HOME > 施工事例 > 横浜市港北区大倉山では築8年程のお住まいの棟板金が強風で捲れ.....
横浜市港北区大倉山では築8年程のお住まいの棟板金が強風で捲れてしまいましたので棟板金交換工事にて復旧致しました
【施工前】
【施工後】
施工内容棟板金交換
築年数7年
平米数棟板金 26.7m
施工期間1日(仮設足場除く)
使用材料ヨネキン 色:ブラウン
費用31.6万円
ハウスメーカーハウスメーカー不明地元工務店




【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
どんな屋根材にもある棟。横浜市港北区大倉山のM様邸の屋根材は化粧スレートでしたので、ガルバリウム鋼板製の棟板金が取り付けられておりました。しかし、最近続いていた強風の影響かわかりませんが、大棟に取り付けられていた棟板金が大きく捲れてしまっておりました。棟板金は屋根材同士がぶつかり合う所にできる隙間から雨水が入るのを防ぐ為にお住まいには必ず取り付けられている役物です。今回はその棟に関しての点検調査のお問合せでした。
きっかけは訪問業者の指摘でしたが、一般的にリフォーム業界の訪問営業は悪徳業者が多いとの事をM様は知っておられたので、私たち街の屋根やさんへご相談を頂きました。
調査時に詳しく棟を見ていきますと、大きく捲れてしまっているのは自然災害による影響だけではなく、その捲れてしまった影響で下地の木材である貫板が雨水を吸って腐食しさらに棟板金の固定が緩くなり、捲れていくという悪循環になっている事も判明致しました。棟板金は全て一枚で出来ているわけではない為に部分的に交換することも可能な屋根の役物です。今回部分的に交換するよりも、いづれは全て交換しなくてはならないという事も写真を交えながらご説明させて頂き、全ての棟板金交換工事を行う運びとなりました。
今回工事するにあたり、M様が火災保険にご加入されているとの事もあったので、ご用命後に火災保険に申請する為の書類作成もお手伝いさせて頂き、無事に保険がおり工事代金に充てる事が可能となりました。それでは施工の様子をご覧ください。
きっかけは訪問業者の指摘でしたが、一般的にリフォーム業界の訪問営業は悪徳業者が多いとの事をM様は知っておられたので、私たち街の屋根やさんへご相談を頂きました。
調査時に詳しく棟を見ていきますと、大きく捲れてしまっているのは自然災害による影響だけではなく、その捲れてしまった影響で下地の木材である貫板が雨水を吸って腐食しさらに棟板金の固定が緩くなり、捲れていくという悪循環になっている事も判明致しました。棟板金は全て一枚で出来ているわけではない為に部分的に交換することも可能な屋根の役物です。今回部分的に交換するよりも、いづれは全て交換しなくてはならないという事も写真を交えながらご説明させて頂き、全ての棟板金交換工事を行う運びとなりました。
今回工事するにあたり、M様が火災保険にご加入されているとの事もあったので、ご用命後に火災保険に申請する為の書類作成もお手伝いさせて頂き、無事に保険がおり工事代金に充てる事が可能となりました。それでは施工の様子をご覧ください。
担当:新海
【調査の様子】
現地にお伺いさせて頂き、屋根に上がり屋根点検調査の開始です。M様邸の屋根にはスレート、コロニアルやカラーベストと呼ばれる軽量セメント瓦が使用されておりました。
まだ築が浅いので経年での屋根表面の汚れはあまり見られませんでした。しかし、北側には若干汚れが目立ちましたのでやはり築10年前後ではスレートには塗装でのメンテナンスが必要と分かります。スレートは塗膜により保護されておりますので、塗膜が紫外線や過酷な外部の環境に1年中置かれていると傷んでしまい、経年で劣化してしまいます。
まずは強風で捲れてしまっていると訪問業者に指摘された棟板金はどこかを調べていた所、屋根の一番高い所に設置されております「大棟」の一部が大きく捲れてしまっているのを発見しました。M様邸は四方向に傾斜している屋根をもつ寄棟屋根となっておりましたが、捲れてしまっているのは大棟の一部だけでした。
写真右の釘が抜けて棟板金も捲れ、内部にある木下地「貫板」が見えてしまっているのがお分かりいただけると思います。無理やり持ち上げているのではなく、このようになっておりました。
写真奥に見えるテープの様な物はブチルテープで、訪問業者が養生をしましたと言っていた所だそうです。しかし、テープ一枚適当に張っていたのでは養生になりません。M様はひょっとしたら、この適当さでは屋根に上がられた時に屋根を傷めつけられたのではないかと思われていらっしゃいました。そう感じられてしまうのも理解できます。本当に捲れていたのかは普段見えない屋根ですから当然の事と思います。
今回は赤い丸で囲んだ部分の棟板金が大きく捲れてしまっており、内部の下地木である貫板も素手で触れてみた所湿っている箇所が確認できました。この結果から、いづれは交換しなくてはならない所とご説明させて頂き、せっかく足場を架けて工事するのであればと部分的に棟板金を交換するよりも全部交換する棟板金交換工事を行う事となりました。
施工金額の目安は20m/132,000円(税込価格)より承っております。
【施工の様子、既存棟板金撤去作業】
まずは足場を架けた後に屋根職人が既存の棟板金を撤去するところから棟板金交換工事は始まります。写真左の様に釘抜きを使用致しまして、貫板へと棟板金を固定する為に打たれている釘を一本一本抜いてまずは棟板金を撤去していきます。そうしますと写真右の様に普段棟板金が被さってみる事ができない下地木である貫板が確認できるようになります。まだ築7年程のお住まいの棟の内部もこれだけ湿気や雨水を吸ってしまって黒ずんで腐食している所が確認できます。
今でも屋根カバー工事や葺き替え工事など、棟板金を必ず使用致しますが、棟板金は長く使用できたとしても下地は永遠にもつものではありません。街の屋根やさんではその交換する回数が減るように、耐久性の高い樹脂製の貫板をご提案する事があります。しかし、この屋根材を使えば何十年も屋根のメンテナンスの必要はないなどの話だけをしてくる業者には注意をしましょう。もちろん中には屋根材自体はメンテナンスが長期間必要ない商品もございますが、棟板金や和瓦や洋瓦にある棟の漆喰など屋根にはメンテナンスが必要な箇所は必ずあります。
こちらが換気棟あたりを撮影した写真です。ちょうど写真ですと左側が黒ずんでおりますが、ここがちょうど今回棟板金が大きく捲れてしまっていた所です。やはり内部の貫板も腐食しておりました。この貫板を全て撤去し、清掃を行ってから新たな棟板金の取付工事に入ります。また、現場により異なりますがまれに貫板を撤去した後に化粧スレートにクラック、ヒビが入っている事が判明する事、そのような時はシーリングを打って補修を致します。細かい仕事もしっかりと行うのが街の屋根やさんです。
【新たな下地にはプラスチック樹脂製の貫板を使用しました】
今回の棟板金交換工事に使用する下地木は、今までの木製と違います。写真の様に黒色のプラスチック樹脂製の貫板を使用致します。木製の貫板と違い雨水や湿気を吸わないというメリットがあり、長くご使用いただける商品になっております。これに棟板金を被せ、釘ではなく強固に固定できますSUS(ステンレス)ビスを使用しますので、棟板金のメンテナンスも木製の貫板を使用して棟板金交換工事を使用した場合と比べて少ない回数で済みます。もちろん自然災害や立地や環境によって変動は致しますが、木製で雨水を吸ってしまう物よりは長く、耐久性が高いのがプラスチック樹脂製の貫板です。
これらを寄棟形状のM様邸の屋根材がぶつかり合う雨仕舞にSUSビスで全て取付を致します(写真右)。斜めに取り付ける時はたわんでしまう事もあるので、しっかりと屋根面に対して固定するように確認しながらの取付を致します。
【剣先役物を取り付けてから棟板金を重ねて取り付けます】
その後は、先端に剣先と呼ばれる役物を取り付けてから、屋根材と似た色で合わせました棟板金を被せて側面からSUSビスを打ち込んで取り付けてゆきます。棟板金は一枚物ではなく、何枚も重ねて取り付けていきますので、必ず板金が重なる箇所やぶつかる箇所には隙間が出来てしまいます。その隙間はそのままでは雨水が入ってしまいますのでシーリングを打って雨仕舞をしておきます。最悪雨水が侵入したとしてもルーフィング(防水紙)がありますのですぐに雨漏りに繋がる事はないのですが、何かしらの原因でルーフィングが切れたり破れたりなどありますと、そこから建物内部へ雨漏りしてしまう事もございます。
今回はブラウンを選びましたが、既存の屋根色とあまり違いが出なく一体感があります。
【棟板金部分に必ず出来る継ぎ目や取合いにはシーリングを充填し雨仕舞】
このように赤い丸で囲んだ所が棟板金同士の継ぎ目で必ず隙間が生じてしまうところです。このような所にしっかりとシーリングを打っておき、大切なお住まいの内部へ雨水が入らぬように処理をしておきます。外壁などと違い普段目視で確認できないからこそ注意しておくべき点です。今回は棟と同色で目立ちにくい様にブラウンのシーリングを選び、打ち込んであります。
また、棟板金を取り付ける際には、特に角度が急な屋根ほど踏ん張りがきかないので棟板金を踏んで取り付ける場合もあります。写真にも踏み跡が残る場合がありますが、最後にきちんと目が細かい布で清掃をし綺麗に致します。
【棟板金交換工事、竣工】
横浜市港北区大倉山M様邸の棟板金交換工事が無事に竣工となりました。今回は部分的に交換工事で済ませることもできましたが、今後を見据え全ての棟板金を交換致しました。
そのご提案や選択が正しかったことは、下地の腐食であったり、釘浮きであったり、施工中に確認できました。その施工中の写真を見て、全て交換して良かったとM様も感じていらっしゃったようです。
今回使用した棟板金はヨネキンのガルバリウム鋼板、色は屋根材に近いブラウンを使用致しました。
この度はご利用いただきまして誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2023年06月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行ったM様のご感想をご紹介いたします
M様のアンケート
【工事前】

【工事後】

M様のアンケートを詳しく見る→

横浜市港北区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
【棟板金】釘浮き・錆 雨漏りを防ぐ棟板金チェックポイント【プロが解説!アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
横浜市港北区で令和元年房総半島台風・令和元年東日本台風によって被災してしまった方へ
2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。横浜市港北区にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

このページと共通する工事内容の新着施工事例
横浜市港北区と近隣地区の施工事例のご紹介
同じ工事のブログ一覧

点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!
お電話でのお問い合わせは
通話料無料

0120-989-936
8時30分~20時まで受け付け中!