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横浜市金沢区長浜にて強風にも負けない強い屋根を目指してガルバリウム鋼板での屋根カバー工法
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数20年
施工期間14日間
使用材料屋根:ガルバリウム鋼板
費用120万円
保証10年
ハウスメーカーハウスメーカー不明




【お問い合わせのきっかけ】
担当:増田
横浜市金沢区長浜にお住いのU様より、「台風で屋根の板金が外れてしまったので修理をお願いしたい」とのご依頼をいただきました。こちらは去年の台風の影響による棟板金の飛散です。U様宅は高台にあり、風の影響を受けやすい環境にございます。築は20年程で7,8年前に塗装によるメンテナンスは行ったそうですが、その時には棟板金の不具合は指摘されていなかったとのことです。塗装などのメンテナンス時には棟板金など、飛散のリスクがある部分の補強は行っておくのが理想です。調査を行った際には外れた板金以外の部分も釘の浮きや板金自体の浮きが見受けられ、補強などの形跡はなく、棟板金に関しては20年前に設置された状態のままでした。ご提案は飛散した板金の復旧だけではなく、棟板金全体の交換です。また、7、8年前に塗装のメンテナンスを行ったにしては屋根の傷みが顕著でしたので、屋根全体を見直すご提案もいたしました。今回は自然災害とのこともあり、復旧にかかる費用、足場の設置代は火災保険で賄えます。そこでこの機に屋根の改修(カバー工事)を行うことになりました。強風に負けない強い屋根を造っていきます。
担当:増田
調査時の様子
調査時の外観からの様子です。屋根の棟板金の一部が外れているのがはっきりと見えます。台風の影響によるものです。U様宅は高台に位置した場所にあり、目の前は公園で、建物自体は風の影響をまともに受けやすい環境にございます。外れた板金はどこかにひっかかって止まっている様ですが、このままだといつ落下してもおかしくありません。近隣の方のお車も近くに見え、落下した場合の2次被害の恐れもございます。早急な対処が必要な状況でした。
強風による棟板金(貫板)の外れ
屋根に上り状況の確認を行うと、板金の先端が釘に引っ掛かっており、ぎりぎり落下を免れている状況です。板金自体の重さは瓦などに比べるとそれほどでもないのですが、先端は切れやすく、釘が刺さったままの状態でもあります。飛散して人やモノに当たってはひとたまりもございません。台風による被害ではありますが、2次被害が起きた際の責任は感じないわけにはいかないでしょう。台風などの自然災害の被害に遭う前に、定期的な点検と出来る限りのメンテナンスを行っておくことは重要です。(街の屋根やさんでは点検・調査は無料で行っております)
棟板金の釘浮き・屋根表面の傷み具合
強風で外れた板金以外も釘の浮きや抜けが見受けられます。おそらく経年での劣化も伴い板金の下地(貫板)が傷んでいるため、釘が利きにくい状況が原因と判断できます。こちらも飛散のリスクが生じます。棟板金については外れた箇所とあわせ、全体的に下地の貫板から交換を行うのが最善です。また、屋根表面に関しても色褪せや所々でのひび割れが気になります。7、8年前に塗装によるメンテナンスを行ったとのことですが、傷みが見受けられるには少々早い様にも感じます。今回は火災保険を適用しての棟板金復旧工事になります。足場の設置費用は保険で賄えますので、足場を有効的に活用することも考慮に入れ、屋根全体を改める「カバー工事」を行うことになりました。
屋根カバー工事開始
火災保険では被害を受けた箇所の現状復旧のみが認められます。今回は被害を受けた棟板金の交換に掛かる費用と、それに伴う足場の設置代が保険で賄えました。それ以外に掛かる工事費につきましては実費となりますが、足場代の負担軽減は助かるところでしょう。
今回カバー工事で使用する屋根材は、オズタック社の「OZルーフ182」です。素材は金属製でガルバリウム鋼板になります。ガルバリウム鋼板は軽量で耐震性に優れており、屋根のカバー工事には打って付けの素材です。耐久性や遮熱性もあり、金属でも錆びにくい特徴を備えております。近年では外壁材や屋根材など、幅広く使用されている素材です。
既存棟板金(貫板)撤去・防水紙設置
カバー工事はまず、既存棟板金と下地の貫板の撤去を行います。雪止め金具が設置してある際は電動工具を使用して金具をカットいたします。既存の屋根材や棟部分に割れや隙間がある場合は防水テープなどで補正を行います。カバー工事は既存の屋根を下地として活用いたしますので、全体が平滑になるように整えます。その後、屋根全体に防水紙を敷いていきます。防水紙は軒(下)から棟(上)にかけて重ねながら敷いていきます。防水紙だけではなく、屋根材も軒から棟にかけて葺いていくのが基本です。こちらは雨水が上から下へ流れるため、防水紙や屋根材は下から上へ重ねながらの施工を行っております。
屋根下葺き完成
屋根全面に防水紙を敷けば、カバー工事の下葺きが完成です。今回使用した下葺き材(防水紙)は改質アスファルトルーフィングでゴムアス系とも呼ばれるシートになります。防水紙にもいくつかの種類、グレードがございます。一番低価格なのがアスファルトルーフィングです。寿命はおよそ10年程度と言われております。そのアスファルトルーフィングを改良し、より耐久性を高めたのが、改質アスファルトルーフィング(ゴムアス系)になります。ゴムアス系は20年以上の耐久性が期待できると言われております。さらに高品質で50年以上の耐久性が期待できると言われる防水紙もございます。勿論、価格はそれなりにいたしますので、ご予算や特長に応じて選ぶのが良いでしょう。
本谷の設置・板金加工の様子
下葺き完成後は軒やケラバ廻りにスターターの設置を行います。屋根の形状、屋根材の種類によっては谷部分の施工を先行して行う場合もございます。この谷(本谷)部分の施工はより慎重に行うべき部分の一つになります。理由は一番雨水が集中して通る道になるからです。雨漏りの原因にもなりやすい箇所でもございます。谷(本谷)用に板金を加工し、板金設置後は廻りに防水テープで入念に保護をいたします。板金職人も屋根の谷部分の施工には一番神経と時間を要すると言います。
屋根材の角落とし
スターター、本谷の設置が完了したら、軒から棟にかけ、順に屋根材を葺いていきます。屋根材を葺く際も細かな加工は必要です。棟部分の交わる箇所の屋根材は、予め角を若干落としておきます。こちらは雨水が屋根材を通して棟の下地に入りにくく(流れにくく)するための工夫の一つになります。板金以外の屋根材(スレート材など)でも棟の交わる箇所に設置する屋根材は、(写真赤丸の様に)角を落とすか、曲げを入れておくのが理想的です。理想的と言うより、屋根を葺く際では基本と言えるでしょう。しかし、改修工事で既存の葺き方を見て、そこまでの配慮に至っていない施工がしばしばございます。見えなくなる箇所こそ手間を惜しまず丁寧に施工するのが大切です。
ガルバリウム鋼板「OZルーフ182」
今回U様宅で使用した屋根材はガルバリウム鋼板「OZルーフ182」です。見栄えはサザナミ加工による高い意匠性で、洋風、和風いずれにもマッチ。塗装は低光沢カラーのストロングカラーを採用しております。ガルバリウム鋼板製ですので、軽量で耐震性にも優れ、屋根のカバー工事には打って付けの素材です。
軒から棟にかけ順に屋根材を葺いていき、最後に棟部分の施工です。棟には棟用に加工された板金を被せます。そのための下地に貫板の設置を行います。貫板には防腐処理がされた板や樹脂製の板など、いくつかの種類がございます。今回は一般的な木製の貫板を使用いたします。下地材もご予算や用途にあわせ選択ができます。
棟板金設置
棟板金の設置後には板金との交わり部分にコーキング材を充填し、補強を行います。板金の交わり部分や重なり部分には施工時(加工時)にもコーキング材を挟み、見えなくなる内側の補強は行っております。また、貫板に板金を止める際には専用の釘を使用しています。ステンレス製のスクリュウー釘です。ビスを使用するところもございますが、下地の木が割れてしまうリスクがございますので、新規に棟板金を設置する際には専用の釘で止めるのが良いでしょう。釘とビスはそれぞれの特徴を生かせる部分で使い分けるのが理想です。実際には見えないところですが、釘一本打つのに対しても職人のこだわりが感じられる施工は安心できます。
屋根カバー工事完了
U様邸、ガルバリウム鋼板「OZルーフ182」使用、屋根カバー工事の完了です。見た目は非常にシンプルですが、細部にわたるまで丁寧に施工されております。高台に面して強風の影響を受けやすいU様宅の屋根でも安心です。U様宅では大屋根の他にも下屋根が二箇所ございます。同じくガルバリウム鋼板でカバーを行っております。実は範囲の小さい下屋根の方が、壁との取り合いや細かな施工が必要な箇所が多く、手間と時間がかかっております。
工事期間は足場の設置と撤去を入れ、14日間です。天候にも恵まれスムーズに作業を進めることができました。U様も新たになった屋根に大変満足しておりました。
街の屋根やさんでは工事が終わってからのお付き合いも大切にしております。今後もU様が安心して過ごしていけるように、定期的な点検を行いながら末永く見守っていきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2025年01月21日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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