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川崎市中原区のお客様から屋根葺替え時の防水紙について質問がありました
川崎市中原区で屋根の調査をおこないました。屋根材が古くなってきたので葺き替え工事を検討されているのですが、お客様からこんな質問がありました。『屋根材は色々な種類がインターネットで出ているけど、防水紙についてはあんまり詳しく出ていないから何が良いのかわからない』と仰っておりました。確かにインターネットで『屋根葺き替え 屋根材』などと検索すると工事をおこなう会社のホームページが沢山出てきます。しかし、説明しているのは屋根材ばかりで防水紙についての説明はまず出てきません。
屋根は屋根材だけで雨漏りを防いでいるわけではないということは何度かご紹介させていただいておりますが、防水紙やルーフィングと呼ばれる下葺材が最後の砦として屋根からの雨漏りを防いでいます。施工後は屋根材で保護されていますので確認することも出来なくなってしまうのですが、実は非常に大きな役割を担っているのです。
今回は、そんな質問にお答えするためにも『防水紙』についてご説明させて頂きます。防水紙のメーカーで一番有名な田島ルーフィング社の製品を元に説明致します。
防水紙の種類と耐久性
防水紙は大きく分けて、タッカーという大きなホッチキスで固定するタイプと、粘着性があって貼り付けるタイプの二種類に分けられます。広く普及しているのはタッカー固定のタイプですね。防水紙と言われる材料の名称は『改質アスファルトルーフィング』といい、不織布などにアスファルトが染み込ませてあり、雨水から建物を守るために使います。一言でルーフィングといっても色々な種類の物がありますので、代表的な何種類かをご紹介します。写真の材料は標準的な改質アスファルトルーフィングで、耐久性と価格の面で非常に使い勝手の良いルーフィングです。
新築時に使用されているのはアスファルトルーフィングが多いのですが、改質アスファルトルーフィングよりも安価で耐久性は若干劣ります。まとまったコストがかかる工事時にコストを抑える為使用されますが、改修時には改質アスファルトルーフィングが使用される頻度が多いです。もちろん使用する防水紙についてはしっかりチェックしておきましょうね。
こちらもタッカー固定タイプで、ニューライナールーフといいます。特徴としては耐久性が非常に高く、手では切れないくらい丈夫なルーフィングなので、建物が動いたりしてもまず切れたり裂けたりする事はありません。性能が高い分、コストも一般的なルーフィングよりも高くなります。
こちらは、粘着タイプのルーフィングでアンダーガムロンといいます。裏側に貼ってある紙を剥がして野地板に貼り付けます。屋根の勾配が緩い場合はタッカー固定のルーフィングでは雨漏りする可能性がありますので、必ず粘着タイプを使用します。
見た目は殆ど平らな屋根でも、粘着タイプのアンダーガムロンなら安心です。収縮性も高いので屋根材を固定する釘穴の回りから雨水が入り込むことを防いでくれます。
こちらはカバー工事に使うときのルーフィングでタディスセルフという製品です。アンダーガムロンと同じ粘着タイプのルーフィングですが、こちらは貼って直ぐであれば貼り直しが可能なのが特徴です。カバー工事の場合、もともとある屋根材の上に貼りますので、タッカー固定タイプではなく粘着タイプの方がズレが無くてすみます。
今回は、ルーフィングの代表的な製品についてご説明させて頂きましたが、基本的にルーフィングの寿命は20年~25年ほどと言われていて、その中でも屋根の勾配や使う屋根材によって適切なルーフィングは変わってきます。建物を雨から守るためには屋根材とルーフィングの両方の性能が重要になりますので、葺替えを検討される時は防水紙の事もお考えになる事をオススメ致します。因みに、田島ルーフィングでは60年の耐久性があるマスタールーフィングという製品もあるんですよ。川崎市中原区のお客様にもしっかりとご理解頂けたので、どのルーフィングにするか、これから打合せさせて頂きます。
普段屋根工事で注目されるのは屋根材ばかりで、どのような防水紙・ルーフィングを使用されているのかをご存じの方は少ないのですが、やはり雨漏りを防ぐ最後の砦ですので、耐久性が高いに越したことはありません。
マスタールーフィングがどのような製品なのか、どのような部分で他の防水紙よりも勝っているのかをご紹介したいと思います。
TAJIMAのマスタールーフィング
今回ご紹介したいマスタールーフィングは合成繊維の不織布を基材とした改質アスファルトルーフィングです。劣化防止層を設けることでアスファルトと外気の接触を防ぎ、高耐久を維持します。それに伴い高いシール性も維持できますので、釘・タッカー・ステープルによる穴からの雨漏りを防ぎます。この性能により通常高耐久と呼ばれる一般的な防水紙の約2倍、およそ60年の耐用年数を維持することが可能です。
耐久性に優れているとどうなるのか、極端に言えば雨漏りを起こすことが無くなります。通常であれば20~30年で化粧スレートだけでなく防水紙・ルーフィングも寿命を迎えてしまう為、屋根カバーや葺き替え工事が必要となります。しかしマスタールーフィングを使用することで下葺き材の寿命を考える必要が無くなるのです。半永久的に使用できる瓦と組み合わせることで簡易的なメンテナンスのみで済む生活が待っているかもしれません。
こんな屋根工事をご検討中の方にオススメ
高耐久な防水紙を使用してもお客様の希望や展望、屋根材とマッチしないと宝の持ち腐れです。端的に言えば上述した瓦のようにメンテナンスを最小限におさえながら半永久的に使用できる屋根材であれば、マスタールーフィングは非常に大きな役割を担います。しかし化粧スレートの場合はどうしても20~30年で屋根材自体が寿命を迎えてしまいます。葺き替え工事を行う際に下葺き材のメンテナンスは不要としても、釘穴が2回分に増えることから雨漏り防止には良い方法とは言えないでしょう。
また今後そのお住まいに何年住むかという計画もかかわってきます。何世代にもわたり生活されるお住まいであればマスタールーフィングを使用するに越したことはありません。しかしあと20年程度で引っ越す・建て替えるという計画があれば、そもそもそれほどの耐久性を必要としません。耐久性に優れたものを使用するのは非常に大切なことです。しかしそれと同時に今後の予定を長い目で見ていく必要がありますので、しっかりご家族皆さんで話し合って決めていくようにしましょう。
防水紙のメンテナンス方法
お住まいにとってとても大切な役割を持っている防水紙ですが、寿命を迎えた防水紙のメンテナンス方法は?と気になりますよね。防水紙は屋根材の下にあるので、防水紙を交換するには屋根材を剥がす必要があります。防水紙のメンテナンス方法をご紹介いたします。
・屋根葺き替え工事(全て屋根材で可能)
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を全て撤去するため、防水紙や野地板などの下地のメンテナンスが可能です。寿命を迎えた防水紙を新しいものと交換できるので、雨漏りのリスクは一気に低下し、安心して長く過ごすことができます。
・屋根葺き直し工事(瓦屋根のみ)
屋根葺き直し工事は瓦屋根で行われる工事なのですが、一度全ての瓦を撤去し、防水紙や野地板のメンテナンスを行った後、撤去した瓦を再び並べる工事です。瓦は50〜100年と耐用年数が長く、瓦より先に防水紙が寿命を迎えてしまいます。屋根葺き直し工事では、外観を変えることなく下地のメンテナンスができるのがメリットです。瓦屋根のように耐用年数の長い屋根材には、マスタールーフィングを使用するのがおすすめです。
まとめ
屋根リフォームの際に注目を浴びない、正に縁の下の力持ちである防水紙に関してご紹介させて頂きました。防水紙にも様々な種類があり耐久性や特徴に違いがありますので、使用する防水紙・ルーフィングは前もってチェックしておくと安心です。
最も高耐久なマスタールーフィングは60年超の寿命をもつと言われており、塗装が必要ない瓦と使用することで長期にわたって大きなメンテナンスは不要となりそうです。ぜひ一度屋根工事の際には防水紙・ルーフィングの種類に関して検討してみてはいかがでしょうか?ご不明点・費用に関して気になることは私たち街の屋根やさん フリーダイヤル0120-989-936までご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年08月11日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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