相模原市で強風対策の屋根点検、3センチ以上も浮いてしまった棟板金とスレートの劣化を確認

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相模原市で強風対策の屋根点検、3センチ以上も浮いてしまった棟板金とスレートの劣化を確認

更新日:2026年01月11日

はじめに

相模原市にお住まいのお客様より、屋根の点検をご依頼いただきました。

「築年数が経過し、屋根の状態が心配なので見てほしい」というご相談です。

屋根は普段ご自身では見えにくい場所だからこそ、知らぬ間に劣化が進行していることが多々あります。

特に近年は、大型の台風や突発的な強風が頻発しており、屋根へのダメージを心配される方が増えています。

今回は、実際に屋根に上がり、細部まで徹底的に調査を行った様子をご報告します。

屋根のメンテナンスは、雨漏りなどの被害が出る前に行う予防保全が最も重要です。

屋根全体の状態を確認

まずは屋根全体の状況を把握するために、梯子をかけて慎重に屋根の上へ移動します。

今回のお宅の屋根材は、多くの住宅で普及しているスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)です。

屋根全体を点検していきます。

屋根全体を見渡してみると、全体的に塗装の色褪せが進んでいるのが分かります。

新築時は鮮やかだった屋根の色も、紫外線や雨風にさらされ続けることで、徐々にその保護機能を失っていきます。

スレート屋根の表面には、もともと防水塗装が施されていますが、その塗膜が劣化しているサインです。

塗膜が薄くなると、屋根材自体が雨水を吸い込みやすくなり、劣化のスピードが早まってしまいます。

全体的にくすんだ印象を受ける場合、防水性能が低下している可能性が高いため、注意が必要です。

屋根の頂上にある「棟板金」の点検

屋根の面と面が重なり合う頂上の部分を覆っている金属を「棟板金(むねばんきん)」と呼びます。

この部分は、屋根の接合部から雨水が侵入するのを防ぐという、非常に重要な役割を担っています。

また、屋根の中で一番高い場所にあるため、最も風の影響を受けやすい箇所でもあります。

点検を進めていくと、この棟板金に異常が見つかりました。

棟板金の浮きを発見しました

手袋をした指がすっぽりと入ってしまうほどの隙間が空いているのが確認できます。

これは、棟板金を固定している釘やビスが緩み、板金自体が持ち上がってしまっている状態です。

これを「棟板金浮き」と呼びます。

なぜ、このように釘が抜けてきたり、板金が浮いてしまったりするのでしょうか。

主な原因は、金属の「熱膨張」と、「貫板の劣化」いう現象です。

屋根は日中、太陽の熱で高温になり、金属である板金は膨張します。

逆に夜になると気温が下がり、板金は収縮します。

この膨張と収縮を何年も繰り返すことによって、徐々に釘が外側へと押し出され、最終的に板金自体が浮き上がってしまうのです。

また、釘を固定している下地材の貫板が経年劣化によって傷んでくると、釘を固定している力が弱まってしまい、釘が抜けてきてしまいます。

危険なサイン!3センチ以上の浮きを確認

さらに詳しく調査を進めると、別の箇所でより深刻な状態を確認しました。

どれくらい浮いているのか、メジャーを当てて正確に計測してみます。

3センチ以上も浮いてしまった棟板金

計測の結果、なんと3センチ以上も棟板金が浮き上がっていることが判明しました。

多少の浮きであれば、ビスの打ち直しで対応できる場合もありますが、ここまで大きく浮いていると大変危険です。

3センチもの隙間があれば、横殴りの雨が降った際に、雨水が内部へ容易に吹き込んでしまいます。

棟板金の下には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木製の土台がありますが、雨水が浸入し続けると、この貫板が腐食してしまいます。

木材が腐ってしまうと、釘やビスを打ち込んでも効かなくなり、固定力が失われます。

その状態で大型の台風や突風が直撃すれば、棟板金が屋根から剥がれ落ち、飛散してしまうリスクが非常に高くなります。

飛散した板金が近隣の住宅や車を傷つけたり、最悪の場合、人に当たって怪我をさせてしまったりする事故にも繋がりかねません。

このレベルの浮きは、早急な修理が必要な状態と言えます。

スレート屋根に見られる苔の発生

棟板金だけでなく、屋根材であるスレートの状態も詳しく見ていきましょう。

先ほど全体を見た際にも気になりましたが、近くで見ると劣化の様子がより鮮明になります。

苔が生えたスレート屋根

スレートの表面に、黄色や緑色の苔(コケ)が繁殖しているのが分かります。

「屋根に苔が生えるのは、風情があって良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、屋根にとって苔は大敵です。 苔は水分を好むため、苔が生えている部分は常に湿った状態が続くことになります。

スレートという素材は、セメントと繊維を固めたものであり、本来は水に弱い性質を持っています。

苔が水分を保持し続けることで、スレート材が常に水を含んだ状態になり、冬場の凍結などでひび割れや反りを引き起こす原因となります。

また、根を張ることで塗膜をさらに破壊し、劣化を加速させてしまいます。

苔の発生は、屋根の防水機能が完全に失われていることを示す、分かりやすいサインなのです。

付帯部の確認と今後の対策

屋根の点検では、屋根材だけでなく、雨樋などの付帯部も併せて確認します。

雨樋が詰まっていたり、勾配がおかしくなっていたりすると、雨水を適切に排水できず、建物への負担となります。

屋根全体を点検していきます。

今回は、雨樋や軒先の板金部分などもチェックを行いました。

幸い、雨樋には大きな破損は見られませんでしたが、やはり屋根全体の色褪せと棟板金の不具合が目立ちます。

特に棟板金の3センチ以上の浮きについては、放置することができない危険な状態です。

今回の点検結果を踏まえ、お客様には以下の工事をご提案させていただきました。

まず、危険な棟板金については、「棟板金交換工事」が必要です。

既存の浮いてしまった板金と、その下にある腐食した可能性のある貫板(木材)を全て撤去します。

そして、新しい貫板(現在は腐りにくい樹脂製の貫板を使用することが推奨されます)を設置し、新しいガルバリウム鋼板製の棟板金を取り付けます。

固定には、従来の釘ではなく、抜けにくいステンレス製のビス(ねじ)を使用することで、将来的な浮きや飛散のリスクを大幅に低減させることができます。

まだまだ長期的に今の家に住む予定があり、長く屋根を使いたいのであれば、新しい屋根材を上から被せる「屋根カバー工法」も検討の余地があります。

まとめ

今回は相模原市のお宅で、屋根の点検を行った様子をご紹介しました。

地上から見上げているだけでは気付きにくいですが、屋根の上では想像以上に劣化が進行していることがよくあります。

特に棟板金浮きは、ある日突然の強風で被害が発生するまで気が付かないケースが多いトラブルです。

「うちはまだ大丈夫」と思っていても、築10年を過ぎたら一度は専門家による点検を受けることを強くお勧めします。

街の屋根やさんでは、このような現地調査からお見積もりの作成まで、無料で行っております。

相模原市にお住まいで、屋根の状態が気になる方、前回のメンテナンスから時間が空いてしまった方は、ぜひお気軽にご相談ください。

早めの点検と適切なメンテナンスが、大切なお住まいを長く守ることに繋がります。

 記事内に記載されている金額は2026年01月11日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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