片流れ屋根は雨漏りしやすい?メリットや特徴と併せて浸水リスクのポイントを解説!

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片流れ屋根は雨漏りしやすい?メリットや特徴と併せて浸水リスクのポイントを解説!

更新日:2024年12月15日

 片流れ屋根は屋根形状の一つであり、片側から一方向だけに勾配がある形状を指します!

 非常にシンプルな形状であるからスタイリッシュな景観になる事が大きな魅力であり、特に最近では「軒ゼロ住宅の片流れ屋根」が都市部を中心に採用される事が増えてきています(#^^#)

 しかし、その一方で片流れ屋根はその形状を理由・原因として雨漏りリスクが高い屋根とも言われていますの😥

 そこで、この記事では片流れ屋根の特徴・メリットをはじめ、雨漏りリスクやその他の注意点・デメリットについて詳しい情報を解説いたします。

片流れ屋根は雨漏りしやすい?メリットや特徴と併せて浸水リスクのポイントを解説!

片流れ屋根とは?

片流れ屋根の住宅 住宅の片流れ屋根

 冒頭でもお伝え致しました通り、片流れ屋根は一方向にのみ傾斜がついたシンプルな形状の屋根です!

 大きな一枚板が斜めに配置されており、スタイリッシュでモダンな印象を与える景観から人気を集めています。

 また、特に軒ゼロ住宅と呼ばれる「軒が設置されていない住宅」にされることが多く、郊外の新築住宅で広く採用される傾向にあります😊

片流れ屋根のメリット

 片流れ屋根の最も大きなメリットと言えるのが、お洒落で感じのよい外観を実現できる点です!

 数ある種類の屋根形状の中でも特にシンプルなデザインであり、現代的な住宅スタイルに非常にマッチしています。

 また、片流れ屋根の高さを利用して小屋裏空間を有効活用できるのも大きな利点です!

 この空間は屋根裏部屋として収納や趣味の部屋として活用可能で、吹き抜けにする事で開放感のある室内空間を実現する事も出来ます。

 建築コストの面でも構造がシンプルで雨樋も片側だけの設置で済む事から、他の屋根形状に比べて施工費用を抑えられる傾向にあります!
 また、大きな面積を確保できるため、太陽光発電パネルの設置に適している事も魅力です。

片流れ屋根のデメリット

棟板金が剥がれている片流れ屋根

 一方、片流れ屋根にはいくつか注意点・デメリットもありますのでご紹介いたします!

 まず、最も重要な問題は雨漏りのリスクが高いことです(>_<)

 特に棟部分や軒先、外壁との取り合い部分などの箇所において雨水の浸水リスクが高く、適切な防水対策は必要不可欠です!

 さらに、一方向に雨水が流れる構造上設置されない雨樋には負担が掛かりやすいです。
 降水量などの条件次第では、それらを原因として溢れ・破損を招いてしまうケースも多いため注意が必要です。

 また、強風時に屋根材が剥がれやすいという弱点もあります。
 屋根面が2つある切妻屋根などと比較して、1つしかない片流れ屋根は強風が吹いた際の影響を受けやすい特徴を持っています。

 上記の様な被害を防ぐ方法として、定期的な点検・適切なメンテナンス徹底して十分に行う事が非常に重要となります😥
 必要に応じて適切なタイミング・工法による修理・メンテナンスをしっかりと行っていきましょう!

 また、デザイン性の高さが魅力の片流れ屋根ですが、その自由度は比較的低く他の片流れ屋根と同じような景観になりがちです。
 伝統的な和風住宅にも不向きとされていますので、注意しましょう!

急勾配な屋根は「屋根足場」が必要になる場合があります

屋根足場

 片流れ屋根はその形状から軒裏空間を活かすメリットがありますが、そうした中もう一つ注意しておきたいポイントが屋根の傾斜です!

 一般的に2F建ての住宅の屋根工事を行う場合、安全性・施工性を高める為には足場の仮設が必要不可欠です!

 しかし、屋根の傾斜が著しく大きい場合には作業はもちろん、歩く事さえ困難になります。
 そうした屋根の施工に必要となるのが、屋根足場です。

 専用の足場を屋根に仮設する事で安全に屋根工事を進める事が出来る様になりますが、その分施工費用・工事期間は大きくなりますので注意する必要があります(>_<)

 以下は、横浜市瀬谷区で施工させて頂いた「屋根足場を仮設した棟板金交換工事の事例」についてご紹介をさせていただいたブログ記事となります!

 ご参考にしていただければ幸いです(^^)/

 ⇒横浜市瀬谷区で施工させて頂いた屋根足場を仮設した屋根工事

片流れ屋根に多い「軒ゼロ住宅」の注意点

 軒ゼロ住宅とは軒の出がほとんどない住宅の造りを指し、片流れ屋根と組み合わせて採用されることが多いデザインです。軒の出が無い事でその分室内空間を広く使用できる事が大きなメリットであり、片流れ屋根と組み合わせる事でスタイリッシュで洗練されたデザインとなります!

軒ゼロ住宅

 しかし、その一方注意が必要なのが、外壁を中心として建物の劣化が進行しやすいという点です(>_<)

 本来外壁を保護する役割を持つ「軒」の出が短いため雨水が外壁に直接当たりやすく、外壁塗膜の劣化が進みやすい特徴があります!

 塗膜の劣化を放置してしまうことは外壁材の耐久性を低下させ、さらにひび割れ症状から建物内部への雨水の浸入を招く可能性にも繋がります。

 片流れ屋根自体も雨漏りリスクが高いと言われていますので、そうした被害を未然に防ぎ安全に長くご使用される為にも定期的な点検・メンテナンスをされることが安心に繋がります。

 また、換気の問題も重要です!
 しっかりとした対策を行わなければ小屋裏の換気が不十分になりやすく、結露やカビの発生リスクにも繋がります。

 「片流れ屋根」や「軒ゼロ住宅」は、室内空間の確保やデザイン性のメリットが大きいお住まいの構造です!
 しかしその一方で、上記の様に雨漏りや住宅の劣化進行リスクが高いデメリットが大きい構造であることをご理解された上、ご検討されることをおすすめいたします。

 まずは、知識・経験豊かな信頼できる施工業者・リフォーム会社へ相談してみましょう!

片流れ屋根は雨漏りしやすい?まとめ

 今回は、片流れ屋根の特徴・デメリットと併せて、軒ゼロ住宅の注意点について詳しくご紹介をさせていただきました!

 ご紹介をさせていただきました通り、片流れ屋根はメリットも大きい一方で雨漏りリスクを中心にデメリット・注意点も多い屋根形状です。

 片流れ屋根をご検討される場合には、メリット・デメリットをしっかりと比較された上でご検討されることをおすすめいたします。

 私達、街の屋根やさんは片流れ屋根をはじめ、様々な屋根形状を取り扱った屋根補修・リフォームの実績を豊富に持っております(^^)/

 専門スタッフにより調査~お見積もり・ご相談まで無料にてご対応させていただきますので、

 「屋根の塗装・リフォームと併せて防水工事・外壁塗装を検討している」
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 など、なんでもお任せください。

 また、街の屋根やさんは、今回ご紹介させていただきた横浜市瀬谷区におきましてもたくさんのご相談をいただいております。

 ⇒横浜市瀬谷区のお客様よりご依頼いただいた屋根工事・屋根リフォーム工事

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