相模原市南区磯部にて令和元年の東日本台風で飛散した瓦の棟瓦への取り直し工事を施工

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相模原市南区磯部にて令和元年の東日本台風で飛散した瓦の棟瓦への取り直し工事を施工

更新日:2025年10月17日

【施工前】
台風による瓦屋根の被害状況

【施工後】
瓦の棟瓦取り直し工事後

施工内容棟瓦取り直し

築年数約30年

平米数14m

施工期間2日

使用材料三州瓦・シルガード

費用55万円

火災保険アイコン台風アイコン棟瓦取り直し

【お問い合わせのきっかけ】


担当:高田


相模原市南区磯部にお住まいのお客様は、昨年の台風15号(令和元年東日本台風)により、屋根に被害が生じてしまいました。
朝、瓦の破片が庭に落ちているのを見て被害に気が付かれたそうですが、強風の音のため、台風通過中は何も異変に気が付かなかったとのことです。
非常に強い台風で、周囲の近隣住宅にも被害が出ていたとのことでした。
お客様は以前にも屋根の修理を当社「街の屋根やさん」にご依頼いただいたことがあり、その際の工事が丁寧に行われていたことや、アフターメンテナンスが充実していたことから、「困ったことがあれば街の屋根やさんに頼めば安心」とお感じになっていたそうです。
相模原市南区磯部にお住まいのお客様は、昨年の台風15号(令和元年東日本台風)により、屋根に被害が生じてしまいました。
朝、瓦の破片が庭に落ちているのを見て被害に気が付かれたそうですが、強風の音のため、台風通過中は何も異変に気が付かなかったとのことです。
非常に強い台風で、周囲の近隣住宅にも被害が出ていたとのことでした。
お客様は以前にも屋根の修理を当社「街の屋根やさん」にご依頼いただいたことがあり、その際の工事が丁寧に行われていたことや、アフターメンテナンスが充実していたことから、「困ったことがあれば街の屋根やさんに頼めば安心」とお感じになっていたそうです。


担当:高田

台風による瓦屋根の被害調査

台風の影響により瓦が破損した状態台風被害で瓦が破損した状態

相模原市南区磯部にお住まいのお客様は、台風の影響により瓦が破損してしまいました。

台風通過後の翌朝、庭に出てみると瓦の破片が落下しており、屋根の状況は確認できないものの、瓦が割れていることは確かで、屋根が損傷していることに間違いないと判断され、当社「街の屋根やさん」にお問い合わせいただきました。

お客様は昨年の台風以前にも屋根が破損した経験があり、その際にも当社で修理を行っていただいたお客様でした。

以前も同様の瓦被害が発生していたため、瓦屋根の点検を含め、一度しっかり調査してほしいとのご要望でした。

今回の被害についても、以前の工事が丁寧に行われていたことから、「屋根のことなら街の屋根やさんに任せれば安心」と感じていただいていたとのことです。

屋根から落下した瓦

お客様が朝方発見された瓦屋根から落下した瓦は、棟瓦であり、棟が崩壊寸前の状態で瓦が落ちてしまったものでした

屋根の棟違いの部分では、端部の漆喰が剥がれ、雨水と強風の影響により、棟瓦を支える屋根土が流出し、棟瓦の倒壊に至ったものと考えられます。

当時、瓦端部は漆喰で固定するしか工事方法がなく、台風による横風に耐えきれなかったものと思われます。

三州瓦の「ハイシルバー」 三州瓦の「ハイシルバー」が破損した状態

使用されている瓦は、三州瓦の「ハイシルバー」という種類です。

昔から広く普及している瓦で、非常に耐久性が高く、釉薬を施して焼き上げているため陶器のような表面を持ち、瓦自体の劣化はほとんど起こらないとされています。

しかし、今回の棟瓦においては、所々の破損や屋根土の劣化が見られたことから、棟瓦の取り直し工事をご提案させていただきました。

お客様のご希望として、前回と同じ火災保険で修理費用を賄いたいとのことでした。

今回破損した棟は、以前保険を適用していなかった箇所であり、台風の影響による被害が明らかであったため、お客様のご要望通り、火災保険を利用して補修することができました。

なお、規約により条件は異なりますが、数年以内に工事した箇所が再度被害を受けた場合、累積によって期待する保険金が下りない場合もあるため、一度保険内容の確認をされることをおすすめいたします。

玄関上の瓦が数枚割れた状態 玄関上の瓦が数枚割れた状況

玄関上の瓦も数枚割れてしまっていました。

瓦は陶器のような素材で非常に硬く丈夫な建材ですが、同じ硬さの物が勢いよく衝突すると、簡単に割れてしまうことがあります。

しかし、瓦は約30センチ角の建材であるため、割れた瓦は簡単に差し替えることができ、その場で修理が可能です。

また、1枚あたりの建材単価も安いため、比較的簡易的な修理で対応することができます。

瓦の棟瓦取り直し工事

棟全体を積み直す工事の作業工程 1枚1枚の瓦を丁寧に剥がす作業

今回、棟の一部分だけでなく、他の棟瓦も傷んでいたため、棟全体を積み直す工事を行うことができました。

火災保険の適用範囲内では、破損していない箇所は対象外となりますが、幸いにも破損箇所があったため、全体の工事が可能となりました。

火災保険では、経年劣化による破損は対象外となるため、損傷がある場合でも不適切な見積もりを提出すると、保険の対象外となったり、損傷箇所以外も減額される可能性があります。

そのため、誠実かつ正確な見積もり作成が重要となります。

棟瓦の取り直し工事は、まず1枚1枚の瓦を丁寧に剥がす作業から始まります。

当時使用されていた屋根土は経年により乾燥・劣化しており、剥がすとボロボロの状態であることが確認できます。

屋根土には漆喰も混ざっているため、処分する際は袋詰めなど適切な方法で行う必要があります。

屋根土は単なる土ではなく、繊維や砂、漆喰などが混ざっているため、その辺に廃棄することはできません。

必ずマニフェストを発行できる処分場で処分しなければ、法律により罰せられる可能性があります。

屋根土の代替建材に「シルガード」を使用する前 屋根土の代替建材に「シルガード」を採用

棟瓦の取り直し工事を行うにあたり、以前と同じ工法で修理した場合、再び破損する可能性があること、また従来の工法では定期的に漆喰の詰め直しといったメンテナンス工事が必要になることが懸念されました。

そこで、ランニングコストのかからない工法で修理を行うことといたしました。

今回使用した屋根土の代替建材には、「シルガード」という商品を採用しました。

これは、なんばん漆喰と同じ部類の商品で、粘土にシリコンを含む防水剤が含まれているため、雨水が浸み込みにくく、溶け出すこともありません。

そのため、大きな衝撃がない限り崩れることはなく、従来の屋根土を保護していた表面の漆喰も不要で、一度の施工で仕上げることが可能です。

結果として、当時のような定期的なメンテナンス工事が不要となり、ランニングコストの軽減につながります。

瓦の棟瓦への取り直し工事完工

無事に棟瓦の積み直し工事は完了いたしました。

以前よりも耐久性が向上し、メンテナンスの手間も軽減できる棟瓦に仕上がりました。

瓦は破損しない限り再利用が可能で、何度でも積み替えることができますが、棟の積み直し工事は瓦工事の中でも費用がかかる工事となります。

既存の瓦を一度撤去し、改めて一から積み上げるため、新築時の施工よりも工程が多く、産業廃棄物も発生することから、どうしても高額になりがちです。

そのため、1回の工事でより丈夫に作り直すことをおすすめいたします。

 記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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