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川崎市幸区小倉にて層間剥離が発生している屋根を調査しました
川崎市幸区小倉にお住いのお客様より、屋根と外壁のメンテナンスを検討中とのことでご相談いただきました。屋根はスレート屋根のパミールでした。既に層間剝離が発生している状態でしたので、早めの対応が必要な状況でした。今回は、屋根の点検結果についてご報告します。
屋根の状態
屋根全体に層間剥離(そうかんはくり)が発生している状態です。屋根材ごとの小口(下端)部分が層のように剥がれてきています。剥がれた内側にコケがみっしり生えていました。この状態では、雨が降った際に雨水が剥がれた部分で滞留し、状態が悪化してしまいます。
層間剥離(そうかんはくり)は、パミール屋根特有の症状で、幾重にも重ね合わせ圧縮して成型された部分の強度が足りず、端から剥がれてきます。剥がれた部分に水分を含んでは乾燥を繰り返すことで、層のように剥がれたり、スレート材自体が傷みヒビ割れも発生するようになります。
その他の部分も確認
軒先部分は、雨水が雨樋に向かって流れてくるため、水分に触れている時間が長くなります。そのため、軒先に近いほどコケの繁殖が多く見受けられ、屋根材自体に水分が浸透している状態でした。
大棟と隅棟(下り棟)2本が接合する部分に施されていたコーキングが劣化していました。棟板金の固定も緩んでいることもあり浮き上がっています。強風の吹込みで一気に棟板金が剥がれてしまったり、雨水が屋根内部に入り込んでしまう恐れがあります。
雨漏りに繋がりやすい谷板金部分
屋根の面と面が合わさる「谷」部分には「谷樋」があります。屋根の雨水を排水する雨樋の役割をしています。この部分も、雨水等の水分に触れている時間が長くなるため谷板金やその周りの屋根材も傷みやすくなります。層間剥離やコケ、ヒビ等が発生しています。パミール屋根材の場合、塗装によるメンテナンスは行えません。屋根自体の状況により、屋根カバー工法または屋根の葺き替えのご提案となります。
私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウィルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用等の徹底をおこない、訪問時もご安心していただけるよう努めております。
参考価格
●屋根カバー工法:767,800(税込み)~
今までの屋根の上に屋根を重ねてカバーします。重ね葺きとも呼ばれる工法です。
切妻屋根/60㎡の既存屋根を金属屋根でカバーした場合
●屋根葺き替え工事:987,800円(税込み)~
これまでの屋根を解体し、新しく屋根を造り替えます。下地もしっかり手を入れます。
切妻屋根/60㎡のスレートからスレートへの葺き替え
記事内に記載されている金額は2022年09月17日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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