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藤沢市湘南台にて自然災害にも強い軽量金属屋根スーパーガルテクト(Sシェイドブラック)を用いた屋根カバー工事
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法、雨樋工事、雨樋交換、雪止め設置
築年数10年
平米数69.4㎡
施工期間5日間
使用材料IG工業 スーパーガルテクト
費用110万円
保証10年
ハウスメーカー地元工務店





【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
藤沢市湘南台にお住まいのM様より屋根調査の依頼を頂いたきっかけは、とある日の強風が原因でした。
一日強風が吹き続けた翌朝、バルコニーには雨樋が落ちてしまっており屋根も部分的に剥がれているのもバルコニーから確認できたそうです。
屋根調査にお伺いすると分かったのは、使われていた屋根材はアスファルトシングル材でした。スレート屋根などと比べ軽量で苔が生えるようなこともなく、耐震性にも優れている屋根材の一つですが、固定を粘着に頼る部分があり台風や強風が多い日本の風土には若干不向きな屋根材です。性能のいい屋根材も立地や環境、風土によって変わってしまいます。
今回は今後修繕したとしても毎回強風や台風が来るたびにこのような心配ごとはしたくないとのご希望から、まだ築年数が浅い事もあり金属屋根でカバー工事するご提案をし、それなら今後今ある不安も解消でき、安心できるとの事でご用命を頂きました。
今回はアイジールーフでおなじみアイジー工業さんの軽量金属屋根、遮熱性鋼板を使用し断熱材も取り入れ表面はちぢみ塗装を施してある超ガルバリウム金属屋根スーパーガルテクトを使用致しました。お色は5色から選び頂けますが引き締まった感じが好みとの事でSシェイドブラックとなりました。
カバー工事はスレート屋根だけではなく様々な屋根材に対して有効な施工方法となります。また雨樋も新規に設置しなおしました。また今回は強風による被害になる為に火災保険の申請を行い、工事費用の一部を賄う事も出来ました。
それではアスファルトシングル材から金属屋根へ変わっていく様子をご覧ください。
一日強風が吹き続けた翌朝、バルコニーには雨樋が落ちてしまっており屋根も部分的に剥がれているのもバルコニーから確認できたそうです。
屋根調査にお伺いすると分かったのは、使われていた屋根材はアスファルトシングル材でした。スレート屋根などと比べ軽量で苔が生えるようなこともなく、耐震性にも優れている屋根材の一つですが、固定を粘着に頼る部分があり台風や強風が多い日本の風土には若干不向きな屋根材です。性能のいい屋根材も立地や環境、風土によって変わってしまいます。
今回は今後修繕したとしても毎回強風や台風が来るたびにこのような心配ごとはしたくないとのご希望から、まだ築年数が浅い事もあり金属屋根でカバー工事するご提案をし、それなら今後今ある不安も解消でき、安心できるとの事でご用命を頂きました。
今回はアイジールーフでおなじみアイジー工業さんの軽量金属屋根、遮熱性鋼板を使用し断熱材も取り入れ表面はちぢみ塗装を施してある超ガルバリウム金属屋根スーパーガルテクトを使用致しました。お色は5色から選び頂けますが引き締まった感じが好みとの事でSシェイドブラックとなりました。
カバー工事はスレート屋根だけではなく様々な屋根材に対して有効な施工方法となります。また雨樋も新規に設置しなおしました。また今回は強風による被害になる為に火災保険の申請を行い、工事費用の一部を賄う事も出来ました。
それではアスファルトシングル材から金属屋根へ変わっていく様子をご覧ください。
担当:新海
現場調査時の様子
まだ築10年経っていないお住まい。外壁や玄関回りは綺麗でこれからリフォームするとは思えない外観です。
実際に屋根に上がると分かったのは使われていた屋根材がアスファルトシングルという事でした。テレビ用アンテナ付近の何枚かは台風の影響で飛散している状態です。
アスファルトシングル自体は、軽量で防水性や耐震性も高く複雑な屋根にも使用できる良い屋根材の一つなのです。
屋根材は釘で固定しているのですが、重なる部分には写真右の様に接着に頼る部分がある為に、強風や台風などで剥がれやすいというデメリットもあります。
今回飛散した箇所は南側のみでした。
また、南側バルコニー上部の軒樋も丸ごと被害を受けてしまい、バルコニーにそのまま曲がった状態で落ちてしまっていました。
支える金具もプラスチック製でしたが、破風板にビス打ちしてある根元だけが残り、先はどこかに飛散してしまったようです。同時に竪樋も同じく破損してしまっていました。
今回の工事では屋根カバー工事と雨樋交換工事を一緒に行う運びとなりました。
屋根カバー工事着工
既存棟板金と雪止め金具の撤去
屋根カバー工事着工です。屋根材を残したまま上に新たな屋根材を被せるのですが、棟板金と雪止め金具はこの時点で撤去しておきます。
棟板金、それを固定するために内部にある貫板、軒先に設置してある雪止め金具を全て撤去してからがスタートと言えますね。
少なからず廃材が屋根に出ますので綺麗に清掃してからこの上に防水紙を敷設します。
築年数10年でも貫板は傷んでいます
こちらは棟板金を撤去し、下ろした所です。ご覧の様に貫板が思ったよりも雨水が侵入していたのか変色している所が確認できます。
築10年経っていませんがこの状態です。15年、20年と経過した棟板金の交換の必要性が分かります。板金はガルバリウム鋼板なので錆びにくく、長持ちしますが内部の木材はそこまで長く持つことはありません。
資材搬入の様子
今回の工事で使いますスーパーガルテクトの搬入時の様子です。事情によりお車を工事期間中に移動ができない為に全て南側の敷地へ置かせて頂きました。
資材搬入経路や、置き場も事前にお客様にお伝えしておき、工事が始まってからの不安ごとをなるべく少なくするようにしておきます。
こちらは屋根工事に必須の梯子とウィンチ、昇降機です。今回はまだ購入してから使用していない新しめの様です。
こちらは屋外の電源をお借りして使用致します。屋根工事では100Vの電源が必要な事がほとんどな為に事前に外部コンセントの位置などは施工側が把握しておく必要があります。
主に資材や廃材の上げ下ろしに使います。少なからず使用するとモーターの音がしますので、こちらも事前にお伝えしておきます。
スーパーガルテクトは全て専用の板金役物を使用します
屋根材はもちろんですが、アイジー工業さんのスーパーガルテクトは全て専用の役物を使用します。
ちぢみ塗装のスーパーガルテクトに合うように専用に設計、製造されたものです。ですので葺きあがった屋根の統一感が他の屋根材と変わってきますね。
既存の屋根材の上に新しい防水紙を敷設します
事前の準備が終わったらまずは防水紙を屋根全体に被せるところから始めます。今回使用した下葺き、防水紙は七王工業さんのモラサンです。
改質アスファルトルーフィングとい文字が写真でも確認できますが、こちらのいい所は鍵穴シール性です。防水紙も屋根に固定するためにステープル、ホッチキスの様なもので固定しますが、その時に防水紙にどうしても穴が開きます。ただしこちらの製品は粘着性が強く、その開いた穴から雨漏りなどの心配がありません。
約1メートル幅のルーフィングを転がすようにして軒先から屋根の一番高い棟まで敷いてゆきます。最後棟を跨ぐようにして両側に被さるように設置してルーフィング作業は終了です。
もちろん固定しながら敷いてゆきますのでそれなりに時間がかかります。屋根に使用される防水紙は、雨水を完全に遮断するように作られています。
外壁の工事にも防水紙が使われますが、こちらは内部の湿気を外部へ逃がすような仕様になっています。屋根と外壁、同じ防水紙を使用しますが材質が少し変わります。
本葺き開始
釘打ち機を使用して軒先やケラバ役物を設置
屋根材を葺く前に、まずは軒先唐草、スターターを設置してゆきます。固定は写真左の釘打ち機で行います。
主な目的は雨水を軒天や破風板に染みこませない為ですので、建物を守る上でもとても重要です。
唐草もつなぎ目が出来ますので、その場で職人さんが加工してズレがないように設置してゆきます。
こちらの設置は急勾配、6寸に近くなるほど足場が重要になり施工品質に関わってきます。軒先に写真左の様に踏板があると作業効率も上がり安全性、施工品質も上げられます。
ちょっとしたときに単管パイプだけよりも足をすぐ載せられる踏板があるとでは大きな違いです。
加工しながらどんどん軒先唐草の設置が進んでいきます。またその後は切妻屋根の軒、雨樋が設置されていない部分にケラバと呼ばれる役物を設置します。
軒がある屋根は日当たりの調整が出来るのですが、最近はデザイン重視で軒がほぼ出ていない建物もあります。
外壁の劣化を防いでくれたり、雨漏り防止とこちらの板金役物も建物にとって重要です。しっかりと固定して雨仕舞をします。
役物の設置が終わったらスーパーガルテクトを屋根に上げて葺き始めます
軒先やケラバの水切り板金を設置し終えたら、スーパーガルテクトを屋根に上げて段取りします。
昇降機で上げるとはいえ、上げられるのは梯子を架けている所までなので、そこからは全て職人さんと担当が移動させます。
勾配のある屋根の上での移動は案外気を遣うものです。
軒先からスーパーガルテクトを葺き始め雪止め金具の設置もします
先ほど設置した軒先唐草から本葺きの開始です。横一列に葺いたら次の列、という順番で葺いてゆきます。途中純正品は後付けができない為にこの時に雪止め金具を設置しておきます。
他メーカーの後付けできる製品もあるにはありますが、確実に使えるという保証がない為、必ず本葺きと同時に雪止めも設置しておきます。
日本瓦などは持ち上げての後付け設置が可能ですね。
スーパーガルテクトのジョイント部を間近で写した所です。屋根材の下端と上端を引っかかるように設置し、最後は釘打ちで固定しますので、強風や地震が来ても安心な構造となっています。
また特徴として断熱材がこのジョイント近くまでぎっしりと入り込んでいるために遮音や断熱性能も期待できる構造です。
職人さんが作業しているのを見ているとどんどん進むので、そこまで難しくないのではと思いますが、実際に使い終えた半端なもので同じ様にやろうとすると上手くいきません。
さすが熟練の職人業です。
徐々に葺きあがり、踏板に置いてあるスーパーガルテクトも少なくなってきました。基本カットしながら作業するので踏板で作業し屋根に上げて設置する流れを何回も繰り返します。
カットするために鉄粉なども出るため、現場を出る時は毎日清掃してから離れます。場所によっては板金ばさみを使用し、電動工具を使用しない時もあります。
棟近くまで葺きあがってきましたので、次は屋根材同士が棟でぶつかるところの様子になります。
スケールで長さを測り、踏板にあるスーパーガルテクトを電動工具でカットし、屋根にあがり納めます。
ここまでくるともう少しで本葺きが完了ですね。
重なり部分のズレをハンマーを当てて調整し、釘で固定しスーパーガルテクト本体設置の完了です。
この後に最後の雨仕舞である棟板金を設置致します。ここまで一人の職人さんで約3日で終了しています。
なかなかいいペースで工事完了を迎えられそうです。
残すは雨仕舞である棟板金設置のみとなりました
こちらは職人さんが屋根の上にある埃や細かいゴミを落としている様子です。釘打ち機にエアダスターが付いているので汚れや目に見えにくいゴミを屋根から落としておきます。
足跡はどうしても施工中はついてしまいますが、汚れはある程度工事が進む度に落としておきます。綺麗な現場は綺麗に仕上がります。
棟板金設置をして屋根葺きは完了です
屋根の上に棟板金と防腐処理された貫板(ぬきいた)を持ってきたところです。
色々屋根の材料は見る機会があるかもしれませんが、棟板金の内部がどういう納まりになっているのかは分かりにくいと思います。
棟板金設置の様子も紹介します。
貫板の設置
貫板を屋根面ごとに設置してビスで固定してゆきます。板金を被せながら固定してゆきと最後綺麗に納まります。
よく台風シーズンに「棟板金が飛散してしまった。」などは板金の劣化ではなく、この貫板が経年で雨水を吸ってしまって腐食した結果板金が飛散する事が一番の原因です。
屋根工事は高額になりますが、予算に余裕があれば防腐処理された木製の貫板ではなく、より腐食しにくいプラスチック樹脂製の貫板を設置する選択も可能です。
貫板を設置し終わったら棟板金をSUSビスを使いながら固定し、板金と板金の重なりにはシーリングを打っておきます。
どうしても隙間が生じてしまうのでシーリングは必須です。最後は板金を重ねてSUSビスにて横から固定して棟板金の設置はほぼ完了です。
最後はケラバ部分にて板金ばさみとつかみと呼ばれる曲げ加工の為の工具を使って折り曲げていきます。ここの納めが全て一回で素早くできると気持ちがいいですね。
ケラバ側から釘を打って棟板金の設置は完了となります。
破損してしまっていた軒樋と竪樋も部分的に交換しました
支持金具ごと被害を受けた軒樋と竪樋も積水化学さんのエスロン、アートフェイスシリーズであるΣ90のホワイトを使用し、新たに設置し直しました。
支持金具もステンレス製のものを使い耐久性を上げてあります。これで屋根工事が全て完了致しました。
屋根工事完工
部分的に飛散してしまった屋根にスーパーガルテクトを被せる屋根カバー工事が無事に竣工となりました。
施工中は曇り空が多かったのですが、足場解体前の前日は少し晴れ間が出てくれてスーパーガルテクト、Sシェイドブラックの引き締まった様子が確認できますね。
藤沢市湘南台、M様邸の屋根カバー工事が無事に竣工となりました。
完成後の写真をご覧いただき、施工中の流れも良く分かりやすく、安心しましたとのお言葉を頂き、大変喜んでいただけました。
今回使用した屋根材はアイジー工業さんのスーパーガルテクトです。色はSシェイドブラックを使用しましたが他にも4色の中からお選びいただけます。
スーパーガルテクトは5色からお選びいただけます。既存の外壁の雰囲気に合わせても良し、明るくモスグリーンやブルーで明るくするのも良しの軽量金属屋根です。
この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2021年05月14日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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