塗装が出来ない屋根材「コロニアルNEO」|塗り替えが無駄になる理由や製造期間まで詳しくご紹介!

HOME > ブログ > 塗装が出来ない屋根材「コロニアルNEO」|塗り替えが無駄にな.....

塗装が出来ない屋根材「コロニアルNEO」|塗り替えが無駄になる理由や製造期間まで詳しくご紹介!

更新日:2024年12月13日

 コロニアルNEOはクボタ株式会社(現:ケイミュー)より販売されていたスレート屋根材であり、2001年4月~2007年12月まで製造されていました。

 アスベスト非含有屋根材として広く採用された屋根材ですが、その一方で「塗装が出来ないノンアスベスト屋根材」としても知られています(>_<)

 この記事ではコロニアルNEOの特徴や製造期間、塗り替えが出来ない理由について詳しい情報を解説いたします(^^)/

塗装が出来ない屋根材「コロニアルNEO」|塗り替えが無駄になる理由や製造期間まで詳しくご紹介!

コロニアルNEOの特徴・製造期間

コロニアルNEO

 コロニアルNEOとは、クボタ株式会社(現:ケイミュー社)より2001年4月~2007年12月までの期間で発売されたスレート屋根材を指します!

 この時代、アスベストによる健康被害が社会問題化していましたが、コロニアルNEOはアスベスト非含有屋根材として開発されました。
 その為、「安心して使用できる屋根材」として幅広く採用される事となります。

コロニアルNEOのひび割れ コロニアルNEOの剥離

 しかし、その一方でコロニアルNEOは、後に耐久性に問題があることが明らかになりました(>_<)
 築10年程度で割れ・欠損などの劣化症状が多く見られるようになり、変色・不規則なひび割れ・大きな欠けなどの症状が発生してしまいます。

コロニアルNEOに塗装が出来ない理由

 冒頭でもお伝え致しました通り、コロニアルNEOは塗装が困難な屋根材として知られています。

 その主な理由が、前述にご説明をした「耐久性の問題」です。
 コロニアルNEOは約10年程度で様々な症状が発生してしまいますが、塗装だけでは根本的な問題を解決できません。

 適切な時期にどれだけ高品質な塗料を使用して塗装を施しても劣化症状は止める対策にはならず、屋根はどんどんボロボロになってしまいます。

 また、塗装工事の前段階に高圧洗浄を行う必要がありますが、屋根を綺麗にするどころか脆くなった屋根材を破損させる可能性もあります。

 コロニアルNEOはスレート屋根材の一種ですが、塗装によるメンテナンスはおすすめできません!

コロニアルNEOが使用されている屋根の現地調査事例

 こちらは、横浜市瀬谷区相沢のお客様よりご依頼をいただいた現地調査の流れとなります。
 実際のコロニアルNEOの劣化症状をご紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください!

現地調査をさせていただいたコロニアルNEOが使用された屋根

⇒横浜市瀬谷区相沢の住宅にてコロニアルNEOが使用された屋根の現地調査

コロニアルNEO同様に欠陥を抱えている「ノンアスベスト屋根材」

 それでは、どうしてコロニアルNEOはこのような欠陥を抱えてしまう事になったのでしょうか(・・?
 それは、コロニアルNEOが「ノンアスベスト屋根材」であることが関係しています。

ニチハ「パミール」

 「ノンアスベスト屋根材」とはその名の通りアスベスト非含有屋根材を称する言葉ですが、特に「2000年前後に販売されたアスベスト非含有屋根材の先駆け商品」を指す言葉として一般的です。

 アスベストの健康被害の問題を受けて各メーカーが製造・開発したノンアスベスト屋根材でしたが、当時そうした製品の製造技術はまだ確立されていませんでした。
 その為、ノンアスベスト屋根材はコロニアルNEO同様に耐久面で大きな欠陥・問題を抱えてしまう事となります。

 以下は、ノンアスベスト屋根材と呼ばれる屋根材の種類です。

 ・クボタ(現:ケイミュー) コロニアルNEO
 ・ニチハ パミール
 ・セキスイ かわらU

 製品によって劣化症状の特徴は変わってきますが、ひび割れ・色褪せ・剥離症状などにより屋根材が著しく劣化してしまう点は共通しています(>_<)
 コロニアルNEO同様、ノンアスベスト屋根材は基本的に塗装メンテナンスを施す事は出来ません!

 2000年前後にスレート屋根を新設された場合、ノンアスベスト屋根材が使用されている可能性があります。
 「ご自宅の屋根にどの様な屋根材が使用されている分からない」という方がおられましたら、事前に調べておくことをおすすめいたします!

ノンアスベスト屋根のメンテナンス方法

 ここまで、コロニアルNEOを含むノンアスベスト屋根材に塗装メンテナンスを施す事が出来ない理由についてご紹介させていただきました。

 ノンアスベスト屋根のメンテナンス方法は、「屋根葺き替え工事」「屋根カバー工法」の2つより選択する必要があります。

 以下にそれぞれの特徴について詳しくご紹介いたしますので、ぜひメンテナンスをご検討される参考にしてみてください。

葺き替え工事 カバー工法

屋根葺き替え工事

 〇参考費用 税込 14,300円/㎡~

 屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を完全に撤去して新しい屋根材に交換するリフォーム方法です!

 屋根材だけでは無く野地板・防水紙(ルーフィング)などの屋根下地材のメンテナンスも行う事から、屋根を新品同様に出来る事が大きなメリットです。
 雨漏り被害や野地板の著しい腐食などを含め、屋根に生じているトラブルを一度に全て解決する事が出来ます😊

 一方、既存屋根材の撤去~新しい屋根材の新設まで、数ある屋根工事の中でも非常に工事規模が大きいです。
 その為、工事に掛かる費用・期間は後述のカバー工法と比較して、大きくなる傾向にあります。

屋根カバー工法

 〇参考費用 税込 9,900円/㎡~

 屋根カバー工法は既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です。
 この工法は「重ね葺き」とも呼ばれ、撤去作業を必要としないことから工事期間が短く、コストを抑えられるのが大きな魅力です!

 また、屋根が2重構造となることから必然的に断熱性・遮音性も向上します。

 ただし、屋根下地材である野地板まで著しく劣化・腐食している状態では採用する事は出来ません(>_<)

 ノンアスベスト屋根材は屋根材の劣化が進行しやすく、それにより下地材もダメージを受けやすい状態にあると言えます。
 屋根カバー工法を採用する為には、下地材の劣化・腐食が進行する前に施工を検討される事が大切です!

 カバー工法による施工の可否を含め、信頼できる施工業者・リフォーム会社へ相談・診断を依頼してみましょう。

ノンアスベスト屋根のメンテナンスも街の屋根やさんにお任せください!

 今回はコロニアルNEOの特徴・製造期間をはじめ、ノンアスベスト屋根に塗装工事を施す事が出来ない理由や適切なメンテナンス方法をご紹介させて頂きました!

 前述の通り、コロニアルNEOは「塗装を施しても無駄になってしまう」ことから、塗装をご提案する事が出来ません(>_<)

 しかし、中にはそうした知識が乏しい事を理由に塗装メンテナンスをご提案してしまう施工業者も残念ながら存在します!

 の屋根やさんは、ノンアスベスト屋根の点検・メンテナンス実績も豊富に持っていますのでご安心ください。

 経験豊かな専門スタッフによる無料点検により、最適な施工方法をご提案させて頂きます。

 外壁修理・外壁塗装などを含め、お住まいのお困り・ご不安事に幅広くご対応可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせください!

 また、今回ご紹介をさせていただきました横浜市瀬谷区におきましては、他にも多くのお客様よりご相談をいただいております。
 横浜市瀬谷区の屋根リフォーム・屋根工事のご相談につきましても、ぜひ私達にお任せください!

 

 記事内に記載されている金額は2024年12月13日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2025年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

横浜市瀬谷区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!

  • 工事種類

    防水工事

  • 工事種類

    その他塗装

関連動画をチェック!

屋根葺き替えvs屋根カバー!違いを分かりやすく【プロが解説!街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


屋根塗装348,000円~(消費税・諸経費別)

このページに関連するコンテンツをご紹介

ニチハパミールの屋根は塗装工事ができない!?今後のメンテナンスで知っておきたい解決策とは?
ニチハの「パミール」は、普通のスレート屋根材と比較してみてもかなり短い期間で屋根としての機能が失われる屋根材です。その劣化症状は特徴的で、まるでミルフィーユのような層が露出した剥がれ方…。全国各地で、パミールの屋根材によるトラブルが頻出しています。そんな状態を見たら、今後のメンテナンスに不安を感…続きを読む
コロニアルNEO(ノンアスベスト屋根材)の
最適なメンテナンス方法をご紹介
 スレート屋根材を使用しているお住まいは多く見かけますが、皆さんはその屋根材がどのメーカーの何という商品目かまではご存知ないですよね?また築何年かは知っていてもその屋根材が何年製造であるのかはわかりませんよね?  現在築10年程度のお住まいに使われているスレート屋根材には全く問題ありませんが、安定…続きを読む
瓦・スレート・金属 あなたの屋根はどのタイプ?
 和風と洋風のテイスト、現代的と伝統的の時代感、現在はそれらの枠を飛び越えた様々なデザインの建築が増えました。一般的なお住まいも実に多彩です。 また、それに合わせて屋根の形状も多様になってきました。オーソドックスな三角屋根、地球環境に配慮し太陽光発電を数多く載せられるように南斜面を広く取った屋根、…続きを読む
長寿命な屋根材はどれ?耐用年数から考える各屋根材の耐久性ランキング
 お住まいの中で最も過酷な環境に晒されている部位を問われたら、多くの方が屋根だと答えるでしょう。  高いから強風の影響を受けやすく、寒暖・雨・直射日光といった天候の影響をダイレクトに受ける、本当にとんでもないところです。  寒い地方になれば、降雪や降雹はもちろんのこと、軒に氷柱ができます。積雪の重み…続きを読む
屋根の維持費はどれくらい?各屋根材のコストを比較してみました!
 お住まいのご購入、そして住み続けるための維持管理、人間が生活していく上で基本となる「衣食住」はいずれもお金がかかります。 特に「住」、お家のことに関しては購入する際にかなりの金額を必要としますし、数十年に渡って維持していくのにも相当な費用がかかります。 また、お子様がいるご家庭では「学」にもお金が…続きを読む
あなたの屋根はどの形?18種類の屋根と名称をご紹介
 普段、生活する上で屋根の形を気にすることはあまりないと思います。ちょっと街を歩いてみましょう。ご近所を散歩するだけで、様々な形、様々な材料の屋根があることが分かります。  カッコイイ屋根、素敵な屋根、オシャレな屋根、かわいらしい屋根、ユニークな屋根、実に様々です。神社・仏閣ともなれば荘厳なものが多…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      横浜市瀬谷区のその他のブログ

      2025/01/8 「軒天」とは?読み方や「軒裏」の違いと併せて素材や劣化症状・よくあるトラブルまで徹底解説!

       屋根は様々な部材によって構成されており、その場所・部分・種類によって名称が変わります。 そうした中、「軒天」の読み方や「軒裏」との違いについてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、この記事では軒天の読み方や軒裏の違いをはじめ、材質や劣化症状について詳しい情報を解説させていただきま...続きを読む

      2025/01/7 防水工事における「トップコート」の役割とは?劣化症状や塗り替え頻度の目安と併せてご紹介!

       防水工事によって形成される「防水層」は、ベランダ・バルコニー・陸屋根(屋上)からの浸水を防ぐ役割を担っています。 そうした中、「トップコート」は防水層の寿命を延ばす上で欠かせない存在です! 防水層が持つ本来の耐久性を活かす為にも、定期的なトップコートの塗り替え工事は欠かす事が出来ません! そこで、...続きを読む

      2025/01/6 ガルバリウム屋根にも必要!?落雪のリスクや雪止めのメリットを併せて解説

       「雪」はふわふわで軽いイメージが強いですが、降り積もる事でその重量・落雪によるリスクは大きくなります。 そうした中、屋根の上からの落雪を防ぐ上で非常に重要な役割を担うのが「雪止め」です! また、落雪はどの様な屋根材でも起こり得ますが、特にガルバリウム屋根などの金属屋根はそのリスクが大きいとも言われ...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      横浜市瀬谷区のその他の施工事例

      施工内容
      棟板金交換
      築年数
      約30年
      使用材料
      ガルバリウム鋼板
      施工内容
      築年数
      20年以上
      使用材料
      ネオアルカディアAC120F

      その他の施工事例一覧→

      屋根塗装を行った現場ブログ

      2025/01/14 「アスファルトシングル」のデメリットとは?特徴・メリットと併せて解説

       日本の家・建物で使用される屋根材はさまざまで、瓦やスレート、最近ではガルバリウム鋼板などの金属屋根材も増えてきています。 そうした中、国内ではほとんど使用されていないながらもアメリカで非常に人気を集めいているのが「アスファルトシングル」です(#^^#) そこで、この記事ではアスファルトシングルの特...続きを読む

      2025/01/11 ニチハ「パミール」を塗れない・屋根塗装出来ないのはなぜ?劣化症状からメンテナンス方法までご紹介!

       瓦やジンカリウム鋼板屋根材など、一部の屋根材を除いて屋根塗装は基本的に屋根に必要となるメンテナンス方法と言えます! 日本でもっとも使用されているスレート屋根においても、寿命・耐久性を延ばす為に必要不可欠です。 しかしそうした中、ニチハ「パミール」は塗装が出来ない・濡れないスレート屋根と言われていま...続きを読む

      2024/12/27 スレート屋根がコロニアル・カラーベストと呼ばれる理由|屋根塗装の重要性と併せて解説!

       スレートは戸建て住宅を中心に1番使用されている屋根であり、特にデザイン性・コスト面で優れている事から人気の屋根材です! しかし、スレートはしばしばコロニアル・カラーベストなどとも呼ばれ、その違いに悩まれる方も多いのではないでしょうか。 そこで、この記事ではスレートがコロニアル・カラーベストと呼ばれ...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      屋根塗装を行った施工事例

      施工内容
      屋根塗装
      築年数
      約20年
      使用材料
      日本ペイント ファインパーフェクトベスト チョコレート
      施工内容
      屋根塗装
      築年数
      20年以上
      使用材料
      日本ペイント ファインパーフェクトベスト ライトグレー

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム

      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!