軒天に「ケイカル板」が適している理由とは?|劣化症状・メンテナンス方法まで詳しくご紹介!

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軒天に「ケイカル板」が適している理由とは?|劣化症状・メンテナンス方法まで詳しくご紹介!

更新日:2024年11月14日

 「軒天」は屋根の先端部分である「軒」を下から見上げた部分を指し、屋根を保護する上で非常に重要な役割を担っています(#^^#)

 軒天に使用される建材として一昔前は「ベニヤ板」が主流素材として使用されていましたが、現在では「ケイカル板」が使用されています!

 それでは、「ケイカル板」を軒天に使用するメリットはどこにあるのでしょうか(・・?

 そこで、この記事では軒天の役割をはじめ、「ケイカル板」が軒天への使用に適している理由と併せ、軒天の劣化症状・メンテナンス方法まで詳しい情報を解説いたします😊

軒天に「ケイカル板」が適している理由とは?|劣化症状・メンテナンス方法まで詳しくご紹介!

軒天の場所・役割とは?

軒天

 軒天は住宅の屋根が外壁から突き出した「軒」を見上げた際の天井部を指し、「軒裏」「上げ裏」とも呼ばれます!

 まず、主な役割として挙げられるのが屋根の構造部を隠す事です(#^^#)
 軒天をしっかりと設置する事は、屋根の景観を整え内部を保護するメリットがあります。

 また、屋根裏は非常に湿気が溜まりやすい場所でもあります(>_<)
 通常の軒天材と併せて「穴あきタイプ」の軒天を設置する事で、屋根裏の換気機能を向上させて結露を防止出来ます。

 さらに、軒天のもっとも重要な役割と言えるのが「延焼の防止」です!

 近隣住宅で火災が発生した際、住宅の中で最も外側に突き出しているのは「軒」です😥
 軒天に不燃性素材を使用する事で、住宅の延焼リスクを抑える事が可能です。

軒天の主流素材「ケイカル板」とは?

ケイカル板

 一昔前、軒天の主流素材と言えば「ベニヤ板」が一般的でしたが、現在では「ケイカル板」が多く採用されています。 

 ケイカル板は「珪酸カルシウム板」の略称で、建築材料として広く使用される不燃性の板材です。
 主に珪藻土や珪砂などのけい酸質原料・消石灰などの石灰質原料・パルプなどが使用され、製造されています(#^^#)

軒天材に「ケイカル板」が適している理由とは?

 ケイカル板がベニヤ板に代わり、軒天材に選ばれる大きな理由が「不燃性素材」としての特徴です!

 前述の通り、軒天は延焼リスクの高い場所です。
 木製のベニヤ板は燃えやすい素材であり、そのリスクをさらに大きくしてしまいます(>_<)

 一方、ケイカル板は不燃材であり、その燃えにくさから延焼リスクを低減させることが出来ます。

 不燃性素材としては国土交通省からお墨付きを受けている事から、安心して軒天に使用する事が可能です!

 また、軒天材としての耐用年数として、一般的にベニヤ板は5~10年程度である一方、ケイカル板は15~20年程度の耐用年数が期待できます。

 不燃性素材という特徴を備えた上、優れた耐久性・対候性を持つケイカル板はまさに軒天にピッタリの素材と言えますね(^^♪

軒天の劣化症状

色褪せた軒天 塗装が剥離している軒天

 軒天は雨や紫外線の影響を受けにくい場所ですが、その一方で湿気が溜まりやすい場所でもあります。
 経年劣化や湿気の影響を受け続ける事で、色褪せ・剥がれ・カビ・コケの発生などの症状を発生させてしまいます(>_<)

 また、軒天は屋根の終点でもある事から、屋根で発生した雨漏りが軒天に流れ着いてしまうケースも少なくありません。

 雨染みの発生や腐食、それにより軒天自体が落下してしまうリスクもありますので注意が必要です。

 屋根の上と併せ、軒天部分も忘れずに定期的な点検・メンテンナンスを行う様にしましょう!

軒天の劣化を現地調査で確認した事例

 以下は、横浜市瀬谷区下瀬谷のお客様よりご依頼を頂いた現地調査の事例となります!
 軒天の劣化症状と併せ、瓦屋根や雨樋の不具合を確認させて頂きました。

現地調査にお伺いをさせていただいた横浜市瀬谷区下瀬谷にあるお住まいの瓦屋根

 ⇒横浜市瀬谷区下瀬谷のお客様よりご依頼を頂いた現地調査の様子

軒天のメンテナンス方法

軒天野塗装メンテナンス 軒天の張替え・増し張り

 軒天のメンテナンスにおいて、まず基本となるのが「塗装メンテナンス」です(#^^#)

 景観の回復はもちろん、軒天材の防水性・撥水性を回復させる為にも非常に重要なメンテナンスとなります!
 約10年に1度を目安として、定期的に行っていきましょう。

 また、軒天材の劣化が著しい場合には、軒天材の部分的な交換増し張りが必要となります。

 特に、劣化により軒天材が落下してしまっている状態は、小動物が入り込んで住み着いてしまうケースもあります😰
 そうしたケースは糞尿による被害や騒音被害にも繋がりますので、早急にご対応される事が大切です。

 また、現在ベニヤ板の軒天をご使用されている場合、ケイカル板への交換をされる事もおすすめです!
 軒天の耐久性を向上させる事に繋がり、何より延焼リスクを抑える事が出来ます(^^)/

 ぜひ、ご検討ください!

軒天のメンテナンスも街の屋根やさんにお任せください!

 今回は軒天の役割をはじめとして、ケイカル板の特徴・メリットについて軒天材の劣化症状やメンテナンス方法と併せてご紹介させて頂きました!

 前述の通り、軒天は屋根構造部の保護延焼リスクを抑える大切な役割を担っています(#^^#)

 屋根のメンテナンスと言えば屋根材の塗装や補修工事を想像しがちですが、軒天のメンテナンスも忘れずに行っていきましょうね(^^♪

 私達、街の屋根やさんは屋根塗装メンテナンス葺き替え工事カバー工事をはじめ、今回ご紹介させて頂いた軒天部のメンテナンス実績も豊富に持っております。
 お住まいのリフォーム工事において幅広くご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談下さい(^^)/

 点検・お見積りの作成・ご相談まで無料にて実施させて頂いております!

 また、街の屋根やさんでは、今回ご紹介をさせて頂いた「瀬谷区」におきましても多くのお客様よりお住まいの施工・工法に関するご相談を頂いております!

 ⇒瀬谷区のお客様よりご依頼を頂いた屋根工事

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