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川崎市中原区|サッシからの雨漏りをコーキング防水工事で改善!
【施工前】
【施工後】
施工内容防水工事、雨漏り修理




【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
ALCパネルとタイル外壁住宅での雨漏りのお問い合わせです。外壁材にも様々な種類が存在しますが、ALCパネルは耐火性や強度に優れている為、一般住宅よりも高層ビルなどの大型建築物で使用されることが多いです。またタイルも無機系素材で劣化することがありませんので多くの方が使用したいと憧れる素材ではないでしょうか?
機能として大変優れている外壁材ですが、どのような注意点があり、また雨漏りを起こした際の補修方法を見ていきましょう。
機能として大変優れている外壁材ですが、どのような注意点があり、また雨漏りを起こした際の補修方法を見ていきましょう。
担当:富田
【点検の様子】
まずは雨漏りの状況です。サッシの木枠に水で濡れて黒染みが出来てしまっています。室内に水滴を発見した時に2つの可能性があります。 1つ目は結露です。住宅によっては壁が濡れている、サッシに水たまりが出来ているといった現象を見たことはありませんか?
外気温が低いのに、室内で暖房を付けていたりすると、室内の方が暖かくなります。その温まった水蒸気が冷えた窓・壁に付着した時に水滴と変わり結露が起きます。表内結露、内部結露と異なった条件で発生する結露が存在しますが、水滴は住宅にとっては毒です。
適度を越せば、カビ・白アリの発生、腐食にも繋がります。温度差をなくせばなくすほど結露は発生しにくくなりますので、いかに住宅の断熱性能を上げるか、極端に寒い・暑いスペースを作らないかにかかっています。
2つ目の原因は外部からの雨漏りです。結露とは明らかに違う濡れ方を起こします。隙間から、天井からまとまった部分だけ濡れて乾燥してを繰り返します。雨天時にだけ濡れる、雨水の流れが見て分かる場合は間違いなく雨漏りです。
こちらの木枠は部分的に長い間濡れていたのかしっかりと染みが出来てしまっています。 タイル部分にも変色が見られますが、汚れだけならまだしも内部の雨漏りによって、鉄筋が錆びた場合、このような黒い汚れが染み出す場合もあります。
では原因はどこにあるのでしょうか?考えられるのは外壁と屋根(屋上)です。外壁はALCパネルとタイル仕上げです。タイルは無機質材ですので劣化することはありません。そのため費用が高くてもタイルを使いたいと思う方も、長期メンテナンスフリーを考え大規模建築物にも多く使用されています。
しかし、劣化しないのはタイルだけです。目地部分は貼付モルタルの為、ひび割れを起こす場合があります。モルタルが建物の動きで割れてしまうとタイルも一緒に動き、浮きや割れ、落下に繋がります。上の写真でもモルタルの劣化によってタイルの接着力が弱まり浮いてしまっています。このように隙間が出来てしまえば雨水が侵入し、内部の劣化、そのまま雨漏りも起こしてしまいます。目地は定期的に補修しなければなりません。
こちらは一見タイル部分に何の影響もないように見えますが、外壁と外壁に設置されている部材との間はとてもデリケートです。タイルと霧除け部分には防水施工がされていましたが、やはり経年劣化、建物の動きによってシーリングにヒビがありました。
シーリングが切れてしまえば間違いなく雨漏りは起きます。しかも、霧除けというと通常サッシの上に取り付けるものですので、問題があればサッシ部分から漏水を起こしてしまいます。 ちなみに経年と共に気になるのがタイルに着いた汚れ。普通の埃でしたら通常の外壁材よりも付きにくい為、簡単に落とせますし綺麗を維持できます。しかし、付着したものを放置すると排気ガスや汚れによって段々と落としにくい付着物に変化します。
タイルの黒染みと白い染みは原因と対処方法も変わりますので後でご紹介いたします。
雨漏りの原因がタイルの目地だけとは限りません。ベランダの笠木部分には必ずと言っていいほど水たまりが出来るそうです。多少笠木にも勾配が付いているはずなんですが、内側にそして目地に集中して集まってしまっています。
通常使用されているコーキングの寿命は5年前後、持って10年です。経年と共にシーリングが硬化し、ヒビが入りボロボロに崩れてしまいます。シーリングに水が溜まれば染み入り、外壁内部を伝って内外に限らず出口を作って漏れ出します。
タイルと霧除けの際もそうでしたが、アルミとアルミの場合でも一体化していなければどこにでも隙間が存在します。すべての隙間を塞げば問題ない!という事ではないのですが、隙間をなくすことで雨漏りのリスクを回避できるのは間違いありません。
屋上に移ります。屋根に当たる部分ですが屋根と屋上は仕様が違うのは見て分かりますね。屋根は分かるように勾配が付いていますが、屋上は1/100程度です。1mに対して1㎝の高低差しかありませんので、どうしても水捌けに時間がかかります。
また屋根は多くの場合、屋根材と防水紙の2次防水型ですが、屋上は防水施工のみです。防水方法もシート防水・ウレタン防水・FRP防水・アスファルト防水と工法は多数存在しますが、いずれにしても13~18年と寿命は必ず存在します。
今回みてもわかりますが、勾配が緩い分水たまりがところどころ残っています。排水方面にゆっくりでも流れていれば問題ないのですが、いつまで経っても水たまりが解消されない、全く排水とは違う方向に流れない場合は補修が必要です。
例えば雨水が問題なく排水に流れていたとしても、排水(ドレン)に水が流れなければ全く意味がありません。使用しているドレンはL字型ですのでLに見えて通常状態です。しかし、ゴミが溜まり過ぎて下が全く見えません。水の流れも悪く、ドレンも劣化が早まりますので定期的に清掃しなければなりません。
【施工の様子】
雨漏りの補修方法、笠木から直していきます。まず雨水が内側に溜まってしまうのは勾配がおかしくなっている可能性があります。裏から叩いて直せれば問題ありませんがそんなことも出来ません。勾配も考え板金でのカバーをしていきます。
形に合わせ板金を加工し、取り付けます。今の状態では被せているだけですので、隙間から雨水が入れば同じことの繰り返しになってしまいます。 シーリングの必要箇所にマスキングテープで養生をしシーリングで補修を行います。
この際にシーリングの種類を選定する必要があります。アクリルは安価ですが耐久性に劣る為、補修には不向きです。対してポリファルサイドは柔軟性が無い為、揺れの大きい金属類等には使用できません。補修には補修内容・施工箇所に合わせて材料も選びながら作業を行います。
シーリングを隙間の内容に打設しマスキングテープを素早く剥がします。同じように隙間があった部分にも色を合わせながらコーキング補修を行っていきます。この時点で隙間が深く、シーリングが沈んでしまってはまた再度隙間が出来てしまいます。
隙間が大きい場合はバックアップ材が必要ですし、状態に合わせて下地の処理も必要です。シーリング材は数時間で触れる程度に乾燥しますが、中まで硬化するには1~3日程度かかりますのであまり触らないようにご注意ください。
タイルと庇の取り合いに移ります。庇は雨を受ける為のものですので、必ず雨水が入り込むような隙間がある場合は補修が不可欠です。タイルの浮きを補修し、取り合いにシーリングを充填していきます。しばらくは雨漏りを起こすことはありませんが、またタイルが浮いてきた、シーリングにひび割れが見られる場合は速やかに補修を行っていきましょう。
屋上の補修です。まずはドレンの清掃!掃除をしなければ劣化部分の確認も出来ません。綺麗にしてみるとドレンと防水層の間に隙間があります。ドレンに雨水を流す予定のはずが、隙間があればドレンとは関係ない所に流れ込んでしまいます。防水層にも隙間・剥がれ・穴は致命的です。全体の防水層には問題ありませんでしたが、排水周りにだけは防水施工を行っていきましょう。
部分で区切ってウレタン塗膜で補修をします。この際に厚みを付けると勾配の問題から水が流れなくなってしまいます。勾配に不安がある場合は、周りを斫って水の流れを確保しますが、今回は簡易補修で充分でした。
排水の内部にあるドレンは定期的に交換する必要があります。防水層も同様に時期を考えて補修する必要があります。今回は雨漏りが解消されたとしても、気を抜かずに定期的に清掃をしながら確認する必要はありますよ。
最後にタイルの黒染みと白い染みの違いに戻りましょう。黒い染みは汚れでしたが、白い染みにも様々な要因があります。1つはコンクリートやモルタルの目地面から雨水が侵入したことによって成分が染み出すエフロレッセンス現象です。
この場合は雨漏りを解消しない限りはいつまでも白い染みが発生しますし、白くなっている場合は雨漏りのサインにもなります。 もう一つはカビです。湿度が高く更に雨漏りを起こしている場合は可能性大でしょう。綺麗にするために最適な洗剤は違うかもしれませんが、コンクリート用のどんな汚れにも外壁を傷めずに使用できる、プラザオブレガシーの「コンクリート用アルカリ洗浄剤A-1」を使用していきます。
タオルに洗剤を染み込ませ、しっかりと吹き上げていくとサッシの白い染みが綺麗に無くなりました!こう見ると住宅全体の美観が変わりますよね。また玄関周りは毎日見る場所、そんな場所が汚いと我が家はこれ以上綺麗にならないんだ…とついため息が出てしまいますよね?もし気になる汚れがあれば、洗浄剤を変えながら弊社も試行錯誤していきますので根気よく綺麗を維持していきましょう!
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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