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縁切り不足の屋根を調査|相模原市のスレート屋根で見つかった重大なリスクとは?
はじめに
スレート屋根のメンテナンスで見落とされがちな工程のひとつが縁切りです。
縁切りは、屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保し、雨水の排出経路を作るための重要な作業です。
しかし、塗装後にこの縁切りが不十分だと、屋根内部に雨水が滞留し、思わぬ雨漏りを引き起こすことがあります。
今回は、相模原市のお住まいで行った屋根調査で発覚した縁切り不足の状況を、実際の写真を交えながら詳しくご紹介します。
相模原市で実施した屋根調査の様子
屋根全体の状態を確認
まずは屋根全体を確認しました。

相模原市にあるこちらのお住まいの屋根は、一見するときれいに塗装されているように見えます。
しかし、スレート屋根の場合、表面がきれいでも内部でトラブルが進行しているケースが多いため、細かく点検を行う必要があります。
スレート表面の状態を確認
次に、屋根材の表面を近距離から確認しました。

スレート表面には塗装による光沢があり、塗膜自体は良好に見えます。
しかし、ここで注目すべきはスリット部分の隙間です。
スリットとは、スレート材が重なりながら雨水を逃がす排水経路のこと。
この隙間が塗料で塞がると、内部に雨水が溜まり、雨漏りや腐食の原因となります。
縁切り不足が疑われるポイント
縁切りがされていない箇所を発見
調査を進める中で、明らかに縁切り不足が疑われる部分がほぼ全ての面で確認できました。

通常、塗装後にはタスペーサーの挿入やカッターによる縁切りが行われるため、スレート材の重なりには一定の隙間が必要です。
しかし、この写真からわかるように、屋根材同士が塗料で完全に密着してしまっている状況でした。
これは雨水の通り道がなくなり、屋根内部に滞留する原因となる危険な状態です。
縁切り不足が引き起こす問題

縁切り不足によって発生する代表的な問題は次の通りです。
・雨漏りリスクの上昇
屋根に溜まった雨水が釘穴や屋根材の隙間から室内へ侵入。
・野地板の腐食
水分が逃げず、内部の木材が湿った状態となり腐食が進行。
・断熱材の劣化
断熱材が濡れると性能低下とカビの発生につながる。
・屋根寿命の著しい短縮
本来20~30年持つはずの屋根が、縁切り不足により早期に劣化。
縁切り不足は、塗装後に発生する問題としては最も深刻とも言える施工不良のひとつです。
縁切りが難しい屋根
スリットタイプの屋根
スリットが設けられているタイプの屋根は縁切りが非常に難しいため、塗装後のトラブルが多い屋根の一つです。

スリットが設けられていることによって、雨水が屋根材の裏に侵入する量がどうしても多くなります。
そんな屋根を塗装することで水はけが悪くなり、雨漏りリスクが上がってしまいます。
また、縁切りを行おうにもタスペーサーを使うことも難しく、結果的に塗装による雨漏りリスクの回避が難しい屋根材の種類であると言えます。
縁切り不足が起こる原因とは?
相模原市内でも非常に多く見られる事例ですが、縁切り不足の主な原因は次の通りです。
・縁切り作業を省略した施工
作業時間を短縮するため、縁切り作業を省いてしまう業者が存在します。
・タスペーサー未使用
タスペーサーを使わない場合、乾燥後に縁切りを手作業で行う必要がありますが、それが行われていないケース。
・塗料が厚く塗られすぎた
厚塗りにより排水スリットが塞がれることがある。
・縁切りが必要な屋根と知らなかった
知識不足の塗装業者が原因で起こるケースも多い。
縁切り不足は「施工者側の問題」であることがほとんどであり、施主様の注意では防げないため、信頼できる業者選びが非常に重要です。
街の屋根やさんによる適切な対処法
縁切り不足を放置すると重大な雨漏りにつながるため、下記のような対策が必要になります。
1. タスペーサーの再挿入
重なりを一度カットし、再び適切な隙間を確保するためにタスペーサーを挿入します。
2. 必要に応じた再塗装
隙間を確保した後、塗膜の剥がれや破断部分があれば補修。
3. 屋根材・下地の点検
縁切り不足により内部へ浸入した雨水のダメージを確認します。
4. 状況次第では屋根カバー工法を提案
縁切り不足で長年雨水が溜まり野地板が腐食している場合は、
カバー工法または葺き替え工事が必要となるケースもあります。
塗装後の縁切り不足の確認は屋根専門業者にお任せください
日本の住宅ではスレート屋根を使用した住宅が多く、縁切り不足による雨漏りの相談も多くなってしまいます。
街の屋根やさんでは、
・ドローン点検
・屋根上での詳細調査
・縁切り不足の診断
を無料で実施しております。
少しでも気になる点があれば、早めのご相談がおすすめです。
まとめ
今回の相模原市での調査では、塗装後の縁切り不足が発覚し、雨漏りのリスクが高まっていることが判明しました。
縁切り不足は、一見するとわかりづらいため専門業者での点検が不可欠です。
放置すれば雨漏り確率が高まり、屋根全体の寿命を縮めるだけでなく、内部腐食による大規模修繕につながる危険があります。
街の屋根やさんでは、縁切り不足の診断から適切な補修まで一貫して対応しております。
屋根の不具合が気になる方は、いつでもご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年11月23日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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