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竪樋とはなんだろう?竪樋の機能や素材、メンテナンス方法をご紹介

更新日:2020年9月8日

竪樋(たてどい)とは屋根に降った雨を地上までスムーズに排水するための設備である雨樋、その中でも縦方向に地上に流すための配管を竪樋といいます。竪樋と検索すると、竪樋もしくは縦樋(たてどい)と同じ呼び名であっても違う漢字で表記されている記事がヒットしますが、どちらも同じものを指します。
雨樋は様々なパーツから構成されていますが、その中でもこのページでは竪樋にスポットをあててご紹介したいと思います。

竪樋

 

雨樋がなぜ必要なのか

そもそも雨樋がなぜ必要なのでしょうか?まず、屋根に降った雨が雨樋なかった場合、どうなるか考えてみましょう。

①騒音
降った雨は屋根から直接地面に落ちることになります。その場合は高さがあればあるほど大きな音を発し、雨量によっては騒音に感じることになります。

②地面に穴があく
雨樋がない状態が長く続けば屋根から落ちた雨によって大きな穴があいてしまいます。

③軒天などを濡らす
屋根から落ちる雨がスムーズに地上に落ちるとは限りません。屋根の裏になる軒天に水が回り込んで濡れてしまうケースも多いです。濡れた期間が長くなれば軒天板が水分で腐食して穴あきなどに発展します。

④外壁を汚す
雨樋がないと外壁を雨が伝い落ちることになります。そうなるとコケが発生したり、雨が伝って筋状の汚れが付着してしまいます。

⑤雨漏り
屋根に降った雨が軒天や外壁を濡らすと同時に、普段雨が当たらないようなところが濡れるため雨漏りのリスクが高まります。雨漏りは屋根からというイメージがありますが、実は外壁からの雨漏りも街の屋根やさんの統計では10%の割合を締めています。

雨樋があることでお住まいを騒音などなく快適に、かつ雨漏りや汚れ、腐食などの問題を防いでくれているのです。

 

竪樋の機能について

雨樋は様々なパーツで構成されていますが、竪樋は一言でいうと屋根への降雨を地上に運ぶための配管です。それではパーツ別に機能を見ていきましょう。

①軒樋
屋根に落ちた雨が最初に集められるところが軒樋です。屋根の軒先部分に設置されており、降雨量が多い地域などは大きな角型タイプが、雨量が少ない地域や費用を抑えたい方は半円型のタイプが使われます。
軒樋は形状的に落ち葉などが溜まりやすいため、近くに森林があるなどの方は落ち葉よけネットの設置をおすすめします。

②集水器
軒樋に落ちてきた雨は集水器に集めて竪樋に流します。集水器に水が集まるためには軒樋を集水器に向かって勾配をつける必要があります。勾配は急すぎると雨量によっては集水器でオーバーフローしてしまい、ゆるいと竪樋の水はけが悪くなるため、適切な勾配に設置することと、設置後に実際に水を流して確認まですることが大事です。

③竪樋
集水器に集められた雨水を地上まで運ぶ縦型の配管が竪樋です。総二階の場合は屋根から垂直に地上まで伸びていますが、下屋があるお住まいの場合は、大屋根から竪樋を下屋に通して(這樋)下屋の軒樋から竪樋といったルートで設置されるケースもあります。

 

集水器と軒樋 竪樋

竪樋のトラブル

①竪樋の破損
経年劣化や台風などの強風によって竪樋が破損することがあります。竪樋の耐用年数は15年から20年ほどですが塗装などでメンテナンスをしていないとそれよりも早く寿命を迎える場合もあります。

②歪み
これも台風などの自然災害でのトラブルですが、強風で竪樋が曲がってしまうことがあります。折れたりヒビなどではなく、歪んで変形している場合は、ジョイント部分などに負荷がかかりそこから雨水が漏れたりします。

③取付金具の経年劣化や破損
竪樋を設置するための取付金具も年数が経っていると錆びたり変形したりしてきます。竪樋自体が問題なくても取付金具が緩んでいたりすると強風で壊れやすくなります。

④竪樋の詰まり
雨樋のトラブルでも比較的多いのが竪樋の詰まりで、軒樋に溜まった落ち葉や土砂が竪樋に流れてきて詰まってしまうというケースです。比較的軽微な詰まりであれば軽く衝撃を与えるだけで改善する場合もありますが、集水器の上までびっしり溜まっていると、竪樋を外して詰まりを清掃する必要があります。

取付金具 竪樋が破損している

 

竪樋の詰まりを防ぐ落ち葉除けネット

 お住まいの近くや雨樋付近に木がある方や雨樋にゴミが溜まりやすい方には、軒樋から集水器に「落ち葉除けネット」の設置がおすすめです。落ち葉除けネットとは、その名の通り落ち葉やゴミが軒樋に溜まることを防ぐためのネットで、軒樋の詰まりを防ぐことができれば竪樋の詰まりも防ぐことができます。
 設置方法はとても簡単で、雨樋の清掃(雨樋が劣化している場合は交換)後に筒状のネットを雨樋の大きさ、長さに合わせてカットします。ネットを軒樋や集水器に差し込み、風でネットが飛んでしまわないように針金などでしっかり固定をして設置完了です。ネットの固定方法は雨樋の状態や素材によって異なります。ネット設置後には、雨水がきちんと流れるか実際に水を流して試験を行い問題がないことを確認します。
 葉の小さい針葉樹や笹の木が近くにある場合は、ネットの網目の細かいものを使用することで雨樋の詰まりを防ぐことができます。雨樋の寿命は15年〜20年と言われています。築20年以上が経過している場合には、雨樋全体を交換した後に落ち葉除けネットの設置をおすすめします。

竪樋の素材

竪樋というよりも雨樋のパーツはほぼ同一素材で組まれています。素材の中で最も多いのは塩化ビニールです。安価で軽いというメリットがある反面、そこまで耐久性が高くなくや耐用年数も短めです。塩化ビニールよりもグレードを上げると合成樹脂の樋があります。耐久性が高く耐用年数も長いのですがやや価格も上がります。
最近は金属製でもとくに錆に強く耐久性が高いガルバリウム鋼鈑の雨樋も普及してきています。

金属製の雨樋 塩化ビニール製の竪樋

塩ビ・ガルバリウム鋼板・アルミ・銅の雨樋

・塩化ビニール製
 1番多く使われている素材です。安い、軽い、施工しやすいといった特徴がある一方で太陽光や雨風に弱く、色褪せしやすかったり割れやすいといったデメリットもあります。しかし最近では硬質塩化ビニール製の雨樋が登場し、以前よりは耐久性が高くなっています。10年前後で劣化してきますのでメンテナンスが必要です。

・ガルバリウム鋼板製
金属屋根として主流なガルバリウム鋼板は、錆びにくく高耐久なのが特徴です。塩化ビニール製の雨樋に比べて費用は高いですが、その分耐久性も高いのでコストパフォーマンスの良い素材です。

アルミ製
アルミ製の雨樋は、30年が経過しても機能に問題がないものがあるほど耐久性に優れています。耐久性が高い分、費用もかかってしまいますがメンテナンス頻度は少なくすみます。

銅製
普通のお住まいでは見かけることはほとんどありませんが、神社やお寺などでは銅製の雨樋が使用されています。銅製の雨樋は、時間が経つにつれて酸化すると、色合いがかわってくるのが特徴です。

 

竪樋のメンテナンス

雨樋は基本的に不具合などがない場合は、外壁塗装を行うタイミングでメンテナンスをするケースが多いです。メンテナンスとして、不具合がない場合は塗装を行うことから外壁とセットでと考えられている方も多いことと、雨樋が高所にあるため塗装をするにも足場が必要になることも理由の一つです。足場の設置だけでも十数万と考えると、外壁と一緒のタイミングで塗装しておけば後々雨樋だけのメンテナンスのために足場を設置するのは二度手間で費用もかかります。
竪樋自体が壊れているケースもあり、軽微であれば補修テープやコーキングで、酷い場合は交換という流れになります。
街の屋根やさんでは事前に現地調査を実施し、どのようなメンテナンスが最適か調査の上ご提案させていただきます。これから雨樋のメンテナンスをお考えの方はお気軽にご相談ください。
また、雨樋工事についてもっと詳しく知りたい方は専用ページをご覧ください。

軒樋の取付金具設置 足場仮設の様子

 記事内に記載されている金額は2021年06月30日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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