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座間市新田宿にてパミールで葺かれたスレート屋根調査、層間剥離が多く発生している屋根は塗装しても無意味になってしまいます

更新日:2019年06月14日

築15年程経ちそろそろ建物のメンテナンスをとお考え始めた事で座間市新田宿にお住まいのA様より屋根調査の依頼を頂きました。

実は外壁だけ一度塗装をされているそうで、理由は忘れたが屋根塗装は先送りになっていたそうです。

今回はその屋根の状態と、以前外壁塗装をされてからかなり経つので、足場を架けるなら同時に改修工事をしたというご要望がありました。

さっそく屋根の調査に入ります。

 

屋根全体には築年数なりの苔や藻が繁殖していました

屋根に上がると6寸急勾配、塗装をしていない為に屋根表面は汚れで覆われておりずるずる滑ってしまう状態 小屋裏が屋根に飛び出ている考えられたデザインの建物

 

屋根に上がって分かったのが勾配が6寸であった事。6寸は屋根の勾配(角度)の中では急勾配に入ります。勾配が緩い屋根に比べ屋根表面に溜まった汚れも流れ落ちやすく雨漏りしにくいメリットもありますが、それを上回って苔や藻が繁殖している状態ということは屋根材の塗膜が傷んでいるという事になります。

塗装での保護、もしくは屋根材の傷み具合によってはカバー工事や葺き替え工事をしなくてはならない事もあります。屋根工事は年数で考えるのではなくその時の建物の傷み具合で判断しなくてはなりません。

築年数が浅くても、塗装ができない状態の建物も実際にございます。

 

屋根表面をよく見ると多くの箇所に剥離が見られます

細かくみてわかった表面剥離。パミールでした。 端部に多くみられるミルフィーユ現象

 

写真で指差しをしている箇所は、屋根材表面が剥離している状態です。このように層間剝離がよく見られる屋根材がニチハのパミールです。

スレートは原料を混ぜ合わせて何層にも重ね合わせて圧縮して水分を抜いた後に、塗装でコーティングして出来ています。その層自体が割れて剥がれてしまうのがパミールの特徴です。

アスベスト規制が入った直後に販売製造されていたパミールは層間剥離が原因で塗装してもすぐに塗膜が剥がれてしまい、塗装工事自体が無駄になってしまう屋根材の一つです。

また下地に固定する釘頭が錆びてしまう特徴も持っており、調査も慎重に行いませんと釘が錆びてしまって固定されていないスレートに乗った時屋根材が滑落し、最悪一緒に人間も落下してしまいます。屋根にのぼりなれていても見えていない箇所の釘の腐食までは分かりません。

以上の事からパミールと分かった時点で早めに屋根工事、カバー工事もしくは葺き替え工事が必要なのがパミールが使われた建物です。

 

外壁は綺麗でしたが、肝心の屋根がパミールでした

 

今回は先々の事を考えて屋根葺き替え工事のご提案となりました。

屋根材が傷みすぎて雨水を吸い込み、防水紙や下地が傷んでしまってからでは選択肢が葺き替え工事のみとなってしまうこともあります。カバー工事と比べ葺き替え工事は屋根材の処分や野地板を新規に重ね張りする工事となりますのでカバー工事よりも金額が上がってしまいます。

10年以上写真の様な層間剝離が見られないパミールが使われている建物もあれば、築5年程で既に出てしまう建物もあります。

発見が遅れれば遅れるほど出費もかさんでしまいます。それらも踏まえて建物は早めの定期点検が必要です。屋根に関するご相談は街の屋根やさんへお任せください。

 

 

 

 記事内に記載されている金額は2019年06月14日時点での費用となります。
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