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風の影響で化粧スレートが割れてしまいました|横浜市金沢区

更新日:2021年10月29日

 横浜市金沢区S様より、風で化粧スレートが割れてしまったとお悩みのご相談がありました。横浜市金沢区S様のお宅では、実は以前にも同じお悩みのご相談があり、化粧スレートの補修工事をさせて頂いたことがありました。横浜市金沢区S様のお宅に、今回も調査にお伺いいたしましたが、化粧スレートが割れてしまう、もしくは割れやすいのは、ご自宅を取り巻く環境も影響していることがあります。

化粧スレートとは?

スレート屋根材 スレート

 近年多くのお住まいで採用されている屋根材が化粧スレートですが、主原料はセメントと繊維質を混ぜ、厚み5㎜にまで圧縮した屋根材になります。2000年頃まではアスベスト(石綿)を含有していた為非常に強度が高く耐久性が高かったのですが、健康問題の観点からアスベストに制限がかかってからはノンアスベストの化粧スレートが販売されるようになりました。初期は問題点が多くニチハのパミールやクボタのアーバニー、セキスイのかわらUなどが『塗装出来ない屋根材』として知られていますが、技術も進歩し近年の化粧スレートには大きな問題はありませんのでご安心ください。

ニチハのパミール クボタ―のアーバニー

 仮にニチハのパミールやクボタのアーバニーを使用されている場合、メンテナンス方法はカバー工法・葺き替え工事の2択です。これらはアスベストに代わる素材で構成されていますが、非常に強度に乏しく塗装前の高圧洗浄で表面剥離や割れを起こしてしまいます。塗装が出来たとしても通常の屋根材よりも耐久性が低い為、早い段階で劣化が表れ始めてしまいますので、メンテナンスには十分に注意しましょう。

ちなみに現在の化粧スレートの耐用年数は25~30年程です。しかしこれがお住まいの環境によって大きく前後し、築15年程で自然災害等を理由に雨漏りを起こすことがあれば、30年を経過しても問題なく生活が出来ているというケースもありますので、一概にいつまで使用できるという事はお伝え出来ません。

 

屋根が風の影響を受けやすい環境

風による化粧スレート割れ① 風による化粧スレート割れ②

 調査のために屋根に上がってみると、前回補修を行った箇所の周囲で割れが発生しておりました。風が化粧スレート同士の重なり部分の隙間に入り込んで、捲れ上がってしまうことで最終的に割れてしまったようです。屋根の色は緑色ですが、白い線がたくさん入っていることがお分かり頂けると思います。これも風が原因でひび割れてしまったものです。風の影響を受けていない反対側の面はひび割れが全く発生しておりませんでした。

 

風による化粧スレート割れ③

 屋根面を軒先側から見てみると、ひび割れが無数に発生しております。赤い丸はひび割れで、黄色い丸は化粧スレートが浮き上がっている状態です。化粧スレートは風の影響を受けすぎると割れてしまうのです。

 今回は塗膜保護もしっかりされていることから風が大きな要因だと考えられますが、メンテナンスが不十分だったためひび割れが起きてしまいやすくなることもあります。
というのも化粧スレートは塗膜保護が十分でないと吸水してしまう素材です。塗膜が劣化し吸水、晴れて乾燥という過程を繰り返すと、屋根材が浮きや反りを起こしてしまいます。その浮きや反りが進行すると風で煽られやすくなり割れてしまうという現象が非常に多くなってしまうのです。浮きや反りは一度起こすと塗装で改善できなくなってしまう為、浮きや反りを起こしてしまう前の塗装メンテナンス、割れを軽減するための補修が非常に重要です。
塗装を行う際にはひび割れをシーリング材で補修し、塗装で補修跡も隠せるように施工しますので塗装後はひび割れも目立たず綺麗に仕上げることが出来ます。

 

風による化粧スレート割れ④ 風による化粧スレート割れ⑤

 ただ化粧スレートが割れやすいといのもありますが、割れてしまったり割れやすいのは、ご自宅を取り巻く環境も影響していることがあります。横浜市金沢区S様のお宅は、周囲のお宅よりも高い位置に建てられており、真正面には海が見えます。海側から風が吹くと、もろに受けてしまう環境にあるのです。そして屋根面が海に対面するかたちで造られておりますから、化粧スレート同士の重なり部分の隙間に入り込みやすくなっているということも言えるのです。おそらくこれからも割れる現象は続いていくでしょう。海を向いている屋根面だけ葺き替えれば、現状は改善されますが、環境的に化粧スレートを使用した屋根は不向きなようです。割れた破片により周囲の建物を傷つけてしまう可能性もあります。この場合は、屋根カバー工事か屋根葺き替え工事を行って、風の影響を受けても割れづらい材料を使用した屋根にしたほうが、今後のご不安も解消されるでしょう。

天然スレートとセメント瓦

天然スレート
 化粧スレートの他に、天然スレートとという屋根材があります。
 天然スレートは粘板岩という天然の岩石を加工して製造されており、セメントに繊維素材を混ぜて加工する化粧スレートとは素材が大きく異なります。特徴は天然の岩石を使用していることから耐用年数が長いことで、水を吸ってしまう化粧スレートとは違って塗装メンテナンスも必要ありません。また、天然素材の独特な高級感があり、東京駅の駅舎にも使用されています。
 ただ、重量があるため耐震性に不安があり、割れやすい屋根材であることがデメリットとして挙げられます。素材や施工技術といった観点から費用も高額になりやすいです。

セメント瓦
 化粧スレートと同じくセメント系の屋根材としてセメント瓦があります。

セメント瓦 セメント瓦

 セメント瓦は粘土瓦と違い、塗装を必要とする瓦です。化粧スレートと同様にセメントが水を吸うことで劣化を引き起こすため、定期的に表面を塗膜で保護する必要があります。以前は粘土瓦よりも大量生産が可能であり、安価でもあることから人気の屋根材でしたが、現在では製造されていません。そのため、割れや欠けなどの症状が発生しても同じ瓦製品での交換が難しい状況なのです。塗装によるメンテナンスが必要ですが、長い目で見ると葺き替え工事によって軽量な屋根材への変更をご検討された方が良い場合もあります。

メンテナンスで屋根材を変更する際の注意点

ガルテクト 塩害に注意

 屋根カバー工法で使用されることが多い屋根材は軽量で住宅に多大な負担をかけず、耐久性に優れた金属屋根材が主流になります。しかし今回は海風が来ている住宅というのもポイントです。現在多く使用されているガルバリウム鋼板は錆びにくい表面に仕上がっていますが、塩害は金属の錆を助長させる原因にもなります。使用する屋根材によっては海から一定の距離以遠からメーカー保証が付きますので、距離や塩害の度合いを確認して施工を検討していく必要があります。

 風に強く割れを起こさず且つ塩害に関係なく施工できる屋根材としてオススメは防災瓦です。現在施工される瓦の多くは固定に関して考慮されていますが、防災瓦は自然災害で被害を受けにくい仕様になっていますので尚安心です。また決まった施工店しか施工できませんが、KMEWのROOGA(ルーガ)は腐食しにくい下地組から飛来物でも割れない非常に強い瓦です。また住宅構造次第にはなりますが、カバー工法が出来るという点も注目すべき点でしょう。ROOGAは通常の瓦の約1/2の重さに仕上がりますので、気になる方はお気軽に私たち街の屋根やさんにご相談ください。

ベスコロフィラー 下地処理を綺麗にしたうえでの屋根塗装

このままスレート屋根材を使用する場合は、ひび割れ等を補修しながら屋根材の肉痩せを改善させるフィラーで下塗りを行う等の対策を行う事でひび割れを起こしにくく長く使用することが可能です。今後のライフスタイルや屋根の状態、コストに合わせて最適な補修方法をご提案させて頂きますのでご安心ください。

 街の屋根やさんでは、屋根だけでなくご自宅を取り巻く環境も考慮したご提案をすることが可能です。屋根に関することは、街の屋根やさんにお任せ下さい。フリーダイヤル0120-989-936まで。

 

 

 

 記事内に記載されている金額は2021年10月29日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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