相模原市にて築年数が経過したスレート屋根の点検・アスベストが含まれるフルベスト20のメンテナンス方法

HOME > ブログ > 相模原市にて築年数が経過したスレート屋根の点検・アスベストが.....

相模原市にて築年数が経過したスレート屋根の点検・アスベストが含まれるフルベスト20のメンテナンス方法

更新日:2026年02月18日

相模原市でアスベストを含んだスレート屋根の調査を行いました

相模原市にお住まいのお客様より、屋根のメンテナンスを検討しているとのご相談をいただき、現地調査にお伺いいたしました。

これまで大きな雨漏りなどはなかったものの、築年数が経過し、屋根の汚れや色あせが気になり始めたとのことです。

屋根は普段なかなか自分では確認できない場所ですので、定期的な点検が建物を長持ちさせる秘訣です。

古くなったスレート屋根を点検します

まずは屋根の全体的な状態を確認します。

今回の屋根材は、松下電工が製造していた「フルベスト20」というスレート屋根材です。

この屋根材は1980年代後半から2000年代初頭にかけて広く普及した製品ですが、製造時期によってはアスベスト(石綿)が含まれている可能性が極めて高い建材です。

全体的に塗膜が劣化しており、素地が露出してしまっている箇所も見受けられます。

スレート屋根は塗装によって撥水性能を保っていますが、紫外線や風雨に晒され続けることで塗膜が剥がれ、機能が低下していきます。

スレート屋根に繁殖する苔とアスベストの関係

屋根の表面を近くで確認してみると、広範囲にわたって黄色い苔やカビが繁殖しているのがわかります。

フルベスト20のスレート屋根

スレートの表面がざらつき、水分を吸い込みやすい状態になっている証拠です。

屋根材が水分を含むと、冬場の凍結と融解を繰り返すことでひび割れや反りを引き起こす「凍害」の原因となります。

通常、このような汚れは高圧洗浄で綺麗に洗い流してから塗装を行いますが、経年劣化で脆くなっているスレートに強い水圧をかけると、屋根材そのものを破損させてしまう恐れもあります。

「フルベスト20」のようなノンアスベスト切り替え前の屋根材は、塗装メンテナンスよりも、屋根そのものを新しくする工事の方が長期的なコストパフォーマンスが良い場合が多いです。

屋根の頂点にある棟板金の劣化と釘浮き

続いて、屋根の頂上部分にある「棟板金(むねばんきん)」の点検を行います。

棟板金は、屋根の面と面が合わさる接合部を覆い、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。

錆びてしまった換気棟

こちらは屋根裏の熱気や湿気を逃がすための「換気棟」と呼ばれる部分ですが、激しい錆(サビ)が発生しています。

赤錆が出ている状態は、金属の表面を守るメッキ層が剥がれ落ち、腐食が進行しているサインです。

このまま放置すると、錆によって板金に穴が開き、そこから直接雨水が入り込んで雨漏りを引き起こす危険性があります。

また、棟板金を固定している「釘」の状態も非常に重要です。

釘が飛び出ている棟板金

近くで確認すると、板金を固定している釘が浮き出てしまっているのが確認できました。

これは「熱膨張」という現象が主な原因です。

金属である棟板金は、太陽の熱で温められると膨張し、夜になって冷えると収縮します。

この膨張と収縮を長年繰り返すうちに、徐々に釘が外側へと押し出されてしまうのです。

棟板金の点検

別の箇所でも同様に釘の浮きが見られました。

釘が浮くと、当然ながら板金の固定力が弱まります。

台風や強風が吹いた際に、固定が弱まった棟板金が剥がれて飛散してしまう事故は、台風シーズンのたびに多発しています。

ご近所の車や家に飛んでいってしまうと二次被害にもつながるため、棟板金のメンテナンスは早急に行う必要があります。

板金内部にある「貫板(ぬきいた)」という木材も、経年劣化や湿気で腐食している可能性が高く、釘を打ち直しても効かないケースがほとんどです。

アスベスト入りスレート屋根に適したメンテナンス方法

今回の相模原市の現場のような、アスベストが含まれているスレート屋根(フルベスト20など)のメンテナンス方法について解説します。

一般的に屋根のメンテナンスといえば「屋根塗装」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、築20年以上が経過し、アスベストを含んでいるスレート屋根の場合、塗装はあくまで美観を整えるだけの一時的な処置になりがちです。

屋根材自体の耐久性が限界に近づいているため、塗装をしても数年で剥がれてしまったり、屋根材が割れてしまったりすることがあります。

そこで推奨されるのが、既存の屋根を活かすか、新しく作り直すかの二つの選択肢です。

1. 屋根カバー工法(重ね葺き)

現在の屋根の上に、新しい防水紙と軽い屋根材を重ねて張る工法です。

最大のアドバンテージは、既存のアスベスト入りスレート屋根を解体・撤去する必要がない点です。

アスベストを含む廃材の処分費は年々高騰しており、解体工事には飛散防止のための厳重な養生も必要となるため、費用が高額になります。

カバー工法であれば、廃材処分費を大幅にカットでき、工期も短縮できるため、費用対効果が非常に高いリフォーム方法と言えます。

2. 屋根葺き替え工事

既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に張り替える工法です。

葺き替え工事のメリットは、屋根の下地(野地板)から完全に新しくできるため、屋根の寿命をリセットできる点です。

もし、雨漏りが進行していて下地の腐食が激しい場合や、屋根を極限まで軽くしたい場合は葺き替え工事が必要になります。

ただし、前述の通りアスベストを含む屋根材の撤去費用がかかるため、カバー工法に比べて総額は高くなります。

相模原市での屋根リフォームのご提案

今回の調査の結果、以下の点が見受けられました。

・スレート屋根全体への苔の繁殖と塗膜劣化
・「フルベスト20」によるアスベスト含有
・棟板金の著しい錆と釘浮きによる飛散リスク

下地の状態を確認したところ、幸いにも野地板が腐って踏み抜けるような状態ではありませんでした。

そのため、今回はお客様に対し、廃材処分費を抑えつつ、断熱性や遮音性も向上させることができる「屋根カバー工法」をご提案いたしました。

使用する屋根材としては、軽量で錆に強いガルバリウム鋼板製の屋根材などが適しています。

「我が家の屋根もアスベストが入っているかもしれない」
「苔がひどくなってきたけれど、塗装でいいのかわからない」

このようにお悩みの方は、まずは専門家による診断を受けることをお勧めします。

スレート屋根の種類や劣化状況によって、最適なメンテナンス方法は異なります。

無駄な出費を抑え、長く安心してお住まいいただけるよう、最適なプランをご提案させていただきます。

 記事内に記載されている金額は2026年02月18日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2025年最新情報!補助金でお得にリフォーム!
街の屋根やさんの対応可能な工事一覧
×

関連動画をチェック!

屋根葺き替えvs屋根カバー!違いを分かりやすく【プロが解説!街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


屋根塗装348,000円~(消費税・諸経費別)

このページに関連するコンテンツをご紹介

【その業者、本当に大丈夫?】2023年10月 1日より資格が必須となる工事前アスベスト調査・報告義務を徹底解説!
 スレート屋根の塗装やカバー工法、または葺き替え工事などを行う場合、業者は建材がアスベストを含んでいないかどうかを事前に調査する義務があるのですが、2023年10月より、法改正の影響でアスベスト事前調査を行うには国によって定められた資格を持っていなければならなくなりました。  これは業者だけではな…続きを読む
街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消!
 弊社では無料で屋根の点検を行っております。  屋根は日々、私たちの生活を守る重要な役割を果たしています。  風雨にさらされ、砂埃に晒され、紫外線に曝され、雨に打たれ、夏は猛暑、冬は厳寒… 実は屋根は日々相当な負担を受けているのです。  雨漏りや損傷など、修理が必要になる前にプロによる点検を受け、…続きを読む
瓦・スレート・金属 あなたの屋根はどのタイプ?
 和風と洋風のテイスト、現代的と伝統的の時代感、現在はそれらの枠を飛び越えた様々なデザインの建築が増えました。一般的なお住まいも実に多彩です。 また、それに合わせて屋根の形状も多様になってきました。オーソドックスな三角屋根、地球環境に配慮し太陽光発電を数多く載せられるように南斜面を広く取った屋根、…続きを読む
地震に備えるなら軽い屋根を!スレート屋根へのカバー工法と種類をご紹介
 スレート屋根への屋根リフォームとして行われる屋根カバー工法。これまでの屋根の上に新しい屋根を被せる工法で、その新しい屋根には金属屋根材が用いられることがほとんどです。  実は金属屋根材以外でも屋根カバー工法は可能ということをご存知ですか。それでも金属屋根材が使われるのには合理的な理由があるのです。…続きを読む
アスベスト含有屋根材の見分け方と最適な解決方法
ご自宅の屋根材がスレート(カラーベスト・コロニアル)またはセメント瓦(厚型スレート)であり、家を建ててから十数年経っている、最近屋根の傷みが気になるなら、そろそろリフォームを検討する時期に来ていると言っていいでしょう。 しかしスレートの屋根材にアスベストが含まれていると、リフォーム費用が高くなるの…続きを読む
あなたの屋根はどの形?18種類の屋根と名称をご紹介
 普段、生活する上で屋根の形を気にすることはあまりないと思います。ちょっと街を歩いてみましょう。ご近所を散歩するだけで、様々な形、様々な材料の屋根があることが分かります。  カッコイイ屋根、素敵な屋根、オシャレな屋根、かわいらしい屋根、ユニークな屋根、実に様々です。神社・仏閣ともなれば荘厳なものが多…続きを読む
スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)のチェックポイントとメンテナンス方法
 国内で最も一般的に使われているスレート(化粧スレート)屋根材の寿命は、通常は新築後20~30年ほどですが、定期的なメンテナンスは新築から7~10年ごとに必要とされます。  これまでに何千ものスレート屋根を調査・点検してきた経験から、スレート屋根の劣化や問題を見逃さないためのチェックポイントや、メ…続きを読む
お住まいの寿命を延ばす!季節別・築年数別のメンテナンスポイント
 「家のメンテナンスって、いつがベストか分からないなぁ…」そうお考えの方、いらっしゃるのではないでしょうか。  一生に一度の大きな買い物とされるお住まいは、手に入れたらそこで終わりではありません。    初めは新築だった住まいも、年月が経つと、どれだけ大切にしても劣化してしまいます。…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      相模原市のその他のブログ

      2026/03/3 相模原市にて強風によりベランダの塩ビ波板が破損、劣化症状とポリカーボネートへの交換を解説

      はじめに相模原市にお住まいのお客様より、先日の強風でベランダ屋根の波板が吹き飛ばされて破損してしまったという切実なご相談をいただきました。台風や発達した低気圧の影響で天候が大きく荒れた後には、このような屋外の付帯部における破損被害のお問い合わせが私共の元へ非常に多く寄せられます。強風によって屋根材が...続きを読む

      2026/02/24 相模原市でスレート屋根の劣化を調査、吸水による塗装剥がれ原因を徹底解説

      はじめに相模原市にお住まいのお客様より、ご自宅のスレート屋根に関するメンテナンスのご相談をいただきました。築年数が経過し、屋根の色あせや汚れ、そして表面の傷みが気になり始めたため、専門家による詳しい状態確認を希望されてのお問い合わせでした。日本は自然豊かで四季の移ろいを感じられる美しい地域ですが、夏...続きを読む

      2026/02/19 相模原市で築30年が経過し苔が全体に広がったスレート屋根の点検とメンテナンス提案

      相模原市で築30年以上経過したスレート屋根の現地調査相模原市にお住まいのお客様より、屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。築年数が30年以上経過しており、これまで全体的なリフォームは行ってこなかったとのことです。まずは現状を正確に把握するため、梯子をかけて屋根に上がり、点検を行いました。...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      相模原市のその他の施工事例

      その他の施工事例一覧→

      屋根塗装を行った現場ブログ

      2026/03/4 瓦のメンテナンス方法は?寿命の目安や漆喰・塗装の必要性を徹底解説!

      「瓦屋根はメンテナンス不要」という言葉を耳にしたことはありませんか?確かに和瓦(日本瓦)自体の耐久性は非常に高いですが、実は屋根全体を長持ちさせるためには、瓦以外の部分や素材に合わせた適切なお手入れが欠かせません(^^♪放置してしまうと、瓦は無事なのに雨漏りが発生してしまった…という事態にもなりかね...続きを読む

      2026/03/4 スレート屋根の塗装時期はいつ?劣化サインと塗り替えの必要性を解説

      日本の住宅で最も普及している屋根材のひとつが「スレート屋根」です。コロニアルやカラーベストといった名称でも親しまれていますが、日々雨風や直射日光にさらされる場所だからこそメンテナンスのタイミングに悩む方も多いのではないでしょうか。屋根は住まいを守る要であり、適切な時期に塗装を行うことが建物の寿命を延...続きを読む

      2026/03/3 ただ塗るだけはNG!塗装の寿命を延ばす「下処理」の大切さをプロが解説

      外壁や屋根の塗装を検討するとき、どうしても「何色にしようかな?」「どんな塗料がいいかな?」と、仕上げ塗装の工程に目が行きがちですよねしかし、実は塗装において最も重要なのは塗料を塗る前の「下処理」という工程です。下処理を疎かにしてしまうと、どんなに高級な塗料を使っても本来の性能を発揮できず、数年で剥が...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      屋根塗装を行った施工事例

      施工内容
      外壁塗装
      築年数
      16年
      使用材料
      スーパーセランマイルドIR,スーパーセランフレックス,ファインSi
      施工内容
      外壁塗装
      築年数
      35年
      使用材料
      屋根:ファインパーフェクトベスト 外壁:パーフェクトトップ

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム

      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!