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横浜市港北区篠原東にて築30年以上経過したスレート屋根からスーパーガルテクト(Sシェイドチャコール)にて葺き替え、下屋根の瓦棒葺き部はカバー工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根葺き替え、その他の工事
築年数31年
平米数75.5平米 下屋根9.1平米
施工期間9日間
使用材料IG工業 スーパーガルテクト 色:Sシェイドチャコール
費用189.7万円
保証8年
ハウスメーカー地元工務店


【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
中古で購入したという物件の屋根が、最近よく訪問業者に指摘されるようになった為、本当かどうかの確認も含めて一度屋根の点検をしてほしいと、横浜市港北区篠原東にお住まいのS様より、街の屋根やさんへご相談を頂きました。
屋根に上がると黄色く染まったように見えてしまう程スレート屋根全体に苔と、長年メンテナンスをされていなかった影響で防水性能を失っている影響で屋根表面には多く黒カビが繁殖している様子がすぐに確認できました。
特にドーマーと谷ドーマーがあり、屋根形状はとても複雑になっておりました。屋根が複雑という事は役物も多く使用されている為、メンテナンスしていない屋根は雨漏りに繋がりやすい傾向にあります。棟板金やケラバ、雨水を受ける重要な役目を担っている谷樋などの役物も赤錆が多く出てしまっており、雨漏りしているかもしれないと思う程でした。しかし、室内に雨漏りの様子は見受けられなかった事と、全体のメンテナンスを希望されていたS様のご要望を汲み取り、今回は屋根葺き替え工事のご提案をさせて頂きご用命頂きました。また、二階屋根から見えた下屋根部分は中古で購入された時に増築されていたという事でしたので、下屋根の瓦棒葺き屋根はカバー工事にて対応致しました。
街の屋根やさんでは、新型コロナウィルス感染拡大防止の為に、新型コロナウィルス対策を職人も徹底して行っておりますので、工事のご用命の際はご安心ください。
屋根に上がると黄色く染まったように見えてしまう程スレート屋根全体に苔と、長年メンテナンスをされていなかった影響で防水性能を失っている影響で屋根表面には多く黒カビが繁殖している様子がすぐに確認できました。
特にドーマーと谷ドーマーがあり、屋根形状はとても複雑になっておりました。屋根が複雑という事は役物も多く使用されている為、メンテナンスしていない屋根は雨漏りに繋がりやすい傾向にあります。棟板金やケラバ、雨水を受ける重要な役目を担っている谷樋などの役物も赤錆が多く出てしまっており、雨漏りしているかもしれないと思う程でした。しかし、室内に雨漏りの様子は見受けられなかった事と、全体のメンテナンスを希望されていたS様のご要望を汲み取り、今回は屋根葺き替え工事のご提案をさせて頂きご用命頂きました。また、二階屋根から見えた下屋根部分は中古で購入された時に増築されていたという事でしたので、下屋根の瓦棒葺き屋根はカバー工事にて対応致しました。
街の屋根やさんでは、新型コロナウィルス感染拡大防止の為に、新型コロナウィルス対策を職人も徹底して行っておりますので、工事のご用命の際はご安心ください。
担当:新海
現地調査の様子
現地調査時の様子です。写真を見て頂ければ一目で分かる通り、屋根全体が黒カビに覆われ、屋根の頂点である棟周辺は黄色い苔に染まってしまっておりました。また、役物も赤錆が出ている所が大半で雨漏りしていないかすぐに心配になってしまう屋根の状態でした。屋根を移動している限りでは沈み込むような雨漏りしている屋根特有の感覚はありませんでした。当初塗装でのメンテナンスをご希望されていたS様も調査を終えてお打合せをする際には、すぐに塗装ではなく屋根工事とのご判断となる程でした。
写真一枚目は各役物の赤錆が出てしまっている箇所になります。棟板金やケラバ、谷樋など雨仕舞の役物がほぼ全て赤錆が出てしまっています。錆は錆を呼びますので、このままの状態では遠からず雨漏りに繋がっていたと思われます。2018年や2019年の台風では何も影響がなかったとの事です。しかし、役物は全て釘で固定されているのですが、屋根のいたる所に役物を固定する為の釘が屋根面に落ちており、まともに固定されている所の方がすくないと分かりました。
棟板金は特に強風や台風の影響を受けやすく、長年メンテナンスをされておりませんと飛散し近隣へ二次被害を起こしてしまう事もある為に、屋根のメンテナンスは定期的に行っておきましょう。いざというときは、いつくるか分かりません。
特に心配なのがこちらのドーマー廻りに必ずある谷樋です。ほぼ全ての面が赤錆で覆われてしまっており、雨が降れば屋根材の裏側に雨水が入り込んでしまっているかもしれません。目視をしている限りは孔はありませんでした。ただ、このスレートや役物の裏にある防水紙(ルーフィング)は経年で必ず性能が劣化するものですので、孔がなくとも雨漏りの可能性は考えられます。
一通り屋根を見終えた後に、ふと下を見るとお住まいの裏手側に下屋根がございました。こちらは中古で購入される際に増築した部分と説明があったそうです。瓦棒葺きでしたが、気になる点を見つけました。一部片流れになっている箇所を二階屋根から見ていると、どうも棟がないように見えましたので屋根からおりて地上から見上げると棟が外れて下地材である野地板が丸見えの状態でした。
こちらがお住まいの裏手に落ちていた片流れになっている箇所の棟板金とその下地材である貫板です。腐食が酷くすすんだ貫板からは、写真では見えにくいのですが釘がささったままになっております。今回、落ちていたのは敷地内でどなたにも影響がなかったので良かったものの、これが近隣のお住まいへと飛散した時の事を考えるとゾッとします。今回は着工まで少し時間が空いてしまうためにこちらにはS様にご説明し、出来る限りにはなりますが養生を行うお話をさせて頂きご安心頂けました。
棟飛散部へ養生作業を行いました
こちらが養生作業を実施した時の様子です。脚立を架けてもぎりぎり手が届く位置でしたので、防水性能をもつブチルテープで養生を行うのも少し時間がかかってしまいました。しかし、きちんと二重三重に養生はできたので、着工までは問題ありませんでした。
施工の様子、まずは屋根材や役物の撤去
屋根葺き替え工事時の最初の工程は既存屋根材の撤去、各種役物の撤去作業から始まります。職人も釘抜きを持ち一枚ずつスレートを剥がし集めては梯子を使って地上へと荷下ろしをしております。スレートは平米で約22~23キロほどの重さがありますので、大変労力を必要とします。今回は天候が不安定な時期の工事でもあった為、初日は人数を多くいれて防水紙の敷設まで行いました。
スレートを剥がしていくと、既存の防水紙が見えるのですが使われていた防水紙は田島ルーフィングのライナールーフでした。よく下屋根の取り合いや勾配が緩い時などに使う高耐久性の防水紙です。ひょっとしたら、調査時に分かった屋根の劣化でも雨漏りしていなかったのは、この防水紙も一役買ってくれていた可能性がございます。防水紙も種類が様々ありますので、屋根工事を行う際はよく確認しておくといいでしょう。
アスベスト含有化粧スレート
こちらは職人たちが剥がしたアスベスト入りのスレート屋根と役物です。剥がしては下ろしを何度も繰り返すため、葺き替え工事は屋根工事の中で一番手間と労力を必要とします。
現在はアスベストを使用していないノンアスベストのスレート屋根がございますが、ノンアスベストは昔のアスベスト入りのスレートに比べて塗装でのメンテナンスを定期的に行っておりませんと、雨水を吸った際に傷みやすい傾向にあります。アスベスト入りのスレートはその点頑丈で裏側見返しても割れている箇所はあまり見つけられませんでした。
野地板重ね張り、防水紙の敷設
スレートを撤去し荷下ろしが終わったら、次は構造用合板を重ね張りしていきます。近年、スレートへの屋根工事の主流は既存の屋根材を撤去せずに上から被せるカバー工法が主流となっておりますが、お住まいごとや屋根の状態によって変わってまいります。カバー工事が出来る屋根でも、今後のライフプランによっては葺き替え工事をご提案する事もございます。
今回はまだ長くお住まいになりたいとのお話もあった事と、既存の屋根の状態から葺き替え工事となった経緯があります。葺き替え工事のメリットは、この新しい下地に防水紙や屋根材を固定できるために、地震や台風や強風により備えられることではないでしょうか。
野地板を重ね張りした後に軒先側から屋根の頂点である棟側へとロール状になっている新しい防水紙を転がしながら敷設していきます(写真左)。固定は釘ではなく建築用のホッチキスのようなもので固定していきます。上下や左右の重ね部分は十分に余裕をもって重ねてしっかりと雨仕舞をしておきます。特にS様邸はドーマーもある為に、慎重に防水紙を敷設致しました。
こちらは棟違いになっている屋根に必ず出来る、屋根と外壁の取合いへの捨て谷板金と胴縁の取付です。ここは雨漏りに繋がりやすい箇所ですので、注意して施工致します。壁際に胴縁を取り付けた後に専用の捨て谷板金を取り付けます。防水紙はしっかりと立ち上げておき、雨水の侵入を防ぐように致します。
防水紙の敷設とほぼ同時に軒先の水切りやケラバ水切り、谷樋の施工も行っておきます。その後新しい屋根材であるスーパーガルテクト本体を屋根に上げて取付開始です。
先ほど取付けた軒先水切りに嵌合されて本体の取付は始まります。スレートと違い上下の屋根材同士がしっかりと嵌合させて取り付けていくのが特徴です。途中二列目と三列目には千鳥になるようにステンレス製でハネタイプの雪止め金具も取り付けておきます。本体の取付を始めた日は曇り空で雨が心配でしたが、天気も崩れることがなくどんどんとスーパーガルテクト、Sシェイドチャコールが葺きあがっていきます。ドーマー部分の側面にも先ほどと同様に雨水が流れるように捨て谷を取り付けておきます。ドーマーへのスーパーガルテクトの取付は最後になります。現地にて本体を加工し、屋根勾配に合わせてドーマー部分もスーパーガルテクトを取り付けます。
こちらは先程の捨て谷部分になります。スーパーガルテクトを葺き終えてから、最後に下地を入れて雨押え板金を取り付けます。壁際の納まりは複雑になっていることが分かります。雨押えを取り付けた後、最後に雨押え板金と外壁の際へシーリングを打ち雨水の侵入を防ぎます。
棟納め、換気棟用に新しく開口を設けます
写真一枚目は、開口されていなかったです。しかし、新しく換気棟を取り付ける為に開口を設け、しっかりと軒天からのフレッシュな空気を取り入れて屋根裏のたまった熱籠りなどを排出できるように致しました。その後、防腐処理された貫板を取り付けていき、スーパーガルテクト本体と同質の棟板金を取り付けていきます。
スーパーガルテクトが選ばれる理由のひとつに、この意匠性の高さがあります。役物もスーパーガルテクト表面に施されている意匠と同じになっている為に仕上がった際統一感が生まれ、高級感があります。
最後に換気棟を取り付けて大屋根のスーパーガルテクトを使っての葺き替え工事が無事に終わりました。棟板金は全て一枚物で繫がっているわけではない為、様々な箇所に隙間が出来てしまいます。しかし、その隙間や板金同士の継ぎ目には必ずシーリングを打ちますので、雨水の侵入を防ぐことができます。大屋根の施工が終わった為、次は下屋根瓦棒葺き部のカバー工事を行います。
下屋根瓦棒葺き部、カバー工事
下屋根の瓦棒部は大屋根よりも角度が緩い為に、防水紙は粘着性の物を使用致しました。紫に見えるこちらの防水紙は田島ルーフィングのタディスセルフです。遅粘着性になっている為に何度も溶着するまでに貼り直すことができ、また粘着してくれるために釘やステープルで固定する必要がありませんので、既存屋根を残すカバー工事には相性がいいと言えます。
瓦棒部のドブと呼ばれる凹箇所へ無加工のガルバリウム鋼板を持ち込み、現地にて加工致します。職人の腕に仕上がりが左右されます。合羽と呼ばれる凸部分との間に加工したガルバリウム鋼板を取り付けていきます。
軒先でしっかりと職人が既存屋根の軒先へ新しいガルバリウム鋼板の屋根材を掴ませているところです。瓦棒屋根は樋から雨水を吸いやすく、軒先近辺は腐食してしまっている事も多いのですが、S様邸はその様子がなく、軒先はそのまま残したまましっかりと釘で固定ができました。下屋根には二階屋根からの竪樋がおりてきており、這樋と呼ばれる屋根上を這わせている樋があった為、樋も持ち上げながらの作業となります。段差があまりにも出る場合は樋を部分的に切断、継手を入れて調整する事もございます。
無事に軒先から外壁まで綺麗にカバー工事が終わりました。この際に確認できたのがまだ養生が残っていた事です。着工までしばらく時間がありましたが、しっかりと養生が活きていたようでないよりでした。最後にその養生しておきました部分へこちらも現地加工した片流れの棟を取り付けて屋根工事が全て完了となりました。
下屋根は既存と違いグレーシルバーで仕上げました。
竣工前確認し、工事完了
こちらは足場の解体前に行う竣工前の確認です。しっかりと役物が取り付けられているか、施工に不備なない状態でお引渡しができるか、確認しておきます。ドーマー廻りもスーパーガルテクトで仕上がっており、引き締まって見えます。また、今回はテレビ用アンテナも必要がないとの事でしたので、屋根撤去時に撤去しており、よりスマートな屋根になりました。
横浜市港北区篠原東S様邸の屋根葺き替え工事が無事に竣工となりました。天候にも恵まれて予定していた工期よりも短い期間で施工が終わりました。現場周辺は私道になっており、施工期間中はご近隣の方の車の出入りの際にご迷惑をかける事もある為、早めに施工が終わったことも良かったと思います。
仕上がりの写真をご覧頂いた後、よく仕上がって大変満足ですとお言葉を頂けました。
今回使用した屋根材は、超高耐久ガルバを使用した自然災害にも強い軽量金属屋根であるIG工業のスーパーガルテクトです。お色は5色ある中からSシェイドチャコールをお選び頂きました。
この度はご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
施工後ドローンにて撮影
こちらは施工後、アフターメンテナンスとしてドローンを使用し屋根全景を写した様子です。足場が架かっている時に撮影した屋根の様子より、より分かりやすく施工後のご自宅の屋根の様子をご覧いただけますので、お客様には大変好評を頂いております。もちろん、今までは屋根にあがれずにきちんとした調査ができなかったかもしれない屋根も、街の屋根やさんではドローンを使っての現地調査も行っておりますので、より詳しく屋根の状態を把握することが可能です。
記事内に記載されている金額は2023年02月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。


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