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横浜市磯子区でシルガードを使って漆喰詰め直し工事
シルガードとは住宅に使われる南蛮漆喰の商品名です。一般的な漆喰よりも防水性が高く屋根の棟や取り合い部などに使われています。シルガードの中でもさらに白と黒に分かれているため、その違いや用途、さらに漆喰工事の様子などをこのページでご紹介いたします。
シルガードの用途について
屋根には古くは葺き土として粘土などを使っていました。棟や平部の瓦がずれないようにこの土を使っていましたが、棟においては土が表面に出てしまわないよう、漆喰で塗り固める必要がありました。シルガードなどの南蛮漆喰は、この葺き土の代わりとしても使えますし、漆喰としての役割もこなすため、現在多くのお住いで使われています。
実際に葺き土を使うよりも、シルガードを使ったほうが耐久性が高いことや、防水性にも優れているため街の屋根やさんでも使用しております。
南蛮漆喰と通常の漆喰との違い
そもそも漆喰とは消石灰や粘土、海藻のりなどを混ぜ合わせたものです。主成分は消石灰で、それだけでは安定しないため、つなぎとして海藻のりなどの糊成分や繊維質を使っていますが、地域などによって一言で漆喰といっても成分に違いがります。
また、漆喰は古くは湿気や乾燥を防ぐことや、さらには気密性にも優れておりお部屋を快適に調整してくれます。他にも漆喰は燃えにくいということから、防火対策としても古くから住宅に使われてきました。
一方、南蛮漆喰はというと、通常の漆喰にさらに特殊なシリコンなどの防水材が使われており、屋根など常に風雨にさらされる環境においても高い耐久性を発揮できるものです。ですので、南蛮漆喰=屋根用と捉えているかたも多いです。
シルガードには白と黒がある
インターネットの検索でシルガードと検索すると、シルガード(白)とシルガード(黒)と2種類出てくるので、不慣れな方はどんな違いがあるのか迷ってしまうのではないでしょうか。
実はこの白と黒、成分や性能面では違いがなく、極論では色の違いだけということです。屋根によっては黒のシルガードを使うと違和感が出るといった場合は白を使うことや、黒は外観に影響ないところで使うなどの用途に分けて使います。しかし、値段には違いがあり、白の方が高価になります。
シルガードの耐用年数と交換時期のサイン
一般的にシルガードを含む南蛮漆喰の耐用年数は10年から15年ほどです。耐用年数を過ぎ、経年劣化が進むと様々な問題が発生してきます。漆喰の劣化によって起こる代表的な問題は、漆喰剥がれによる雨漏りです。南蛮漆喰は通常の漆喰に防水性を高めるためにシリコンが含まれています。これにより水分が屋内に入るのを防いでいるのですが、漆喰が剥がれるとそこから水分が浸水して雨漏りを引き起こすのです。
他にも棟瓦の土台に使われた漆喰が剥がれると中の土が出てきてしまったり、さらには棟の歪み、最終的には棟が崩れるといったケースもあります。
それでは漆喰の交換時期を知らせるサインをご紹介いたします。
・変色や苔の発生
漆喰が古くなると水分によって変色したり苔が生えてきたりします。苔が生えると、その部分は余計に水はけが悪くなるので傷みを促進させます。
・ひび割れや欠け
劣化が進むと漆喰にヒビや欠けが発生します。漆喰の補修時に既存の漆喰の上から漆喰が塗られていますが、漆喰の状態が悪いと上から塗った漆喰も剥がれてしまうため基本的には古い漆喰を剥がしてから新しい漆喰を塗ることが望ましいです。
漆喰の状態を確認するために屋根に上るのは危険です
この記事をご覧になって、ご自分で屋根の漆喰の状態を確認しようとお考えの方。ちょっとお待ち下さい。
屋根に上るのは大変危険ですし、素人目には問題だと判断できない場合もあります。また、屋根の上を歩いて瓦などを割ってしまったりと余計なトラブルを引き起こす可能性があります。
街の屋根やさんでは漆喰はもちろん、屋根や外壁などお住まいをトータルで無料点検させていただきます。漆喰に傷みが出てきているとすると、それ相当の年数が経過しているため他の箇所にも問題が出ている可能性も高いため、漆喰だけでなくお住まい全体を調査しておくことが必要です。
私達街の屋根やさんでは調査だけでなく、もし問題が見つかった場合には工事のお見積書も無料で作成いたします。
お住まいのことで気になることがあればお気軽にご相談ください。
無料点検はこちらからお問い合わせください
シルガードを使った漆喰詰め直し工事の様子
横浜市磯子区で屋根のメンテナンス工事をおこないました。瓦屋根で棟に詰めてある漆喰が落っこちてしまったという事で、詰め直し工事をおこなう事になりました。
『しっくい』といって現在使われている材料の殆どが、このシルガードです。耐久性と施工性に優れている漆喰なので、非常におススメの材料ですので、弊社ではこちらを使っております。
最初に点検に伺った時の状態です。屋根の上に剥がれ落ちた漆喰の欠片が転がっていました。右の写真は剥がれて下地の土が見えてる部分にコケがビッシリと生えていました。結構前からこの状態なのがわかります。土が剥き出しになっていると、雨が降るたびに土が削られてしまい、棟が崩れる原因になりますので、放置できる状態ではありません。
漆喰工事は古いしっくいを剥がすところから始めます。古い漆喰の上から塗る業者もいる様ですが、簡単に剥がれてしまったり、、棟の下に雨水が回り込んで雨漏りしてしまうこともありますので、必ず『詰め直し』工事をしてください。
古い漆喰を綺麗に剥がした跡は、シルガードを詰めていきます。のし瓦という平たい瓦が2段積んであるのですが、上の段の外側よりもはみ出さない様に詰めていきます。この詰める位置も重要で、雨水が隙間から入ったとしても漆喰の外側に流れるようになるからです。
綺麗に仕上がりましたがどうでしょう?棟の漆喰は美観だけではなくて雨漏りを防ぐ重要な役割をしていますので、剥がれたり欠片が落っこちてきましたら、早急に直してあげましょう。横浜市磯子区のお客様もシルガードを使った漆喰詰め直しの仕上がりをみて、満足して頂きました。
漆喰の劣化が進んでいるときは棟瓦取り直し工事
シルガードなど漆喰の劣化が進んでいる場合や台風後に棟が歪んでしまった場合には、漆喰詰め直し工事ではなく、棟瓦取り直し工事を行います。漆喰詰め直し工事は表面を補修するイメージですが、棟取り直し工事は土台から補修するので今後台風が来た時も安心です。棟瓦取り直し工事の手順をご紹介いたします。
①棟の撤去
棟を構成している棟瓦、のし瓦、葺き土などを全て撤去し、清掃を行います。
②新しい土を盛る
棟瓦をまっすぐ並べられる様に糸で目印をつけ、それに合わせて棟の土台となる土を盛ります。
③棟瓦を乗せる
土の上にのし瓦、その上に棟瓦を乗せていきます。のし瓦と屋根瓦の間にシルガード(漆喰)を詰め、棟が崩れないように銅線でしっかりと固定します。最後に、鬼瓦を設置し、鬼瓦の周りにもシルガードを塗って固定したら棟瓦取り直し工事の完了です。
瓦屋根は重量があるため、他の屋根材に比べて耐震性が劣ってしまいます。棟瓦を乾式工法で施工するだけでも、屋根が軽量化されて耐震性がアップするのでおすすめです。
瓦屋根についてご質問や御不明な点など御座いましたら、フリーダイヤル0120-989-936までお気軽にご相談・お問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2021年04月20日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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- 施工内容
- 屋根カバー工法
- 築年数
- 約25年
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