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大和市桜森で菱葺きの板金屋根が破損したため、破損個所を新しく菱葺きで直しました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根補修工事
築年数21年
平米数屋根30㎡ 笠木35.9m
施工期間5日間
使用材料ガルバリウム鋼板
費用100.8万円
【お問い合わせのきっかけ】
担当:佐々木
大和市桜森にあるマンションの屋根が、台風の影響により破損してしまいました。大和市桜森にあるこちらのマンションの屋根に使用されている屋根材は板金でしたが、その板金が他の屋根では滅多に見ることのない葺き方で仕上がっておりました。滅多に見ることのない葺き方とは、「菱葺き」と呼ばれる葺き方で、主に板金が使用されることが多く、板金を菱形に折り曲げて製作し、1枚1枚屋根面に取り付けていく葺き方です。
菱葺きは非常に手間のかかる取付け作業になりますが、仕上がった様子は他の屋根材では表現できない美しさがあります。風の影響で剥がれて飛ばされてしまったため、直さなければならないということで、マンションの管理組合の理事長様からお問い合わせがございました。
直す方法としましては、剥がれた部分だけを復旧させる方法と、破損した屋根面のみをもっと安価で風の抵抗を受けづらい葺き方に変えてしまう方法がございました。工事内容の方向性を決めるために理事長様主導で住民の皆様と度重なる打合せを経て、剥がれた部分だけを復旧させる方法で工事を進めることになりました。
既存の屋根の仕上がりが板金で造られた菱葺きなため、剥がれた部分だけを復旧させるときには、既存と同じ板金で造られた菱形の屋根材が何十枚も必要となります。工事前に予めサンプルとして1枚取り外して、工場でその形と同じ形状に何十枚も造ります。工事内容としましては、部分的な屋根葺き替え工事と同じような工程となります。新しく作った屋根材は、工事で作り終えてから現場に持ち込みました。
近年販売されている屋根材と比べると、職人の技術がより必要で板金職人の腕がなる工事です。また、既存の屋根には吹き込み防水策が手薄なところもありましたが、今回復旧した範囲には風の吹き込み防止となるような仕組みも取り入れて施工いたしました。
菱葺きは非常に手間のかかる取付け作業になりますが、仕上がった様子は他の屋根材では表現できない美しさがあります。風の影響で剥がれて飛ばされてしまったため、直さなければならないということで、マンションの管理組合の理事長様からお問い合わせがございました。
直す方法としましては、剥がれた部分だけを復旧させる方法と、破損した屋根面のみをもっと安価で風の抵抗を受けづらい葺き方に変えてしまう方法がございました。工事内容の方向性を決めるために理事長様主導で住民の皆様と度重なる打合せを経て、剥がれた部分だけを復旧させる方法で工事を進めることになりました。
既存の屋根の仕上がりが板金で造られた菱葺きなため、剥がれた部分だけを復旧させるときには、既存と同じ板金で造られた菱形の屋根材が何十枚も必要となります。工事前に予めサンプルとして1枚取り外して、工場でその形と同じ形状に何十枚も造ります。工事内容としましては、部分的な屋根葺き替え工事と同じような工程となります。新しく作った屋根材は、工事で作り終えてから現場に持ち込みました。
近年販売されている屋根材と比べると、職人の技術がより必要で板金職人の腕がなる工事です。また、既存の屋根には吹き込み防水策が手薄なところもありましたが、今回復旧した範囲には風の吹き込み防止となるような仕組みも取り入れて施工いたしました。
担当:佐々木
【施工の様子】
大和市桜森にあるこちらのマンションは、台風の影響で屋根が破損しました。内容としましては、屋根に使用されていた板金が風に煽られて捲れました。捲れた板金は台風による強い風にのったそのまま飛ばされてしまったそうです。
台風の被害に遭った後に現地を調査にお伺いしましたが、捲れて無くなった部分はルーフィング(防水紙)まで剥がされて、屋根の下地が露出した状態になっておりました。ルーフィング(防水紙)と木材を使用して仮養生を行って、これ以上状態が悪くならないようにしました。
大和市桜森にあるこちらのマンションでは、破損した部分のみ復旧するか、屋根全体を葺き替えるかで、マンションにお住いになられている方同士で話し合いがなされたうようです。その結果、破損した部分のみを復旧する工事を行うことになりました。大和市桜森のこちらのマンションの屋根は、板金で製作された菱葺きと呼ばれる屋根です。
鱗のように取り付けられた板金は、全て菱形に模られており、1枚1枚取付けられております。既存がどのように模られて、どのように取り付けられているかを確認するために、既存の1枚をサンプルとして取り外し、そのサンプルを元に復旧に必要な屋根材を制作します。
新型コロナウイルス(covid-19)の影響が弱まってきておりますが、街の屋根やさんでは引き続き講じた対策を行って参ります。
【養生剥がし・新規ルーフィング敷設】
既存と同じ形に製作された板金の準備が整ったため、復旧する工事に取り掛かります。仮養生していた木材とルーフィング(防水紙)を順番に取り外していきます。木材とルーフィング(防水紙)を取り外していくと、台風の被害に遭ったままの状態が露出します。
屋根材がないところに黒いシート状のものが見えますが、これは既存のルーフィング(防水紙)です。今回の屋根補修工事では、屋根材の端部が笠木の下に入り込んでいるところもあり、笠木も新しいものに交換する必要がありました。
工事の大きな流れとしましては、破損した範囲に新しいルーフィング(防水紙)を敷設して、その上で既存と同じ形に製作した板金を設置して、最後に新しい笠木を被せるという工事内容です。なので屋根補修工事と言えますが、屋根の部分的な葺き替え工事とも言えます。
仮養生で使用した木材とルーフィング(防水紙)を撤去したところに、新しいルーフィング(防水紙)を敷設します。端部は既存の板金と既存のルーフィング(防水紙)との隙間に差し込みます。
【既存と同じ形に製作した板金を取付け】
こちらが既存と同じ形に製作された板金です。ガルバリウム鋼板製の板金を使用しております。表面の色も極力既存に近い近似色で用意いたしました。既存と同じ形に製作された板金は、持ち帰ったサンプルを元に同じ形状に加工してあります。
現場で加工するのではなく、工事で加工してから大和市桜森のマンションに持ち込みました。屋根から無くなってしまった枚数分だけを製作して持ち込みます。これから1枚ずつ納めていきます。
笠木と絡んでいる箇所だけは菱形の形ではなく、三角形の形しておりましたので、こちらも工場で製作して持ち込みました。新しい板金を固定するときに必要な部材もガルバリウム鋼板の板金を使用して予め作っておきました。
この板金を使用した菱葺きは、元々手間のかかる屋根なので屋根材の製作コストも現場での作業コストも高めです。なので菱葺きの屋根はあまり見かけないと思います。それでも他の屋根材には見られないお洒落さがありますので、完成したときの写真をどうぞお楽しみ下さい。
既存と同じ形に製作された新しい板金は、パズルのように組み合わせていきます。組合す形状にすることで屋根面での固定力も向上します。そして何よりも風が入り込むことを防ぐことが可能です。菱葺きは風が入り込むことを防ぐ構造に元々なっております。
扱っているのは板金ですが、本当に四角い鱗を造っているような印象を受けます。手で組み合わせて固定しますが、金槌を使用して軽くトントン叩きながらしっかりと固定していきます。
金槌は右からも左からも下からもトントンと軽く叩いて固定していきます。金槌で叩いて組み合わせに緩みが無くなったところで、釘と予め造っておいた部材を使用して固定していきます。隣にある既存の板金と見比べてみると、形状は全く同じです。
既存の形状と何mmかズレているだけでも、1枚1枚固定していくと大きなズレが出てきてしまいますので、ミリ単位の誤りが許されません。改めて既存の板金と見比べてみると、ズレがないことが分かります。
板金を既存同じ形に製作するうえで、どうしても出来てしまう隙間があります。その隙間に風が入り込む可能性がありますので、重ねる前にコーキングを打っておきます。ほんのちょこんとしか打っておりませんが、この隙間に対しては十分な量です。
ここにコーキングを打ってから重ねると、板金とルーフィング(防水紙)との間に出来る隙間を埋めることが出来ます。このコーキングは吹き込み防止のために行っております。軒先部分は板金を巻き込むように曲げて固定します。
既存と同じ形に製作された新しい板金を1枚1枚固定していき、大和市桜森のマンションで行ってきた部分的な葺き替え工事も終盤に差し掛かります。笠木の近くまで固定しましたので、既存の笠木を外して、端部用に用意した三角形の板金を固定します。
三角形の板金を固定し終えたら、新しい笠木を被せて固定します。屋根は雨水の侵入させないために、色々なところが重なって出来ております。重ねて繋がっておりますので、今回の笠木のように破損した範囲と絡んでいる場合は、その絡んだところも交換する必要が出てきます。
【完成】
大和市桜森にあるマンションの屋根補修工事が完成しました。補修工事ではありますが、工事の内容としましては部分葺き替え工事と同じような工程で進みました。全く同じ形のものが規則正しく並んだだけなのですが、とてもスタイリッシュというか、かっこいいというか、他のマンションの屋根との違いを感じます。
マンション屋根だけではないですね。戸建ての屋根でも滅多に見ることのない板金で造られたこの菱葺き。綺麗になってとても良かったです。
上から見下ろしてみても、下から見上げてみても、また斜めから見下ろしてみても、受ける印象がそれぞれ違って見えます。遠くからもみると菱葺きと言われるだけあって、確かに菱形が並んでいるように見えますが、近くで見てみると本当に鱗のように見えます。
近年の屋根材は、すでにメーカーが製造したものを屋根面に固定するだけのものが多くなりましたが、板金で造られた菱葺きのように職人の技術がより必要な屋根も、味がって他の建物との差別化を図るには持ってこいです。私達、街の屋根やさんでは、職人の技術がより必要な板金工事も承っております。職人の技術がより必要な板金工事は、街の屋根やさんにお任せ下さい。
この度はご利用いただきまして、誠にありがとございました。
記事内に記載されている金額は2020年06月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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