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横浜市港北区にてスレート屋根の剥がれを調査、一部で下地と断熱材が露出しています
本日は横浜市港北区T様宅より屋根材(スレート)の剥がれの調査のご依頼をいただきました。T様宅では先日の台風の影響で、屋根材の一部が飛散、遠目からの確認で下地、断熱材までが露わになっているとの事です。雨漏りも心配との事で、早急に対処をしてほしいとのご要望です。早速現地にて屋根の状況を確認しますと、
「下地までもが剥がされ、断熱材が露出しています」
屋根材(スレート)だけではなく、下地までもが剥がされている状態です。断熱材や室内天井ボードの裏側まで見えてる状況です。この状況で雨が降れば、間違いなく雨漏りを起こしてしまいます。今回の台風24号の影響は関東各所で屋根への被害が報告されております。T様宅の様なスレートが葺かれた屋根で、被害のご相談が多いのは、棟板金の飛散です。板金下の貫板の劣化も原因で、板金を止めている釘が緩み、そこへ強風で板金が持ち上げられて飛んでしまうケースです。T様宅の様にスレート材自体がここまではっきりと剥がされてしまっているのは珍しい状況です。
見るからに今回の台風の脅威を物語っております。T様宅は築30年程で、現在に至るまで屋根へのメンテナンスは行っていない様です。ここまで下地から剥がされている状況を見ると、以前から下地の劣化(腐食)などがあったのではと考えられます。雨漏りが起きていなくても定期的な点検やメンテナンスを行い、屋根の状況を確認することは大切です。いくら自然災害と言っても、人やモノに被害が及んではひとたまりもありません。定期的にメンテナンスを行う事によって、リスクの軽減や未然に災害を防げる対策も講じれます。
復旧には屋根全体を見直す工事が必要ですが、今回の台風の影響もあって、工事までには多少の期間が掛かってしまいます。このままでは雨漏りを起こしてしましますので、早急に雨漏り養生を行います。T様からは、3,4年後には建て替えを検討しているので、部分的な復旧が望ましいとのご要望をいただきました。今回の状況では屋根全体を見直す葺き替え工事が妥当と判断できます。しかし今回はT様のご事情を考慮に入れ、今後の対処としては、剥がされた部分に部分的な下地を造り、防水紙敷いた上に新たにスレート材を葺く、部分的な葺き直しを行いたいと思います。
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