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相模原市にて築年数が経過したスレート屋根の点検・アスベストが含まれるフルベスト20のメンテナンス方法
相模原市でアスベストを含んだスレート屋根の調査を行いました
相模原市にお住まいのお客様より、屋根のメンテナンスを検討しているとのご相談をいただき、現地調査にお伺いいたしました。
これまで大きな雨漏りなどはなかったものの、築年数が経過し、屋根の汚れや色あせが気になり始めたとのことです。
屋根は普段なかなか自分では確認できない場所ですので、定期的な点検が建物を長持ちさせる秘訣です。

まずは屋根の全体的な状態を確認します。
今回の屋根材は、松下電工が製造していた「フルベスト20」というスレート屋根材です。
この屋根材は1980年代後半から2000年代初頭にかけて広く普及した製品ですが、製造時期によってはアスベスト(石綿)が含まれている可能性が極めて高い建材です。
全体的に塗膜が劣化しており、素地が露出してしまっている箇所も見受けられます。
スレート屋根は塗装によって撥水性能を保っていますが、紫外線や風雨に晒され続けることで塗膜が剥がれ、機能が低下していきます。
スレート屋根に繁殖する苔とアスベストの関係
屋根の表面を近くで確認してみると、広範囲にわたって黄色い苔やカビが繁殖しているのがわかります。

スレートの表面がざらつき、水分を吸い込みやすい状態になっている証拠です。
屋根材が水分を含むと、冬場の凍結と融解を繰り返すことでひび割れや反りを引き起こす「凍害」の原因となります。
通常、このような汚れは高圧洗浄で綺麗に洗い流してから塗装を行いますが、経年劣化で脆くなっているスレートに強い水圧をかけると、屋根材そのものを破損させてしまう恐れもあります。
「フルベスト20」のようなノンアスベスト切り替え前の屋根材は、塗装メンテナンスよりも、屋根そのものを新しくする工事の方が長期的なコストパフォーマンスが良い場合が多いです。
屋根の頂点にある棟板金の劣化と釘浮き
続いて、屋根の頂上部分にある「棟板金(むねばんきん)」の点検を行います。
棟板金は、屋根の面と面が合わさる接合部を覆い、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。

こちらは屋根裏の熱気や湿気を逃がすための「換気棟」と呼ばれる部分ですが、激しい錆(サビ)が発生しています。
赤錆が出ている状態は、金属の表面を守るメッキ層が剥がれ落ち、腐食が進行しているサインです。
このまま放置すると、錆によって板金に穴が開き、そこから直接雨水が入り込んで雨漏りを引き起こす危険性があります。
また、棟板金を固定している「釘」の状態も非常に重要です。

近くで確認すると、板金を固定している釘が浮き出てしまっているのが確認できました。
これは「熱膨張」という現象が主な原因です。
金属である棟板金は、太陽の熱で温められると膨張し、夜になって冷えると収縮します。
この膨張と収縮を長年繰り返すうちに、徐々に釘が外側へと押し出されてしまうのです。

別の箇所でも同様に釘の浮きが見られました。
釘が浮くと、当然ながら板金の固定力が弱まります。
台風や強風が吹いた際に、固定が弱まった棟板金が剥がれて飛散してしまう事故は、台風シーズンのたびに多発しています。
ご近所の車や家に飛んでいってしまうと二次被害にもつながるため、棟板金のメンテナンスは早急に行う必要があります。
板金内部にある「貫板(ぬきいた)」という木材も、経年劣化や湿気で腐食している可能性が高く、釘を打ち直しても効かないケースがほとんどです。
アスベスト入りスレート屋根に適したメンテナンス方法
今回の相模原市の現場のような、アスベストが含まれているスレート屋根(フルベスト20など)のメンテナンス方法について解説します。
一般的に屋根のメンテナンスといえば「屋根塗装」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、築20年以上が経過し、アスベストを含んでいるスレート屋根の場合、塗装はあくまで美観を整えるだけの一時的な処置になりがちです。
屋根材自体の耐久性が限界に近づいているため、塗装をしても数年で剥がれてしまったり、屋根材が割れてしまったりすることがあります。
そこで推奨されるのが、既存の屋根を活かすか、新しく作り直すかの二つの選択肢です。
1. 屋根カバー工法(重ね葺き)
現在の屋根の上に、新しい防水紙と軽い屋根材を重ねて張る工法です。
最大のアドバンテージは、既存のアスベスト入りスレート屋根を解体・撤去する必要がない点です。
アスベストを含む廃材の処分費は年々高騰しており、解体工事には飛散防止のための厳重な養生も必要となるため、費用が高額になります。
カバー工法であれば、廃材処分費を大幅にカットでき、工期も短縮できるため、費用対効果が非常に高いリフォーム方法と言えます。
2. 屋根葺き替え工事
既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に張り替える工法です。
葺き替え工事のメリットは、屋根の下地(野地板)から完全に新しくできるため、屋根の寿命をリセットできる点です。
もし、雨漏りが進行していて下地の腐食が激しい場合や、屋根を極限まで軽くしたい場合は葺き替え工事が必要になります。
ただし、前述の通りアスベストを含む屋根材の撤去費用がかかるため、カバー工法に比べて総額は高くなります。
相模原市での屋根リフォームのご提案
今回の調査の結果、以下の点が見受けられました。
・スレート屋根全体への苔の繁殖と塗膜劣化
・「フルベスト20」によるアスベスト含有
・棟板金の著しい錆と釘浮きによる飛散リスク
下地の状態を確認したところ、幸いにも野地板が腐って踏み抜けるような状態ではありませんでした。
そのため、今回はお客様に対し、廃材処分費を抑えつつ、断熱性や遮音性も向上させることができる「屋根カバー工法」をご提案いたしました。
使用する屋根材としては、軽量で錆に強いガルバリウム鋼板製の屋根材などが適しています。
「我が家の屋根もアスベストが入っているかもしれない」
「苔がひどくなってきたけれど、塗装でいいのかわからない」
このようにお悩みの方は、まずは専門家による診断を受けることをお勧めします。
スレート屋根の種類や劣化状況によって、最適なメンテナンス方法は異なります。
無駄な出費を抑え、長く安心してお住まいいただけるよう、最適なプランをご提案させていただきます。
記事内に記載されている金額は2026年02月18日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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- 施工内容
- 外壁塗装
- 築年数
- 16年
- 使用材料
- サーモアイ4Fフッ素、ファイン4Fセラミック
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