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横浜市栄区で屋根の棟板金を調査、釘浮きの原因は下地(貫板)の劣化によるものです
棟板金とは棟部分に設置された板金のことで、そもそも棟とは屋根の面と面が交わった箇所をいいます。棟は構造上雨水が入りやすいため、雨水の侵入を防ぐために板金を取り付けていますが、経年や地震や風などの影響で固定している釘が緩んで浮いてしまうことがあります。これらの原因すべてを対策することは難しいですが、基本的には定期的に屋根の調査を行っておけば棟板金が浮いているという状況をいち早く察知し、強風によって飛散したりなどの破損を防ぐことができます。このページでは棟板金の浮きや、その原因、さらには棟板金が浮いている場合の対処についてご紹介したいと思います。
業者から「棟板金が浮いている」と聞いての問い合わせが多い
当然ですが自分で屋根の状況を日頃からチェックしている方はほとんどいないのではずです。ではどのような経緯でご自宅の屋根の棟板金が浮いていると認識するのかというと、多くの方がお隣で屋根工事をしている業者が見つけて教えてくれたというケースです。突然自宅の棟板金が浮いていると聞いて不安に感じ、屋根の専門業者へ調査を依頼するという流れで私達街の屋根やさんにご相談をいただくという感じです。
指摘をしてくれた業者さんが屋根工事の専門店であれば、自宅の棟板金の修理もお願いしたいところですが実際に屋根で作業している業者は塗装専門であったり瓦工事専門であるケースもあるため、安易にお願いするよりも一考すべきです。そういった業者が名刺をくれたのであれば、現在はインターネットで検索することでその業者がどのような工事を専門としているのか調べることができますし、屋根工事の実績が多くなおかつ地域に密着している業者を選ぶことで工事後も安心できるでしょう。
棟板金が浮いてしまう原因
棟板金は設置時には浮きがないようになっていますが、棟板金自体を固定するために使う釘やビスが経年劣化によって効かなくなることがあります。また釘やビスを打ち込んでいる貫板が木製の場合は水分の影響で腐食してくると釘やビスが効かなくなりますので、そういったケースもあります。
また、なかでも一番多い原因としては風や地震、近くを走る車などの振動が長年に渡って釘を緩めてしまうことです。釘は振動によって抜けやすくなりますので、私達街の屋根やさんでは固定力が釘よりも強いビスを使っており、さらに腐食しにくいステンレス製のビスを使用しております。
棟板金の浮きによって引き起こされる問題
棟板金が浮いている状況というのは、場合によってはすでに雨漏りしている可能性があります。棟板金の隙間から風向きや雨量によって入り込み、そこから屋内へ出てくることは容易に考えられます。また、棟板金が浮いていると、強風を受けた場合に余計に風に煽られやすくなりますので、台風などの強風時にそこから破損して棟板金自体が飛散する恐れもあるため注意が必要です。棟板金は屋根の上に設置されているため、あまり大きさがわかりませんが1枚あたりの長さは2mほどはありますので、この大きさの板金が飛散した場合、もし建物に当たれば破損させてしまいますし、人に当たれば大怪我を追わせてしまうでしょう。
このように棟板金の浮きは場合によっては放置しておくことで甚大な問題に発展する危険があるのです。
棟板金の浮きの修理について
棟板金が浮いている原因によって補修方法は変わってきますが、板金や貫板が健全であれば釘をビスに変えて再度固定しておくことで問題ありません。逆に板金が変形していたり、貫板が傷んでいる状況であれば、棟板金自体の交換を行う必要があります。
棟板金交換の手順としては一旦古い棟板金を撤去し、貫板の設置と板金の取り付け、さらには板金同士の接合部分から雨水が入り込まないようにコーキング処理などを行っておきます。
棟板金の浮きの原因調査の様子(現地調査)
本日は横浜市栄区にお住いのM様より、「他の業者さんから棟板金の浮きを指摘されたので、改めて調査をしてほしい」とのご依頼を頂きました。M様宅は築30年で4年程前に塗装のメンテナンスは行ったそうです。当時施工を行った業者さんからは、棟板金に関しての不具合は指摘されていなかったそうですが、塗装工事直後に別の業者さんより、棟板金の浮きの指摘を受けたとの事です。当時は工事直後との事もあり(施工業者には問題は無いと言われたこともあり)気にせずにいたそうですが、改めて別の業者さんより、棟板金に関しての同じ様な指摘を受けたことにより、今回、調査の依頼を出したそうです。
まず屋根にのぼり気になったことは、屋根全体がやや色褪せている様に見受けられる事です。4年前に塗装を行ったにしては表面の光沢も無く、歩いただけで足跡がはっきりと付いてしまう状況です。屋根材表面の塗膜が活きており、撥水効果が持続していれば歩いただけでの足跡は付きません。また、所々で滑りやすい状況もあり、屋根材表面の劣化(チョーキング)が見受けられるところもございます。他にも縁切りの部材が付いてなく、屋根全体、屋根材同士が塗料で密着したままの様に見受けられます。塗装時に縁切り(スレート材が密着しない様に設ける隙間)を行わないと、内部に溜まった雨水の逃げ道が確保されず、雨漏りの原因になります。前回がどんな塗料を使用し、どの様に施工したかにもよりますので、塗装の効果が何年持つかは一概には言えませんが、4年程でのこの状況はやや気になります。
他の業者さんに指摘を受けている板金部分です。釘浮き、板金自体の浮きが見受けられます。下地(貫板)の劣化が窺える状況です。板金に関しては30年間手付かずとの事もあり、時期相応の劣化具合と言えるでしょう。ただし、外回りの業者さん(営業)の方から屋根の指摘を受けたとのご相談をいただきますが、外から見て不具合がわかるほど屋根は単純ではありません。屋根の不具合は実際にのぼって、足で踏んで手で触って確かめて、初めて正確な状況が把握できるものです。下から浮いている様に見えても、そこは構造上必要な隙間であったり、棟板金が外れているように見えて、換気棟の様な特殊な棟が付いていることによる見間違いだったりとの事も多々ございます。下から見ただけの指摘を鵜呑みにせず、しっかりと屋根にのぼって調査を行うのが肝心です。
M様宅の板金に関しては補強がされた痕もなく、箇所によってはパカパカと動いてしまうほどの浮きも見受けられ、確かに処置が必要と判断できます。現在の屋根の状況と、築年数を考慮に入れれば、今回、板金部分の交換を行ったとしても、また数年後に屋根全体を見直す必要が出てくることが予想されます。屋根勾配や滑りの状況から、作業を行うための足場の設置は必要ですので、今一度工事のプランを慎重に検討するのが良いでしょう。今後は棟板金の補強、交換、また屋根全体のカバー工事など、いくつかのプランをもとにご提案をさせていただき、最善の工事に向け、打ち合わせを行っていきたいと思います。
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