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アスファルトシングルのメンテナンス方法と注意点
アスファルトシングル葺きは北米を中心に普及している屋根材で、日本でも軽量で施工性が高いことから多くの住宅で採用されています。
しかし、他の屋根材と同じく経年劣化や自然環境の影響を受けるため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
ここでは、横浜市港北区で実際に撮影した写真を交えながら、アスファルトシングル葺きの劣化症状やメンテナンスの重要性について解説します。
アスファルトシングル葺きとは
アスファルトシングル葺きは、ガラス繊維の基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けた屋根材です。
軽量でデザイン性に優れ、防水性も高いことから戸建て住宅で多く採用されはじめています。
また、瓦やスレートに比べて建物にかかる負担が少ないため、耐震性の向上にもつながります。
しかし、表面の石粒が徐々に剥がれたり、割れやめくれが発生することで、雨漏りのリスクが高まる点に注意が必要です。
アスファルトシングルの劣化症状
実際に横浜市港北区で点検を行った際に確認された劣化症状をご紹介します。
割れているアスファルトシングル
アスファルトシングルは柔軟性が特徴ですが、経年劣化や紫外線の影響により硬化し、写真のように割れが生じることがあります。
このような割れ部分から雨水が浸入すると、防水シートや野地板を傷め、雨漏りの原因となります。
全体的な屋根材の劣化
表面の色褪せやひび割れが全体に広がっている場合、屋根材自体が寿命を迎えている可能性があります。
この段階では、部分補修では対応が難しく、屋根全体のリフォームやカバー工法を検討することが望ましいです。
屋根の汚れ
北側の屋根や日当たりの悪い部分では、カビやコケが発生しやすくなります。
見た目の問題だけでなく、湿気を含んだまま放置するとアスファルトシングルの劣化を早めてしまいます。
定期的な洗浄や塗装による保護が効果的です。
下地の傷んだ屋根
屋根材の表面だけでなく、下地部分にまで傷みが及んでいる場合があります。
この状態では、塗装によるメンテナンスでは改善できず、屋根材の交換や葺き替えが必要になります。
アスファルトシングル葺きのメンテナンス方法
アスファルトシングルのメンテナンスにはいくつかの方法があります。劣化の程度や予算に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
-
部分補修
割れやめくれが一部に限られている場合は、その箇所を差し替えることで対応可能です。
ただし、同じ色の屋根材が手に入らないこともあるため、見た目が変わる可能性があります。 -
塗装による保護
色褪せや軽度の劣化であれば、屋根専用塗料を用いた塗装で防水性を回復させられます。
ただし、下地の傷みが進んでいる場合は塗装では対応できません。 -
カバー工法
既存のアスファルトシングルの上に新しい屋根材を重ね葺きする方法です。
葺き替えに比べて費用を抑えられ、工期も短縮できます。
ガルバリウム鋼板など耐久性の高い素材を使用するのが一般的です。 -
葺き替え工事
屋根全体が劣化している場合は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に葺き替えます。
下地も同時に補修できるため、長期的に安心できる工事です。
メンテナンスを怠るとどうなるか
アスファルトシングル葺きは比較的メンテナンス性に優れた屋根材ですが、放置すると以下のリスクがあります。
・雨漏りによる内装の損傷
・野地板や梁など構造材の腐食
・修繕費用が大幅に増加
定期点検を行い、早めの対応をすることで住まいの寿命を延ばすことができます。
まとめ
アスファルトシングル葺きは、軽量でコストパフォーマンスに優れた屋根材ですが、紫外線や風雨の影響を受けやすいため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
横浜市港北区でも、今回ご紹介したように割れや汚れ、全体的な劣化が確認されるケースが多くあります。
早めの補修や塗装、必要に応じてカバー工法や葺き替えを検討することで、住まいを長持ちさせることができます。
屋根の専門業者である街の屋根やさんでは、現地調査から最適なメンテナンス方法のご提案まで対応しております。
少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年10月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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