金属屋根材(ガルバリウム鋼板)を使用してのカバー工法で対応することを決定。新規屋根材は軽くてシンプルな「OZルーフ182」です。見た目も意匠性に優れており、既存のスレート屋根から見栄えもガラっと変わります。
担当:増田
「工事前の様子」
一般的に屋根下地(防水紙)の寿命は20年程と言われております。新規でより良いモノを使用して30年程と見るのが妥当でしょう。M様宅は築30年、屋根に関しては現在に至るまでノーメンテナンスとの事。幸い雨漏りなどの不具合は起きてないそうですが、屋根材表面の劣化は顕著です。防水紙の寿命を考慮に入れても屋根全体を見直す工事を行うのが妥当と言えるでしょう。M様は出来る限りコストを抑えてのメンテナンスをご希望との事で、今回は屋根材の撤去費用が掛かる葺き替えより、既存の屋根材の上からカバーを行うカバー工法でのメンテナンスが行えるかの事前調査を行いました。
カバーが行える条件といたしましては、既存の屋根、下地が活かせるかどうかです。雨漏りなどがあり、下地の劣化や腐食が見受けられる場合は、カバー工法は難しくなります。傷んでいるモノを下地としては活かせません。調査時での下地の状況(感触)などにより、新たに屋根を被せる下地として既存の下地が活かせるかどうかの判断を行い、問題が無い場合に限りカバー工法をご提案いたします。屋根の谷部分は特に水の流れが多いため、雨漏りの原因になりやすい箇所です。場合によっては屋根裏なども覗き、入念にチェックをいたします。屋根材表面の劣化は著しいですが、M様宅では現状雨漏りも無く、既存の下地は活かせるとの判断により、今回はカバー工法でのメンテナンスを行う事になりました。
「工事開始~下地調整・防水紙施工の様子」
屋根のカバー工事は既存の屋根材の上に新たな屋根材を被せるのですが、屋根表面を平滑に整えるためにまずは棟板金の撤去から行います。棟板金の下には下地材としての貫板がございますが、その貫板までの撤去を行います。他に雪止め金具など、突起物がある場合はそちらも切断・撤去を行います。また、屋根カバーを行う際は既存の屋根材の上に新規屋根材を被せるにあたり、軒への出幅などが若干増します。場合によっては既存の雨樋に被ってしまい、雨樋の機能が果たせなくなることもございます。その際は事前に既存の軒の出をカットし、新規屋根材の軒部分が雨樋のちょうど良い位置にくる様に調整を行っておきます。ただ屋根材のカバーを行うだけではなく、しっかりと屋根としての機能を果たせるように部分的に確認調整を行いながら施工いたします。
カバーを行う上での下地を整えた後は屋根全体に防水紙(ルーフィング)を敷いて行きます。ここで、葺き替えとカバー工事の防水紙の固定の仕方の違いです。一般的に防水紙を留めるためにはタッカー(針などの金属片を打ち出すことで、布状や網状のものを材木などの特定箇所に固定する際に用いる道具)を使用するのですが、カバー工事の場合は、既存の屋根材の上に防水紙を敷くことにより、タッカーなどで打ち込む針では留めることが出来ません。その為、カバー工事の際の防水紙の固定には、直接屋根材(下地)に釘を打ち込み防水紙を固定します。
屋内に雨水の浸入を防ぐ役割のある防水紙です。万が一雨水や水滴が防水紙に掛かっても、屋根勾配を利用して軒へ流れるように、防水紙は軒から棟に掛け重ねて敷いていきます。また、念には念を入れ、防水テープを活用しながら、下地全体をしっかりと覆っていきます。屋根で一番重要な役割を果たすのは、下地を覆う防水紙(ルーフィング)と言って良いでしょう。葺き替えを行う際でも、下葺き(ルーフィング施工まで)は一気に行います。下葺きさえしっかりと行っていれば、屋根材を葺く際に雨が降っても安心なのです。何につけても見えないところや隠れたところの基礎や土台、「下地」が大事と言うことでしょう。
「新規屋根材カバー工事の様子」
下地を整え、屋根全体に防水紙を敷いたら、新たな屋根材のカバー工事を行います。今回M様宅で使用する屋根材は、金属屋根材ガルバリウム鋼板の「OZルーフ182」です。屋根カバーを行うには、建物の耐震強度の関係からも軽い屋根材に限ります。現在カバー工事に向いているとされている屋根材は、金属製またはシングル材が主流です。金属製の屋根材では今回使用するガルバリウム鋼板が最も使われている屋根材になります。ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板になります。軽量で耐震性に優れており、錆にも強い素材です。
一方、シングル材(上記写真)は、グラスファイバー(ガラス繊維)基板にアスファルトをコーティングし、表面が傷つかないよう石粒(砂など)を施した屋根材です。グラスファイバーシングルとも呼ばれており、優れた機能性(防水・消音・耐候)かつ軽量で施工しやすい屋根材です。それぞれに特徴(メリットやデメリット)はございます。軽さなら金属製、意匠性ならシングル材、とでも言えますでしょうか。
また、金属屋根材やシングル材の中でも、グレード(選択する機能)によっての価格の違いがございます。特に金属屋根材では遮音性能や断熱性、フッ素加工や石粒が施されたジンカリウム鋼板など、様々ございます。今回はコストを抑えたカバー工事が目的の一つでもございました。「OZルーフ182」はとにかくシンプルで軽いコストを抑えたカバー工事にはお勧めの屋根材です。ガルバリウム鋼板ですので、耐久性・遮熱性、軽量で耐震性には優れております。「OZルーフ182」はデザインはさざ波加工による高い意匠性を誇る金属屋根材です。既存の屋根材(スレート)の上に葺くこともあり、クッション性や断熱性能はあまり気にせずとも、とにかくシンプルで軽く、コストを抑えたカバー工法で、との方には特にお勧めです。
屋根材には性能や機能の違いがありますが、葺き方にはある程度の共通がございます。基本的には屋根材は軒から棟にかけ重ねながら葺いていきます。屋根頂上から落ちてくる雨水を勾配を利用して軒、地上(地面)へと誘導します。建物の傘の役割です。屋内へ雨水が浸入しないように、上から流れてくるものに対して、防水紙然り屋根材は下から上へと重ねていきます。細かな箇所は必要に応じて曲げや折り目を付け、屋根の形状に合わせてその場で加工をいたします。屋根材によっての違いがでるのは、細かな収め所です。金属系はハサミで加工を行い形作るのに対し、シングル材は素材が柔らかいので、折り曲げて形作ることもできます。また、既存にあったスレート材は折ったり曲げたりは出来ないので、パズルの様に施工、細かなところは板金を使用するなど、部材を使い分けて屋根に沿っての施工を行います。
全体的に屋根葺き(カバー)が完成したら、最後に棟部分に新たな貫板・棟板金を設置します。尚、下地となる貫板にもいくつか種類があります。一般的に使用されるのは木製(杉)です。材質は軽く、粘り強く、耐久性や調湿性に優れております。今回M様宅で使用するのは防腐処理がなされてる貫板です。最近では樹脂製の貫板などもございます。樹脂製の貫板は水分を吸収しにくく腐食しないのが特徴です。費用面での差はございますが、棟板金の耐久力を上げるのには樹脂製の貫板もお勧めです。
「ガルバリウム鋼板による屋根カバー工事完了」
金属屋根材ガルバリウム鋼板「OZルーフ182」による屋根カバー工事の完成です。今回M様宅で使用した屋根材「OZルーフ182」での色はダークブラウンです。標準色ではブラック・モスグリーン・ダークブラウン・シルバーグレーがございます。屋根材表面には意匠性もあり、シンプルながら見栄えも大変良い屋根に仕上がりました。カバー工法によって一新した屋根全体にM様も大変満足されておりました。
屋根カバーは既存の屋根材・下地が活かせてこそ行える工事です。雨漏りなどが原因で下地の腐食や劣化が激しい場合には、葺き替えの選択肢しかありません。葺き替えにもメリットはございますが、既存の屋根材の撤去処分費など、カバー工事と比べるとコスト面に大きな違いが出てまいります。定期的な点検を行い、計画的なメンテナンスを行えるのが建物にとっても経済的にとっても理想でしょう。今後はアフターとして定期的に点検やメンテナンスも行ってまいります。街の屋根やさんでは工事が終わった後もしっりとサポートを行っております。M様とは今後とも長いお付き合いをさせていただきたいと思っております。
記事内に記載されている金額は2019年08月07日時点での費用となります。
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