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横浜市保土ヶ谷区新桜ケ丘にて表層剥離が起きてしまうスレート瓦、ニチハのパミールにオークリッジスーパーでカバー工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法、雪止め設置
築年数15年
平米数109平米
施工期間3日間(仮設足場工事除く)
使用材料オーウェンスコーニング オークリッジスーパー
色:エステートグレー
費用167.3万円
保証10年
ハウスメーカーハウスメーカー不明地元工務店
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
横浜市保土ヶ谷区新桜ケ丘にお住まいのS様より強風が続いていた春先に、近所を回っていた訪問業者に「屋根が傷んでいる。」と唐突に指摘されてしまったとの事で、一度専門の屋根業者さんに見てほしいと色々とネット上で屋根業者を探されていた所、私たち街の屋根やさんへお問合せを頂きました。
現地調査時、軒先に梯子を架けて屋根に上がろうとしましたが、軒先から見える屋根の状態でS様邸のスレート瓦がどのような物がすぐに分かりました。とても特徴的で専門である我々はすぐに分かりますが、ニチハのパミールが葺かれておりました。こちらのスレート瓦の特徴は、一目でわかる経年で起こってしまう表面の塗膜が剥がれ始めてしまう表層剥離が起きてしまうノンアスベストスレート瓦です。経年でどうしても内部から剥離が始まってしまうために塗装でのメンテナンスが行えないスレート瓦の中の一つです。他にも旧クボタのコロニアルNEOや、松下のレサスなどがございます。
表層剥離の他に、パミールはスレートを固定する為に下地に打ち込んであります釘頭が錆てしまう特徴も持っており、それは屋根面からは窺い知る事ができません。錆があまりにも進み、強風で煽られてしまうなどすると、パミールは飛散してしまう事がございます。
屋根から下りて屋根の状態を写真を交えながらご説明差し上げました。まずは塗装でのメンテナンスができない理由と、できないならどのような工事があるかご説明させて頂きました。通常スレート瓦のメンテナンスと言いますと「屋根塗装」「屋根カバー」「屋根葺き替え」がございます。今回は予算や今後のライフプランをお伺いし、軽量な屋根材を被せる屋根カバー工事のご提案を複数屋根材でお見積りさせて頂き、今回街の屋根やさんへご用命頂きました。
現地調査時、軒先に梯子を架けて屋根に上がろうとしましたが、軒先から見える屋根の状態でS様邸のスレート瓦がどのような物がすぐに分かりました。とても特徴的で専門である我々はすぐに分かりますが、ニチハのパミールが葺かれておりました。こちらのスレート瓦の特徴は、一目でわかる経年で起こってしまう表面の塗膜が剥がれ始めてしまう表層剥離が起きてしまうノンアスベストスレート瓦です。経年でどうしても内部から剥離が始まってしまうために塗装でのメンテナンスが行えないスレート瓦の中の一つです。他にも旧クボタのコロニアルNEOや、松下のレサスなどがございます。
表層剥離の他に、パミールはスレートを固定する為に下地に打ち込んであります釘頭が錆てしまう特徴も持っており、それは屋根面からは窺い知る事ができません。錆があまりにも進み、強風で煽られてしまうなどすると、パミールは飛散してしまう事がございます。
屋根から下りて屋根の状態を写真を交えながらご説明差し上げました。まずは塗装でのメンテナンスができない理由と、できないならどのような工事があるかご説明させて頂きました。通常スレート瓦のメンテナンスと言いますと「屋根塗装」「屋根カバー」「屋根葺き替え」がございます。今回は予算や今後のライフプランをお伺いし、軽量な屋根材を被せる屋根カバー工事のご提案を複数屋根材でお見積りさせて頂き、今回街の屋根やさんへご用命頂きました。
担当:新海
現地調査の様子
軒先に梯子を架けて様子を見ようとしたら、軒先から見える屋根の状態ですぐに分かりました。スレートの端、小口と呼ばれる所を中心に白みがかっており、剥がれている箇所が屋根全体に確認できます。これがパミール、という経年での表層剥離した状態です。急な屋根の角度だったこともあり、調査は屋根全体ではなく部分的になりました。理由は、パミールのもう一つの特徴でもある目に見えないスレートを固定する釘が錆びてしまっている場合、負荷をかけるとスレートごと落下してしまう危険がある為です。
確認できる範囲を近くで撮影してみます。スレートの小口はパリパリと捲れあがってしまっており、スレートの素地である白いセメントの様に見えるところもあれば、雨水を吸いすぎて真っ黒に変色してしまっている所も確認できます。表面にも孔があいてしまっているような所もありました。ニチハのパミールはこの表層剥離が必ず起きてしまうために、塗装はできはしますがすぐに塗膜が表層剥離によって剥がれてしまい無駄な工事になってしまうのです。塗装工事専門の業者では見抜けず、数年後にすぐに屋根工事をしなければならなくなった屋根を、私たちは多く調査や施工をさせて頂いてまいりました。今回はS様が心配されていた屋根の傷みは本当で、部分的な補修や修繕ではなく屋根全体の改修工事が必要な状態でした。
こちらが一番分かりやすいでしょうか。小口がぱっくりとひらいてしまっており、内部に藻が繁殖してしまっております。このような状態にどうしてもなってしまうのがニチハのパミールです。そのままにしてしまうと、スレートが雨水を吸いすぎて脆くなった結果割れや欠け、錆てしまう釘頭が耐え切れなくなると強風時に飛散し近隣への二次被害にも繋がる可能性があるノンアスベストのスレートです。ニチハのパミールの様に、アスベスト規制が入った当初に製造販売されていたノンアスベストのスレートは脆い傾向にありますので、お住まいの屋根メンテナンスをご検討されている場合は、施工実績が豊富な業者選びが一番重要です。その点、私たち街の屋根やさんは豊富な実績がございますのでご安心ください。それでは施工の様子です。
屋根カバー工事着工、雪止め金具切断と棟板金の撤去
今回S様邸にて行いますのは既存のスレートを屋根に残し、その上に防水紙(ルーフィング)を敷設し、軽量な屋根材を被せる屋根カバー工事です。最初に行う工程は、屋根面を均す事から始めます。軒先にあります雪止め金具がありますと、まともに防水紙を敷設できませんのでまずは雪止めを切断しておきます。パミールである事と、屋根の角度が6寸勾配であるために慎重に施工を行います。写真右の赤い丸は雪止めを切断し終えた所です。
街の屋根やさんでは、屋根カバー工事を税込877,800円から承っております。もちろん、屋根形状や使用材料により金額は異なってまいります。
雪止め金具を切断し終わりましたら、次はスレート屋根材同士がぶつかる取合いから雨水が入るのを防ぐ雨仕舞として取り付けてあります「棟板金」も同時に撤去しておきます。釘抜きをつかって棟板金を撤去しますと内部には貫板と呼ばれる下地木が見えてきます。S様邸は築15年程経過しておりましたが、こちらの貫板も雨水や室内から上がってくる湿気による経年劣化で黒ずんでおり腐食が進んでおりました。
よく台風シーズンなどに棟板金が飛散してしまったと多くご相談を頂きますが、原因のほとんどは棟板金自体ではなく、この経年で劣化してしまう貫板にあります。棟板金を固定する為に打ち込まれている釘がしっかりと貫板が受け止めきれなくなり、結果浮いた釘が多い屋根の棟板金が飛散するケースがほとんどです。これらを見ると塗装ができるスレートのメンテナンスでも、棟板金も定期的に交換が必要と分かります。雪止め金具と棟板金を撤去しましたら、次は防水紙敷設に入ります。
ルーフィング敷設と各種役物の取付
パミールのような、脆弱な屋根を残し上から新しい屋根材を被せる屋根カバー工事では、出来る限り既存の屋根に負担をかけたくありません。ですので街の屋根やさんでの屋根カバー工事では粘着性の防水紙を使用させて頂いております。遅粘着性の田島ルーフィングのタディスセルフは、敷設してから2~3時間程で屋根面に強固に粘着してくれるのでスレートにタッカーや釘で固定しなくてもいい防水紙となっております。
例えば屋根葺き替え工事では新しい野地板、下地に防水紙と屋根材を固定できる為に防水紙も粘着しない物をお選び頂いても問題ないのですが、既存の脆弱な性質をもつスレートを残す工事である屋根カバー工事では、将来の雨漏りリスクを抑える為にも粘着性のものが適していると言えます。強固に屋根面に食いついてくれるために釘穴シール性能にも優れております。
タディスセルフを軒先側から棟側へと重ねをしっかりと取り、敷設しております。唯一の弱点は冬場は粘着するまでに時間がかかる為に、強風時は施工が難しいくらいでしょうか。防水紙敷設と同時に軒先水切りやケラバ水切りといったガルバリウム鋼板製の役物も一緒に取り付けておきます。
オークリッジスーパー取付、壁際の雨仕舞処理
防水紙を敷設し終わり、いよいよアスファルトシングル材、オークリッジスーパー本体の取付に入ります。S様邸の屋根は切妻で一部が母屋下がりとなっており、母屋下がり手前が棟違いになっている為に、屋根上に壁がくるお住まいとなっておりました。最初に屋根上に壁ができている面からオークリッジスーパーを取り付けます。最初に本体を半分にカットし、そのままスターターとして軒先に取り付けます。その後、オークリッジスーパーを取り付けていきます。途中後付けができない為に雪止め金具もこの時点で取り付けておきます。
他の屋根材と違いオークリッジスーパーは固定の為に釘打ちのラインが設けてあります。白線が横に引かれており、釘打ち箇所が目立つようになっている為分かりやすく、工期短縮にも繋がっています。
また、屋根上に壁がくる箇所はそのままでは雨水が流れ込んでしまうために、改修用の捨て谷板金を取り付けておきます。こうする事により壁の方へ流れた雨水が内部へ行かずに雨樋に流れるようになります。一階に屋根がある場合もそうですが、壁と屋根が斜めにあたったり水平にあたったりする箇所には必ず雨押えと呼ばれる専用の役物が必要です。
専用の役物を取り付けるだけではなく、防水紙も壁に向かって立ち上げておき二重に雨仕舞を行います。
オークリッジスーパー自体がスレートと比べ約半分の重さになっている事(スレートは約22~23kg、オークリッジスーパーは約12~13kg)、板金ハサミでカットしながら容易に現場で加工ができる事もあり、施工性に優れており屋根の葺きあがりも他の屋根材よりも早い印象です。今回お選び頂きましたオークリッジスーパーの色はエステートグレーになります。落ち着いた色の屋根に仕上がっていきます。
雨仕舞が必要な棟違い部分の屋根面が葺き終え、合計四面からなるS様邸の屋根の残り三面も同様に葺いていきます。急勾配ではありましたが、熟練の職人がどんどんとオークリッジスーパーを取り付けていきます。写真にピンクの袋が見えますが、こちらはオークリッジスーパーの梱包材です。ちょうどこの日は風が強かった為に梱包のビニール袋を足場にくくりつけ飛ばないようにし、後程まとめて片付けるようにしてあります。このような所にも取り扱いに慣れている職人の技が光ります。段取りが悪い現場は綺麗に仕上がりません。
オークリッジスーパー葺き終了
ほぼ一日で100平米以上ありましたS様邸の屋根が葺き終わりました。施工期間中は雨も降らずに屋根材同士がセルフシーラントで溶着するオークリッジスーパーを施工するにはもってこいな天候が続いてくれたために、なるべく工期は短くしたかったというS様のご要望にも応えることができました。オークリッジスーパーの特徴として釘打ちでの固定の他、軒先側の裏にありますセルフシーラントが溶けて屋根材同士を強く固定できる為、強風時でも金属屋根などと比べても遜色ございません。
また、水を吸いにくいアスファルトとガラス繊維で出来ている為に雨水に強いイメージもあり街の屋根やさんでもお勧めの屋根材の一つです。
棟納め
オークリッジスーパー本体の取付が終わりましたら、最後に雨仕舞として棟板金の取付を行います。貫板を取り付けて、その上にガルバリウム鋼板製の棟板金を取り付けます。今でも新築時は釘打ちがほとんどですが、街の屋根やさんの棟納めは全てSUSビスを使用させて頂いております。また、予算によっては雨水を吸いにくいプラスチック樹脂製の貫板もございます。
S様邸の大棟、一番高い部分の棟には換気用の棟である「換気棟」が取り付けられておりましたので、こちらも新しい換気棟を取り付けます。開口部分から雨水が入り込まないように捨て水切りと呼ばれる板金を立ち上げておりますので問題ありません。開口が設けられていると、大雨の日に建物内部へ入ってしまうのでは?と思われるかもしれませんが、換気棟の内部は工夫をこらしてあります。ちょうど写真右の矢印部分が立ち上げた板金部分となります。
また、棟板金は全て繋がっているわけではない為に必ず途中で継ぎ目が生まれます。そこから雨水が入るのを防ぐ為に必ず重ねる前にシーリングを打っておき雨仕舞をしておきます。一本ずつ綺麗に納めていき、ビスを打ち棟板金の取付が終わり無事に屋根カバー工事が終わりを迎えます。
竣工前確認
こちらは仮設足場の解体前、最後の仕上がり確認をしている時の様子です。しっかりと指示通りに施工が行われているか、仕様や屋根の納まりに問題がないか確認しておきます。棟板金もしっかりとビスで固定されているかしっかりと確認を行わせて頂きました。
また、棟違い部分から始まる壁際の納まりも見ておきます。板金を立ち上げているだけですと壁と板金の間に隙間が生まれているままになり、雨が入り込んでしまうために必ずシーリングが必要です。S様邸はケラバ部分と壁で色がまったく違っていた為に使用したシーリングもなるべく合うように色をご用意させて頂きました。今後、シーリングは永久にもつものではありませんので、どこかのタイミングでシーリングの劣化が進んでいないかの確認が必要になります。
屋根カバー工事竣工
」
横浜市保土ヶ谷区新桜ケ丘S様邸の屋根カバー工事が無事に竣工となりました。訪問業者に指摘されて工事をお願いし、無事に終わるまで心配だったが思っていたよりも早く工事が終わったようで安心した、仕上がりも写真や遠目で見る限りは綺麗で満足ですとお言葉を頂きました。今回は訪問業者にたまたま指摘されてから屋根の事についてメンテナンスが必要かどうかを検討された結果、こんなに早く屋根工事を行うとは思ってもみなかったとの事でしたが、放置してしまうと近隣への二次被害や雨漏りにも繋がるスレートが使われていたので、このタイミングで屋根工事を行えて良かったと仰られていらっしゃいました。
今回使用したオーウェンスコーニングのオークリッジスーパーは、アスファルトとガラス繊維を基材に使用した軽量屋根材のひとつであるアスファルトシングル屋根材です。
表面にはコーティングされた色落ちしにくい自然石が焼き付けられており、雨音を吸収し静かな室内空間を保ってくれます。防水性能や耐風性能にも優れており、屋根カバー工事に適しています。お色も外壁に合わせるなどができるほどの7色展開で、今回はその中のエステートグレーにて施工させて頂きました。
この度はご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2023年08月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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