HOME > 施工事例 > 葉山町一色にてニチハのパミールが使われた化粧スレート屋根のメ.....
葉山町一色にてニチハのパミールが使われた化粧スレート屋根のメンテナンス、オークリッジスーパー(ブラウンウッド)を使用したカバー工事
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数14年
平米数69.8平米
施工期間4日間
使用材料オークリッジスーパー 色:ブラウンウッド
費用123.6万円
保証10年
ハウスメーカー地元工務店


【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
葉山町一色にお住まいのK様より「遠目から自宅屋根が見えるが、少し色が薄くなっているように見える。何かしら異常があるかもしれない。」との事で街の屋根やさんへご相談を頂きました。K様邸は築15年程経過しており、お住まいのメンテナンスとしては築10年経った時に外壁塗装のメンテナンスをされていらっしゃいました。その時、屋根のメンテナンスは特に何も言われなかったのでされていなかったそうです。
まずは現地にお伺いし屋根の状態を確認致します。色が薄くなっているとの事でしたので、全体を見渡すと確かに経年で塗膜が傷んでしまった影響で色が薄れている事が確認でき、また屋根材が重なり合う端部は雨水を吸って白く変色している様子が窺えます。ここまでなら経年での劣化ですので塗装でのメンテナンスでも問題なかったのですが、気になって細かく調べていると、表面に白く削れている所や剥がれている箇所が見つかりました。まだ大きく目立ってはいませんが、屋根表面が剥離しておりました。この剥離してしまう屋根材はニチハのパミールでした。アスベスト規制が始まる前後に製造販売されていた化粧スレートの一種で、経年で表層剥離や屋根を固定する為の釘の頭が錆びるといった問題がある屋根材です。塗装でのメンテナンスは無駄になってしまう為、メンテナンス方法としては屋根工事しかございません。
以上の事をご報告し、お打合せをした結果軽量な屋根材を使用し屋根全体のメンテナンスとして、屋根カバー工事を行う運びとなりました。
まずは現地にお伺いし屋根の状態を確認致します。色が薄くなっているとの事でしたので、全体を見渡すと確かに経年で塗膜が傷んでしまった影響で色が薄れている事が確認でき、また屋根材が重なり合う端部は雨水を吸って白く変色している様子が窺えます。ここまでなら経年での劣化ですので塗装でのメンテナンスでも問題なかったのですが、気になって細かく調べていると、表面に白く削れている所や剥がれている箇所が見つかりました。まだ大きく目立ってはいませんが、屋根表面が剥離しておりました。この剥離してしまう屋根材はニチハのパミールでした。アスベスト規制が始まる前後に製造販売されていた化粧スレートの一種で、経年で表層剥離や屋根を固定する為の釘の頭が錆びるといった問題がある屋根材です。塗装でのメンテナンスは無駄になってしまう為、メンテナンス方法としては屋根工事しかございません。
以上の事をご報告し、お打合せをした結果軽量な屋根材を使用し屋根全体のメンテナンスとして、屋根カバー工事を行う運びとなりました。
担当:新海
【調査時の様子】
現地調査時の様子です。K様が遠目から見たら薄くなっている原因は、スレートの退色です。化粧スレートは出荷される時は表面にコーティングが施されている為に問題ないのですが経年により紫外線の影響や外部の過酷な環境下に置かれている為、コーティングが傷んでしまいます。結果化粧スレートが傷み雨水を吸い込みやすくなってしまいます。屋根の上に黄色い苔やカビ、藻が生えやすくなってしまいます。それを防ぐ為に化粧スレートは通常8~10年前後で塗装でのメンテナンスが必要な屋根材なのです。
さらに細かく屋根全体の調査を進めますと、目立つのが屋根材が重なり合う端部が特に白く変色してしまっている様子です。表面が薄く見えるのは退色ですが、端部が白く変色しすぎている様で気になりました。そのまま他に異常がないか確認していると特徴的な劣化を確認しました。
端部を下から覗き込むように確認してみますと、写真左の様に化粧スレートの内部が何層にも分かれて剥がれそうになっている様子が窺えました。日差しが強かった為に手で日差しを遮って端部を撮影した様子です。
この特徴的な剥離の仕方はニチハのパミールによく見られます。経年で必ず表層剥離が起きてしまう化粧スレートでして、塗装でのメンテナンスが無駄になってしまいます。表面にプツプツと削れて孔が開いているように見えたり、軒先の一部に表層剥離が確認できました。K様邸の屋根は6寸急勾配で、経年での汚れも重なって軒先まで移動するのが困難でしたが、細かく見た結果数か所だけ表層剥離が確認できました。また通常表からは確認できない釘の頭も錆びてしまう事もあり、下手に屋根を移動していると固定できなくなったパミールごと屋根から落ちてしまう事もありますので、パミールが使用された屋根の調査はとても慎重に行わなければなりません。
以上の事から「塗装でのメンテナンスをしても無駄になってしまう屋根材」としてご説明させて頂き、屋根カバー工事をご提案させて頂きました。
【屋根工事着工】
まずはカバー工事をする最初の工程として、既存屋根の役物を撤去致します。屋根材同士がぶつかり合う所に設置してあります棟板金の撤去作業や軒先にある雪止め金具の切断作業がそれにあたります。勾配が急な事もあり、なかなか手間がかかってしまいます。雪止め金具は電動工具で根元から切断しておきます。こうすることにより、屋根面が平になりルーフィング(防水紙)の敷設が綺麗にまとまります。
棟板金は内部に下地木である貫板が必ず設置されております。貫板をよくご覧ください。湿気や経年でできてしまう棟板金の隙間から雨水が入り込んだ結果で貫板に黒染みが多く出来ており腐食している様子が確認できます。よく強風や台風が直撃し棟板金が浮いたり飛散したりする場合、多くはこの貫板が腐食してしまっており釘が簡単に抜ける状態になっている事が原因です。屋根カバー工事では新しく棟も交換するので安心です。棟板金を全て撤去しましたら清掃し次の工程であるルーフィングの敷設に入ります。
ルーフィングは田島ルーフィングの遅粘着性ルーフィング、タディスセルフをご提案させて頂きました。K様邸の屋根に使われておりますのは脆い状態になってしまっているノンアスベスト化粧スレートのパミールです。これ以上あまり孔をあけたり傷める事は止めておきたいところです。
どんな屋根材でも固定には釘を打ち込むのでその時に釘穴ができてしまうのは仕方ないのですが、ルーフィングの固定段階で釘で打たなくても問題なくなる事が粘着性ルーフィングであるタディセルフの強みです。釘やタッカーで固定する必要がありません。パミールの表層剥離や劣化が見えない所で進むことも考え、敷設後2時間ほどで強固に既存化粧スレートに溶着し、また釘を打ってもその回りから漏水がしにくいように粘着してくれますタディセルフは、屋根カバー工事と相性が良いのです。
軒先から敷設し、横の重なりと縦の重なりの重ね代を十分に取り屋根全体に敷設し終え先行して取り付けた軒先の水切りの上へ被せたら、いよいよ本体であるオークリッジスーパーの取付開始となります。
【オークリッジスーパーの取付】
軒先にスターターと呼ばれる役物を取り付けたらいよいよオークリッジスーパー(ブラウンウッド)を葺いてゆきます。途中千鳥に雪止め金具を取り付けるのも忘れずに葺き始めます。オークリッジスーパーの固定にはもちろん釘を使いますが、重ね合う部分にセルフシーラントがあります。それらが熱で溶け屋根材同士が強固にくっついてくれますので、強風にも耐えられる仕様になっております。また見えない所ではありますが、オークリッジスーパーにあります白い釘打ち線に釘を打ちましたら、その上70mm前後に専用のシングルセメントを塗布しより強固に屋根材同士が固定できるようにしております。写真右の職人が行っている所がシングルセメントを塗布している所です。
綺麗に葺きあがってきました。K様邸は寄棟屋根になっており、4つの屋根面から構成されております。どうしても斜めに屋根材がぶつかる所が出てきてしまいます。このような所は現地にてオークリッジスーパーをカットしておきます。板金バサミで職人が丁寧にオークリッジスーパーを加工している様子です(写真右)。施工期間は晴天にも恵まれ、急勾配にも関わらず予定よりも早く屋根本体が葺きあがりました。
最後の雨仕舞である棟板金の取付を残すのみとなったK様邸の屋根の様子です。主張しすぎないブラウンウッドがとても映えます。以前はグレーの化粧スレートが葺かれていた屋根もK様のイメージ通り明るすぎない屋根に変えたいとのご要望にぴったりの仕上がりになりそうです。
この後雨仕舞として換気棟と棟板金の取付となります。
【棟納め】
貫板を野地板へ向けてビスでSUSビスで固定致します。街の屋根やさんの棟納めはSUSビスでの固定を標準仕様としており、釘での打ち込みに比べますとより強く、しっかりと固定が出来るためにSUSビスを使用しております。貫板を設置し終えましたらガルバリウム鋼板製の棟板金を側面からSUS(ステンレス)ビスで固定致します。棟板金の色もお選び頂けます。今回はブラウンウッドに近いブラウンを選択致しました。
また、棟板金は全てが繋がっているわけではございません。必ずどんな棟板金にも継ぎ目や重なり部分が生まれてしまいます。そこからの雨水の侵入を防ぐ為に。マスキングにて養生をしてからシーリングを打ち込み雨仕舞をしっかりとしておきます。使う色も棟板金に合わせて茶色でシーリング施工をし、棟納めが完了です。
【完成】
葉山町一色K様邸のオークリッジスーパー、お色はブラウンウッドを使用した屋根カバー工事が無事に竣工となりました。調査にきてもらうまではパミールとは知らずに塗装でのメンテナンスができると思われていたK様も一時はパミールと知りご不安を感じていらっしゃいましたが、屋根専門の街の屋根やさんに調査にきてもらって工事も無事に終わりよかったとお言葉を頂きました。お客様も事前にネットで調べる事ができるとはいえ、知らない事が多いのが普通だと思います。街の屋根やさんでは、知らない事がある部分のご不安を取り除けるように分かりやすく屋根の現状をお伝えし必要な工事をご提案させて頂いております。
今回使用した屋根材はオーウェンスコーニングのアスファルトシングル材であるオークリッジスーパー、色はブラウンウッドです。全7色からお選び頂けます。また、長期メーカー保証もついているのも安心材料の一つです。屋根材としての性能は、基本水を吸い込まない為に防水性に優れており、また弾力性が有る為に雨音の心配もしなくても済みます。表面に焼き付けてあります自然石の効果で対候性にも優れており、軽い屋根材として屋根カバー工事の選択肢として優秀な屋根材ではないでしょうか。
この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
2021年12月9日追記
街の屋根やさんでは、施工後に定期点検を実施しております。こちらの屋根全体がよく見渡せる写真は、街の屋根やさんでは多く使用するようになりましたドローンにて屋根全体の様子を撮影したところです。施工中の屋根の様子よりも、ドローンにて全体を確認できるこちらの写真はいつも施工後の点検時、お客様からはとてもわかりやすいと好評を頂いております。
ズームも行えますので、例えば棟板金の釘が浮いている等の細かい部分の点検も屋根に上がらずとも確認出来ることが可能になりました。しかし、お客様のご不安を取り除く為に実際に屋根に上がる事もございますので、ご安心ください。
【選べる多彩な屋根材、オークリッジスーパー】
オーウェンスコーニングのアスファルトシングル材、オークリッジスーパーは多くのお客様に選ばれておりまして、私たち街の屋根やさんでも施工実績が豊富にございます。上記の写真は一例ですが弊社で施工を行わせて頂きました。
メーカーが用意している屋根材のお色も7色からお選び頂けますので和風・洋風のお住まいに関わらずに外観にマッチします。
カバー工事でも、葺き替え工事でも綺麗に納まるオークリッジスーパーは和風洋風関わらずお勧めできる軽量屋根材の一種です。セルフシーラントで強固に屋根材同士が密着し、耐風性能もあり、また屋根材自体が錆が出たりしないアスファルトを基材にした商品でして、メーカー保証も30年と長期保証がついている点も安心です。
これから、屋根のリフォームをご検討されているお客様は、施工実績が豊富な街の屋根やさんへ是非お任せください。
記事内に記載されている金額は2021年12月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

工事を行ったK様のご感想をご紹介いたします
K様のアンケート
【工事前】

【工事後】

K様のアンケートを詳しく見る→

関連動画をチェック!
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
ニチハの「パミール」は、普通のスレート屋根材と比較してみてもかなり短い期間で屋根としての機能が失われる屋根材です。その劣化症状は特徴的で、まるでミルフィーユのような層が露出した剥がれ方…。全国各地で、パミールの屋根材によるトラブルが頻出しています。そんな状態を見たら、今後のメンテナンスに不安を感じま…続きを読む
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

このページと共通する工事内容の新着施工事例
葉山町と近隣地区の施工事例のご紹介


同じ工事のブログ一覧

点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!
お電話でのお問い合わせは
通話料無料

0120-989-936
8時30分~20時まで受け付け中!