川崎市多摩区東生田にお住いのお客様より、屋根調査のご依頼がありました。お客様のお宅は築11年でスレートと呼ばれる屋根材が使用されており、これまで一度も建物のメンテナンスは行ったことがないそうです。
　スレートは多くのハウスメーカーや工務店で使用されており、国内でも一般的な屋根材の一つです。お住いの屋根がスレートだという方も多いのではないでしょうか。
　スレートを使用した屋根は、使用年数の経過や傷み具合によって塗装が必要です。スレート自体の耐候年数は20～30年程なのですが、表面の塗装が耐候年数を延ばしてくれる鍵といっても過言ではありません。スレートの表面に塗装を行うことで、塗膜が再び雨水や紫外線から屋根材を保護してくれるため、スレートの寿命を延ばすことができるのです！
　しかし、経年で傷みすぎたスレートには塗装を行っても塗膜が剥がれやすく、長期の効果が期待できなくなってしまいますので、まずはスレートの状態を調べてまいります。

スレートの変色や反りはメンテナンスのサインです

　早速屋根に上がり、スレートの状態を確認します。スレートが上下に重なる部分に、ペンが入るほどの隙間ができていました。これは、施工したての頃には無い隙間です。元々、スレートには雨水や紫外線に耐えられる加工がなされているのですが、使用年数の経過とともに効果が低下してきます。そうすると雨水を吸収するようになるのですが、晴れたタイミングで表面から乾き、スレートが反りだしてしまうのです。このような状態は、スレートが傷んできた証拠になります。

　さらに、スレートの端部が白っぽく変色していることが確認できました。これも、反りと同様に雨水を吸い込んでしまうことが原因で起こる現象です。スレートが雨水を吸うと、表面だけでなくスレート自体に傷みが出てしまいます。スレートに少しでも染みや色あせなどが起こっているのが確認できたら、それは塗装によるメンテナンスを行う目安です。幸いなことに、スレートがまだ傷みすぎた状態ではありませんでしたので、この上から塗装を行うことが可能だと判断できました。

屋根塗装はスレートが傷みすぎる前のタイミングで！

　お客様のお宅の屋根は、既存の屋根材の上から屋根塗装(切妻屋根60㎡のスレート屋根の場合、料金は税込￥415,800／㎡～から)を行っても問題のない状態と判断できましたので、屋根塗装工事を行わせていただきました。塗装は防水機能が復活するだけでなく、外観も美しくすることができます！
　屋根塗装には足場仮設が必要なのですが、足場が必要な屋根の工事、もしくは外壁塗装なども一緒に行うことで一回につき15万～20万円ほど掛かる足場費用を節約でき、経済的に家全体のメンテナンスをすることができます。足場が必要な工事についてはこちらからご覧ください。

　スレートが傷みすぎた状態よりも、そこまで傷んでいない状態で塗装を行った方が塗膜が長持ちしやすくなります。スレートは新築時から早くても5年が経つ頃には塗膜が剥がれだしてきます。染みができてからの傷みの進行は早い傾向にあり、気が付いた頃には傷みすぎていた…ということもよくあるのです。ですので、新築から7年、遅くても10年が経過するお住まいで屋根にスレートを使用されている方は、一度専門業者に点検を依頼することをお勧めいたします。街の屋根やさんでは無料点検を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

　私達、街の屋根やさんは屋根材を長持ちさせるための屋根塗装工事を行っております。屋根に関するご相談、心配ごとやお悩みは是非私達にお任せください！

　記事内に記載されている金額は2023年05月24日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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